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存在感あるトヨタの「ド迫力SUV!」 注目度バツグンの「ランクル300」 高速&街乗りはどう? 様々な道で実体験!

くるまのニュース / 2023年4月23日 19時10分

2021年に登場したトヨタ「ランドクルーザー300」ですが、実際に高速道路や街中など様々な場所で乗るとどうなのでしょうか。

■誰もが気になる存在…それが「ランドクルーザー」

「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」を使命としてきたトヨタ「ランドクルーザー」
 
 その伝統は1951年に登場した初代(TOYOTA BJ型)から現在まで受け継がれています。
 
 2021年にはランドクルーザー300が登場しましたが、どのような特徴があるのでしょうか。

 ランドクルーザーは「信頼性」、「耐久性」、「悪路走破性」を実際に使用するユーザーの用途に合わせて進化させてきました。

 2021年6月10日に世界初公開されたランドクルーザー300(以下300系)は、前述の信頼性・耐久性・悪路走破性は進化させつつ継承させ、さらには世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現。

 具体的には、ランドクルーザーの伝統ともいえるフレーム構造はそのままにTNGAに基づく「GA-Fプラットフォーム」を採用しています。

 パワートレインは、軽量化・低重心化させた3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジン/3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンを採用することで、先代モデルに搭載されていたV型8気筒エンジンをも超えるクラストップレベルの動力性能とドライバビリティの実現しました。

 また見た目は、ひと目でランドクルーザーと分かる塊感に加えて、オフロード走行でもダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形など採用。

 内装では、悪路状況でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルや、直感操作ができるスイッチ類を機能ごとにレイアウトするなど、様々な環境で使うことを想定して開発されています。

悪路に強いだけじゃない? 300系はオンロードも快適なクルマだった?悪路に強いだけじゃない? 300系はオンロードも快適なクルマだった?

 このように長い歴史を持つランドクルーザーですが、今回は309馬力&700N・mトルクを発揮する3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンを搭載した「ZX」グレードで様々な道を走ってみました。

 通る道は、東京都都心、高速道路、ワインディング、未舗装路(ドライ&ウェット)と300系を体感するにはピッタリな状況です。

 まず都内で走るには少し心配なボディサイズ(全長4985mm×全幅1980mm×全高1925mm)&取り回し(5.9m)ですが、実際に住宅街などを走っていてもそれほど気になりません。

 むしろアイポイントも高い&スクエアなボディ形状により、セダンなどよりは見切りが良いです。

 さらには「操舵アクチュエーター付パワーステアリング(パワステ)」を採用していることで、低速時でも軽くステアリングを操作出来ることから取り回しも優れています。

 一方で、速度域の高い高速道路で300系はどうなのでしょうか。

 一般的に「ランクルは直進安定性が不安」という印象があるようですが、実際には速度が出てくるほど安定してくる印象があります。

 これは、前述のパワステが採用されたことで「レーントレーシングアシスト」などの操舵支援機能が追加されてことや、サスペンション関連を刷新したことで乗り心地と操縦安定性が向上したことが挙げられます。

 また走りの面では、新採用の「可変ノズル付2ウェイツインターボ」を採用しているため、高速域ではツインターボの大吸気量によるのびやかな加速が体感可能で「こんなに気持ちよく加速するのか…」と驚きを隠せません。

■ワインディングや悪路こそランドクルーザーの本領発揮?

 続いてワインディングで、今回は長野県の山間部を走りしました。

 上り勾配が続くクネクネ道は一見2トンを超える車両重量の300系では苦手な印象がありましたが、実際には軽快に走ってくれます。

 とくに前述の「可変ノズル付2ウェイツインターボ」は、低速域にシングルターボとなることで反応の良くなることに加えて、組み合わされる10速ATは低回転からグイグイと盛り上がるディーゼルならではのトルクを生かして力強い加速が体感出来ます。

 また採用されるGA-Fプラットフォームは、約200kgの大幅な軽量化/低重心化/前後重量配分の改善などが行われており、重さやロール感を覚えない走りに寄与しているようです。

悪路走行時には「ランクル」という安心感が不思議とある悪路走行時には「ランクル」という安心感が不思議とある

 今回、スコールのような大雨に遭遇するなかで未舗装路を走る機会もありました。

 従来の乗用車では少し不安になるぬかるんだ道でも、どこか「ランクルなら大丈夫」といえる信頼があるのは長い歴史が気づいた賜福と言えます。

 映画やドラマに出るような過酷な路面には遭遇しなかったものの、300系にはタイヤの空転によるスタックや駆動力不足による失速が起こりやすい路面状況に応じた走行支援として「マルチテレインセレクト」を設定。

 これは4つの走行モードが駆動力、サスペンション、ブレーキ油圧を自動で統合制御することで、高い走破性を発揮します。

 また悪路以外でも狭い道や視界の悪い状況で役に立ったのが「マルチテレインモニター」です。

 これは4つのカメラで、ドライバーの死角になりやすい車両周囲の状況確認が出来るものとなり、タイヤ付近の状況や障害物との距離感を把握出来ます。

ランドクルーザー300にもはや…死角はない?ランドクルーザー300にもはや…死角はない?

※ ※ ※

 300系は「様々な道を走る」という面においては唯一無二の存在と言え、そのための伝統的な機構と最新技術が盛り込まれた機能が採用されています。

 その一方で長距離運転でも疲れを感じさせない工夫も多く施されており、個人的には快適機能の「快適温熱シートとシートベンチレーション」があることでかなりの面で救われました。

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