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存在感凄い日産「新型ラージSUV」発表! 豪華内装採用に驚愕、中国仕様の「パスファインダー」とは

くるまのニュース / 2023年4月28日 7時10分

日産は中国向けに次期「パスファインダー」のコンセプトモデルを上海モーターショー2023で公開しました。随所に中国ユーザーを意識した部分が感じられますが、どのようなモデルなのでしょうか。

■日産 中国向け独自の次期パスファインダーを予告

 2023年4月18日より開催されている上海モーターショーで、日産は中国向けに次期パスファインダーのコンセプトモデルを公開しました。
 
 そのデザインにおける存在感から注目を集めるパスファインダーとは、どのようなモデルなのでしょうか。

 パスファインダーは日産が海外の各市場向けに展開しているミドルサイズSUVで、2代目までは日本でも「テラノ」として販売されていました。

 1985年に登場したパスファインダーは3代目より製造も販売も完全に海外で行われる海外専売車種となり、現在は5代目モデルが販売されています。

 VQ35DD型3.5リッターV型6気筒から繰り出されるパワー、そして全長5021 mm×全幅1979mm×全高1801mmの大型ボディは主に北米や中東市場で大いに支持されており、日産における重要なモデルの1つです。

 一方で、SUVが同様に人気である中国市場ではパスファインダーは投入されておらず、中国向けラインナップで最も大きいSUVは「テラ」になります。

 テラは2018年の北京モーターショーで発表されたミドルサイズSUVで、ピックアップトラック「ナバラ」をベースとしています。

 中国では「エクステラ」の中国向けモデル「パラディン」の後継車種として位置付けられていますが、それ以外の市場では「パスファインダー」における「最後のボディ・オン・フレーム世代」であった3代目モデルの後継としても認識されています。

 そのような中、中国市場にもパスファインダーが投入される見込みであることが発表されました。

 新型コロナウィルスの影響で4年ぶりのフルスケール開催となった上海モーターショー2023(毎年北京と交互で開催)にて、日産は中国向けに「パスファインダーコンセプト」を発表しました。

 発表されたパスファインダーコンセプトはすでに北米や中東などで販売されている5代目パスファインダーとはまったく異なる車体を持つ、完全中国独自の車種です。

 新たに発表されたパスファインダーコンセプトは現在販売中の5代目パスファインダーと異なり、純電動SUV「アリア」から採用されている新世代のデザインランゲージを採用、より洗練された「都市型SUV」の様相を呈しています。

 日産によると、パスファインダーコンセプトは完全に中国の購買層を想定してデザインしたとのこと。

 日産が持つ美学を中国独自のエッセンスと融合させた唯一無二のデザインに仕立て上げたことで、ほかのライバルと一線を画すSUVが完成しました。

 サイドから実車を眺めると、窓ガラスとドアの間に引かれたサイドラインによって車体色がツートンに塗り分けられています。

 また、上半分の光沢ブラック仕上げ部にマットシルバーの加飾を施すことで、錯覚で車高が低く抑えられているように感じ取れます。

 これにより、車内の居住性をそのままに、外から見た姿をよりスタイリッシュに仕上げたというわけです。

 また、前後の灯火類は直線を基調としており、大きなボディに繊細なタッチを盛り込む要素の1つと言えます。

 車内は白をベースにマットゴールドの加飾がエアコンルーバーやカップホルダー、ドアハンドルなどの各部に上品な形であしらわれています。

 シートやハンドル、ドア下部は紺を基調にしており、広々とした高級感あふれるインテリアを感じ取れます。

■日産が中国で販売する最大のSUVとなるか!?

 パスファインダーコンセプトの詳細は明らかとなっていない部分が多いですが、少なくともパワートレインはガソリンエンジンをベースとしたものになることがメーターの表記からわかります。

 日産は2025年までに合計6つのe-POWER搭載車種を中国市場に投入する計画を発表しており、現在はシルフィとエクストレイルの2車種が販売中です。

 残すは4車種となり、その中の1つがパスファインダーe-POWERという可能性も考えられます。

 また、ボディサイズも不明となりますが、仮にその他市場で販売中のパスファインダーと同等のサイズである場合、中国向けパスファインダーは日産が中国で販売する最大のSUVとなります。

最近世界的にリアデザインのトレンドとなっている横一文字ランプを採用!(撮影:加藤博人)最近世界的にリアデザインのトレンドとなっている横一文字ランプを採用!(撮影:加藤博人)

 これにより、「テラ」の販売を終了、もしくは中国における合弁相手の東風汽車へ販売権が完全に譲渡され、東風汽車のエンブレムを冠する東風汽車の車種として販売される可能性も考えられます。

 日産は中国で「日産の車」として販売を終了させたモデルを、「東風汽車の車」として販売されることを以前より度々行っています。

 発表の場にて、中国向けパスファインダーの量産モデルは2023年第4四半期に正式公開すると日産は予告しました。

 製造・販売は東風汽車との合弁会社「東風日産」が行うと見られ、同じ場所で発表された3代目キャシュカイの中国投入を合わせると、総勢9モデルから構成される東風日産のSUVファミリーが2023年中に完成する形となります。

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