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まさか…トヨタが新型「クラウンスポーツ」を21年末に初公開!? 16車種を「一気披露」の衝撃…! いくつ実現したのか

くるまのニュース / 2023年5月4日 8時10分

2021年12月にトヨタが世界初公開したBEVコンセプトカーのなかで、実現したものはどれだけあるのでしょうか。約1年半が経過した今、検証してみます。

■トヨタ&レクサスで計16台のBEVコンセプトカーの現状は?

 トヨタは2021年12月14日に「バッテリーEV戦略に関する説明会(以下、BEV説明会)」を実施し、2030年までにグローバルでZEV(ゼロエミッションビークル)を350万台(そのうちレクサス100万台)販売するという目標を掲げるとともに、バッテリーEV(BEV)を30車種投入する計画について明らかにしました。

 さらに、発表会の会場ではトヨタ12車種、レクサス4車種のBEVを初公開するなど、BEV戦略について大々的に発表したことが話題になりました。

 BEV説明会から1年半近くが経過した今、あの時公開されたBEVのなかで発売または市販化に近いモデルは登場しているのでしょうか。

 まず、国内で市販化されたモデルとして、「bZ4X」があります。「bZ(ビヨンドゼロ)シリーズ」の第1弾としてデビューしたbZ4XはSUVタイプの電気自動車で、スバルと共同開発されたモデルです。

 同車は2022年5月にKINTO専用車(サブスクリプション)として発売。その後、ハブボルトのリコールを受けて新規受付を停止していましたが、同年10月に申し込みが再開されました。

 もう1台市販化されたモデルは、レクサス「RZ」です。bZ4Xと同じくSUVタイプのBEVで、2023年3月30日にレクサス初のBEV専用車として発売されました。

 次にあげるのはトヨタが国内で続報を発表したモデルです。

 2022年7月に、16代目「クラウン」が世界初公開され、これまでのセダンに加え、3つのSUVが設定されることになりました。

 そのなかの1台である「クラウン スポーツ」が、BEV説明会で公開された「クロスオーバーEV」に酷似しているのです。

 クロスオーバーEVが新型クラウン スポーツの原型だったとは明言されていませんが、王冠バッジが装着されていないとはいえ、デザインもボディカラーも新型クラウン スポーツそのもの。

 その一方で、新型クラウン スポーツのパワートレインはハイブリッドとプラグインハイブリッドの2つであることが2023年4月に発表されており、現時点でBEVは設定されません。しかし、ゆくゆくはBEVが登場する可能性も捨てきれないといえそうです。

※ ※ ※

 ほかには、中国で発売予定のセダンタイプのBEV「bZ3」を2022年10月に発表、bZ4Xよりも小型で扱いやすい「bZ コンパクトSUV コンセプト」も2022年11月のロサンゼルスオートショーで米国初公開しました。

■トヨタ・レクサスの海外法人が続報を発表したモデルが存在

 トヨタの海外法人が続報を発表しているモデルもあります。レクサスのBEVスポーツカー「エレクトリファイドスポーツ」もそのひとつです。

 伝説のスポーツカー「LFA」の後継車とされるエレクトリファイドスポーツは、英国・米国・中国のモーターショーやイベントで公開され、その様子をトヨタの現地法人が報じています。

米国で初公開されたレクサス「エレクトリファイドスポーツ」(画像:LEXUS USA SNSより)米国で初公開されたレクサス「エレクトリファイドスポーツ」(画像:LEXUS USA SNSより)

 いま分かっている情報として、走行性能は0-100km/h加速は2秒台前半と、LFAの3.6秒をしのぐ加速性能を可能にしつつ、全固体電池の採用を視野に入れ一充電航続距離は700kmを予定しているようです。さらに、BEV用に新開発しているMTが搭載される可能性も言及されています。

 また、トヨタ欧州デザイン開発センター(ED2)が手掛けた「コンパクトクルーザーEV」は、トヨタの本格四駆「ランドクルーザー」を小型化したようなデザインが注目されているモデルです。

 欧州トヨタは欧州の「カーデザインアワード2022」のコンセプトカー部門で賞を獲得したと2022年6月に発表し、さらに内外装の画像やコンセプトのスケッチを公開しました。

 新たな情報として、外観は初代「ランドクルーザー」のテイストを踏襲し、シンプルで力強いボディを表現したことや、メインユーザーは、普段は都市部で生活して、ときにはアウトドアレジャーを楽しむような若者を想定していると説明。四輪を駆動して走行し、魅力的なEV体験をユーザーにもたらすとしています。

 さらに、2022年12月5月には欧州トヨタが次期「C-HR」として「C-HR プロローグ」を初公開しました。

 C-HR プロローグは、BEV説明会で公開された「スモールSUEV」とデザインとしては瓜二つなのですが、ハイブリッドとPHEVを設定されるものの、新型クラウン スポーツと同様に、BEVが設定されるかは未定です。

 これらに加えて、2023年4月の中国・上海モーターショーでは、BEV説明会でお披露目されていないbZシリーズが世界初公開されました。

 クロスオーバーSUVの「bZ スポーツクロスオーバー コンセプト」とファミリー向けSUVの「bZ フレックススペースコンセプト」の2台については、2024年に中国市場に導入される予定になっています。

 海外で発表されたモデルが日本に導入されるかどうかはわかっていませんが、いずれも魅力的なモデルばかり。ぜひ日本でも発売されることが期待されます。

※ ※ ※

 BEV説明会で公開されたモデルを改めて確認してみると、1年半の間に着々と現実に近づいているのが分かります。また、新たなBEVも開発されており、今後もさまざまなモデルが登場するものと思われます。

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