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すべての「警察車両」”交通”取り締まり行うの? 「青白の輸送車」「救助車」「捜査車両」に“捕まる”ことあるのか

くるまのニュース / 2023年4月18日 14時10分

街で見かける警察車両は、白黒のパトカーや覆面パトカーだけでなく、青白の大型輸送車など多岐に渡ります。そんな警察車両が交通取締りを行うことはあるのでしょうか。

■どんなクルマが交通取り締まりをしている?

 警察車両には白黒のパトカーをはじめ、白バイや覆面パトカーなどさまざまな種類があります。
 
 たとえば、交通事故の現場で捜査をおこなうバンタイプの交通事故処理車や大規模警備・災害の際に警察官を輸送するバスタイプの大型輸送車などもそのひとつです。

 交通事故処理車は一般的なパトカーと同じ白黒のクルマですが、バンタイプであるため内部が広く、中に事故当事者を乗車させて事情聴取をしたり、交通整理に必要な機材を積んだりすることが可能なほか、屋根の部分に事故を知らせる表示装置が設置されているのが特徴です。

 また大型輸送車については青色と白色のラッピングがほどこされたバス車両を用いたもので、海外の要人が来日する際の大規模警備や被災地への支援活動などで大勢の警察官を輸送する際に使われます。

 そのほかにも、災害現場の救助活動で使用する高性能救助車、事件や事故、災害など幅広い救助活動で使われるレスキュー車などのクルマがあります。

 北海道警察のホームページにおいては、警察の乗り物として山岳遭難者の救助や雪がある場所での警察活動に使用する雪上車やスノーモービルも紹介されており、仕事にあらゆる乗り物を駆使している様子がうかがえました。

 このように警察はさまざまな車両で活動していますが、交通取り締まりでは馴染みのないこれらの車両で交通反則切符を切られることはあるのでしょうか。

 結論から言うと、警察車両すべてが交通取り締まりをするわけではなく、交通機動隊や警察署の交通課、地域課といった特定の部署に所属する車両を使って交通取り締まりがおこなわれます。

 警視庁を例に見てみると、警視庁は「総務部」、「警務部」、「交通部」、「警備部」、「地域部」、「公安部」、「刑事部」、「生活安全部」、「組織犯罪対策部」、「犯罪抑止対策本部」という部門のほか、警察学校や102の警察署などから組織されています。

 多くの部門や警察署がある中で、交通取り締まりに関係するのは交通部や地域部に属する部署、そして警察署の交通課や地域課です。

 たとえば警視庁の交通部門の中には白バイで有名な交通機動隊や、高速道路での事故処理などをおこなう高速道路交通警察隊が含まれますが、いずれも白バイやパトカーによる交通取り締まりをおこなっています。

 また警視庁地域部に属している自動車警ら隊についても、白黒のパトカーでパトロールをおこないつつ、不審者への職務質問や交通取り締まりなどの業務をしています。

 さらに各都道府県によって多少の違いはあるものの、警察署の交通課で取り締まりを担当している警察官や、地域課に所属しているいわゆる「交番・駐在所のお巡りさん」についても同様に、業務のひとつとして交通取り締まりをおこなっています。交番・駐在所の警察官であればバイクやミニパトカーを使っているケースが多いといえるでしょう。

 原則、警察官が交通取り締まりをする際は白黒のパトカー、取り締まり用の覆面パトカー、白バイ、交番の警察官が乗車するバイク、場合によって交通事故処理車などを利用することがほとんどであり、それ以外の警察車両は取り締まりには使われません。

 とはいえ、交通取り締まり担当ではない車両の多くにも通信機器が装備されているほか、警察官自身が無線機や携帯電話を所持していれば、緊急時には通報も可能だといえます。

※ ※ ※

 警察にはいろいろな車両がありますが、交通取り締まりをおこなうのはパトカーや白バイといった特定の車両であり、覆面パトカーを除けば一目で警察だと分かるようになっています。ただし、警察官が近くにいる・いないにかかわらず、日頃から安全運転を心がけることが大切です。

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