ガソリン9週ぶり値下がり レギュラー平均168.2円 一方で「補助金なし価格」は値上がり続く
くるまのニュース / 2023年4月19日 15時30分
経産省資源エネルギー庁が、ガソリン店頭価格を発表しました。レギュラー全国平均は、9週ぶりの値下がりです。
■先週から0.1円値下がり
経済産業省資源エネルギー庁は2023年4月19日、レギュラーガソリンの17日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり168.2円で、前回(10日)時点から0.1円安くなりました。
9週ぶりの値下がりです。
都道府県別にみると、17道県で値上がり、5県で横ばい、25都府県で値下がりをしています。
店頭価格で最も安かったのは宮城県で161.0円、次いで岡山県162.4円、兵庫県163.1円です。
一方、最も高かったのは長野県で178.5円、次いで長崎県178.3円、鹿児島県176.8円でした。
※ ※ ※
ガソリン価格の高騰を受け、政府は石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施。ガソリン、軽油、灯油、重油を対象に2022年1月から1リットルあたり5円、3月から25円、4月から35円を上限に支給しており、さらにそれでもガソリン1リットルの平均価格が170円(4月25日週以降は168円程度)を超過したら、その半分を支援すると発表しています。
ただし2023年1月から上限の引き下げを始めており、1月33円、2月31円、3月29円、4月27円、5月25円と段階的に減らしています。なお、上限を超過した分への半分の支援は維持されます。この燃料油価格激変緩和措置は、2023年9月末まで実施される予定です。
経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、2022年12月以降、1リットル180円台後半を小刻みに上下してきました。4月3日にはいったん176.1円まで安くなりましたが再び上昇し、来週24日時点では187.0円になると見ています。
このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は17.2円でしたが、あす20日から19.0円に増額される予定です。
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