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「最も売れてる“軽”」もうすぐフルモデルチェンジ!? 新型「N-BOX」どんなクルマになるのか

くるまのニュース / 2023年5月1日 10時10分

軽自動車のベストセラーカー、ホンダ「N-BOX」の現行モデルは、2017年9月に登場し、今年9月で6年目を迎えます。モデルチェンジサイクルを考えると、そろそろ次期型モデルが登場するのではないかとSNSなどで話題です。次期型N-BOXはどのようなクルマとなるのでしょうか。

■N-BOX次期型どうなる?

 軽自動車のベストセラーカーとなっているN-BOXは2017年9月の登場で、今年9月で6年目となる。

 初代N-BOXの場合、5年10ヶ月でフルモデルチェンジ。現行モデルは、5年以上経過しているのに絶好調ということを考えたら、当面そのまんまでいいと思うけれど、漏れ伝えるウワサによれば、今秋の東京モーターショー改め「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」に次期型が出展されるらしい。

 次期型で気になるのが、N-BOXの派生モデルの存在だろう。

 説明するまでもないけれど、ホンダの軽自動車はN-BOXを除けば非常に厳しい状況にある。

 全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の統計によれば、2022年度のN-BOX販売台数20万4734台に対し、「N-WGN」は4万2884台で軽乗用車売れ行きベスト10に入らないし、「N-ONE」の販売台数は1万7617台とさらに低い。聞けばホンダの軽自動車部門、N-BOXで何とか黒字になっている状態らしい。

 そうなると一番簡単な販促策は、N-BOXをベースにした派生モデルの設定、となる。

 ここまで読んで「初代N-BOXのルーフをカットした派生モデルは失敗作だったでしょ。そんな簡単にいかないのでは?」と思うかもしれない。確かに初代N-BOXの派生モデル「N-BOXスラッシュ」の販売台数はあまり振るわずでした。

 ただ次期型N-BOXの派生モデルとして考えられているのは、最近人気となっているスズキ「スペーシアギア」やダイハツ「タントファンクロス」、そして間もなく発売の三菱「デリカミニ」のような、スライドドアベースのクロスオーバーらしい。

 こういったモデルならN-BOXをベースに作れるため、前後のデザインと側面の加飾だけでいい。新しいボディが必要なN-WGNのような投資は不要だ。100歩譲って失敗したって、N-WGNやN-ONEのような手ひどいダメージを喰わないで済む。

 高額車の売れ行き低迷を打開できず、スズキやダイハツのような軽自動車メーカーになろうとしているホンダからすれば、ヒット車が欲しい。総合して考えるとN-BOXのクロスオーバーはラインナップされることだろう。

 では、果たして新型N-BOXはどんなクルマになるのか?

 まずパワーユニットだけれど、本格的なハイブリッドは間に合わないだろう。というのも、東京都などで純エンジン車の登録が出来なくなるのは2030年。2024年初頭にフルモデルチェンジしたら、次のモデルが2030年となるから、対応はそのタイミングで十分間に合う。

 そもそも軽自動車用のフルハイブリッドは難しい。東京都などがアイドリングストップに毛が生えたような(そんなものに毛は生えないですけど)簡易式のハイブリッドを認めるとは思えないし、2030年から厳しくなる燃費規制もフルハイブリッドじゃなければクリア出来ない。ということで、ホンダの軽自動車用フルハイブリッドは今回出てこないと思っていい。

 現行モデルに搭載されているエンジンは、F1で世界一になった時のF1パワーユニット開発責任者 浅木泰昭さんが開発していることもあって、燃費&ドライバビリティ共にライバルを凌ぐ実力で、大きく手を加える必要無し。

 また、プラットフォームも現行モデルで問題となっていない。むしろ軽自動車として評価するとライバルより優れている。これまた大きく手を加える必要ないと思う。

 だったら新型N-BOXはどんなクルマを目指せばよいのか、考えてみたい。

 まずデザインについてはどうだろう。初代と現行のN-BOXは、オーナーじゃないと見分けられないほど似ている。次期型で大きく変えるか、キープコンセプトにするか大いに迷うことだろう。

 ホンダのデザインを率いている南さん(本田技術研究所 南 俊叙 デザインセンター担当 常務取締役)というチーフは、日本人好みのデザインを採用しない傾向が見て取れる。

 本来なら大きく変えたいところだろうけれど、変えて売れ行きが落ちたら、軽自動車部門全体が赤字になってしまう。おそらく3世代に渡るキープコンセプトだと予想しておく。
その代わり、クロスオーバーモデルのイメージを大胆に変えてくるだろう。

 例えば、コンパクトSUV「ヴェゼル」の方向性でくれば売れそう。日本人好みだとは思えない「ZR-V」みたいなデザインだと厳しいと思う。

 筆者(国沢光宏)としては、大きな変更を加えず、量産効果でコストダウン出来る分、値上げしないで頑張った方がいいと考えます。その上でカッコ良いクロスオーバーの追加を!

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