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FF最速を奪還したホンダ「シビックタイプR」に爆速モデル「S」が存在!? 速さの秘訣は“軽量化”だった!

くるまのニュース / 2023年4月27日 19時10分

FF車最速の称号を奪還したホンダ「シビックタイプR」ですが、タイムアタックには欧州仕様の軽量モデルが用いられたといいます。一体どのような仕様なのでしょうか。

■「シビックタイプR」に最強の「S」グレードがあった!

 ホンダのスポーツカー「シビックタイプR」(FL5)がドイツ・ニュルブルクリンクサーキット(北コース)でおこなったタイムアタックで、7分44秒881のラップタイムを記録し、FF最速の座を獲得しました。
 
 FF(前輪駆動)では、シビックタイプRはライバル車のルノー「メガーヌ R.S.」やフォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」などとともに、FF最速の称号を奪い合ってきました。

 前回最速となったのはメガーヌ R.S.の限定車「トロフィーR」。2019年4月に7分40秒100というラップタイムをたたき出し、ニュルブルクリンクでもっとも速いFF車となりました。

 一方、今回のシビックタイプRの記録は7分44秒881。タイムとしてはメガーヌ R.S.よりも4秒以上遅いのに、なぜシビックタイプRが最速といえるのでしょうか。

 ホンダの発表によると、今回のラップタイムは2019年より制定されたニュルブルクリンク公式ルールに基づく、北コース20.832kmでの測定値だといい、2019年以前は20.600kmでの測定かつ非公式タイムだったとのことです。

 走行距離が232m延長されたうえ、公式ルールという条件もあり、現行シビックタイプRがFF最速車として正式に認定されたというわけです。

 さらに注目されるのは、タイムアタックをおこなった車両が「シビックタイプR S」というモデルだったことです。

 このシビックタイプR SとはシビックタイプRの軽量仕様で、欧州の左ハンドル市場のみで注文可能なモデルであることを欧州ホンダが明らかにしています。

 シビックタイプR Sの詳細な情報はわかっていませんが、軽量化に関しては先代モデルにヒントがありそうです。

 2020年にマイナーチェンジした先代シビックタイプR(FK8)には、軽量化と速さを研ぎ澄ました限定車として「リミテッドエディション」が設定されました。

 リミテッドエディションは、BBS社と共同開発した専用の20インチ鍛造アルミホイールを採用し、バネ下重量を4本で10kg軽量化したほか、ルーフライニングをはじめとした各部の防音材を約13kg軽減。車両全体で約23kg軽く設計されており、このときの知見がシビックタイプR Sに活かされた可能性があることが予想されます。

 なお、シビックタイプR Sがタイムアタックで使用したタイヤは、ホンダとミシュランが共同開発した、公道も走れるサーキットタイヤ「パイロット スポーツ カップ2 コネクト」とのこと。

 通常仕様のシビックタイプRに純正装着されるのはミシュランのスポーツタイヤ「パイロット スポーツ 4 S」ですが、さらなる速さを追求したタイヤを装着したことも、FF最速の称号を勝ち取った要因のひとつだったようです。

※ ※ ※

 現行シビックタイプRは、国内では2022年9月2日に発売。11代目「シビック」をベースとしたスポーツ仕様です。

 搭載されるエンジンは先代と同じ「K20C」型2リッター直列4気筒VTECターボですが、10馬力と2.0kgmの出力向上が図られたことで、最高出力330馬力・最大トルク420Nmと歴代シビックタイプRで最強スペックとなりました。

 ワイド&ローのエクステリアは速さと美しさを兼ね備えたデザインとし、冷却性能向上のためグリル開口部を拡大しています。

 さらに、サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなどを装備することで空力性能を追求。リアフェンダーをボディと一体化して流れるようなスタイリングへと進化しました。

 また、先代から採用している2ピースディスクブレーキのパワーの特性を変更し、ブレーキのコントロール性を高めたほか、ブレーキへの導風効率を向上させたことでクローズドコースでの連続走行時におけるブレーキ温度の上昇を低減し、安定したブレーキ効力と耐フェード性を実現しています。

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