1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

女性向けの「軽自動車」誰が乗ってもいいんじゃない?「かわいい軽は何が良い?」男性オーナーに聞いてみた!

くるまのニュース / 2023年5月15日 21時10分

軽自動車のなかには、明らかに女性をターゲットとしたモデルがいくつか存在していますが、男性が乗っては似合わないのでしょうか。実際に「かわいい軽」を所有する男性ユーザーに話を聞いてみました。

■「かわいい軽」は誰にとっても優しいクルマだった!

 新車販売の4割を占めるほど多くの人に支持されている、日本独自の小さなクルマ「軽自動車」。
 
 背が高くてスライドドアを備える「スーパーハイトワゴン」がとくに人気となっていますが、「ハイトワゴン」や「軽SUV」など、さまざまなタイプのモデルがラインナップされています。

 そんななか、明らかに女性がターゲットの「かわいいい系」の軽自動車(以下、かわいいい軽)が存在。主に曲線を多用した内外装のデザインは柔らかいイメージを演出したり、「女性に優しい」とうたう装備や機能が盛り込まれています。

 しかし、このかわいい軽は、女性だけでなく男性にも好都合なのではないでしょうか。かわいいデザインのクルマを男性が乗っても良いでしょうし、女性に優しかったり便利な装備は男性にとっても有益なはずです。

 かわいい軽の代表車種であるスズキ「ラパン」を所有する男性に話を聞いてみました。

 神奈川県在住のKさん(40代・男性)は会社経営者。高級車に乗っていてもおかしくない職業ですが、軽自動車の、しかもかわいい軽を選んだのには理由がありそうです。

「普段の仕事では都内を電車で移動していて、クルマが乗れるのは週末程度。しかも近場への買い物などがメインです。

 そんな使い方なので、経済性と扱いやすさを考えてクルマを選ぶ必要がありました」

 また平日は、奥様が運転する機会が多いこともあり、サイズ的にも性能的にも軽自動車という選択にすんなり決まったそうです。

「ただ、人気のスーパーハイトワゴンは背が高すぎて駐車場が限られますし、軽セダンでは、実用性メインなイメージが強すぎる。かといって輸入コンパクトに乗るほどクルマに詳しくないということもあり、妻が一目惚れしたラパンにしました」

 確かに、経済性と扱いやすさ、さらに実用以上の魅力も加味するとかわいい軽に辿り着いたのも必然かもしれません。

 では、今回のかわいい軽のポイントである「女性に優しい」装備類についてはどうでしょうか。

「エアコンに脱臭や菌の繁殖を抑制する『ナノイーX』が搭載されているとのことですが、男性の私ではあまり違いは感じにくいかもしれません。

 それよりも前席に標準装備されるヒートシーターや運転席周辺に多くある収納ポケットは非常に使い勝手が良くて便利です」

 また、ウィンドーは「プレミアムUV&IRカットガラス」を採用したグレードを選んだことで、これは奥様だけでなく子どもたちの日焼け対策としても嬉しい装備だったそうです。

「見た目のかわいいさももちろんですが、ラパンはインテリアのデザインも堅苦しくなく、カラーが薄いベージュ系と明るいのもポイントで、普段は子どもも乗るのであまり暗い車内にしたくなかったというのもあります。

 さりげなく天井もキルティング加工のようなデザインになっているのも気に入っています」

 もはや「軽自動車だから」と敬遠する時代ではないのは明白ですが、ダウンサイジングの観点だけでなくデザイン面でも、男性がかわいい軽を選んでも良いのではとの意見でした。

■かわいい軽の条件とは?

 軽自動車の規格は、全長3.4m以下×全幅1.48m以下×全高2.0m以下、排気量は660cc以下、そして乗車定員が4名まで。

 人気のスーパーハイトワゴンは、「全高2.0m以下」を上手に解釈して背を高く設定したことで、クラスを超えた居住空間を生み出しています。

ダイハツ「ムーヴキャンバス」ダイハツ「ムーヴキャンバス」

 スーパーハイトワゴンが登場し始めたころは、個性派軽と認識されていましたが、ほかの手法で個性派軽を演出すべく考えられたのが、丸目に格子型グリルを組み合わせた、いわゆる「レトロ調」デザインの装飾を採用したモデルです。

 そもそもはベースとなる軽自動車の特別仕様でしたが、1993年に登場したスバル「サンバー・ディアス・クラシック」を皮切りに、次々とレトロ調デザインの軽自動車が誕生。そして「レトロ調軽自動車」が人気と注目を集め、新ジャンルとして確立されました。

 かわいい軽はここにルーツがあるのは間違いないところ。当初は一部の外装パーツを装着する程度だったものが、いまでは外装はもちろん内装にまで独自のデザインを採用し、より洗練されたかわいい系へと進化しています。

 なかでも人気なのが、スズキ「ラパン」や「ワゴンRスマイル」、ダイハツ「ムーヴキャンバス」です。

 その特徴は、まずボディラインが曲線調の丸みを帯びた形状であることや、丸目ヘッドライトの採用が挙げられるでしょう。

 車種によっては、パステルカラーやツートンのカラーリングを採用することで、「優しさ・手軽さ・扱いやすさ」というイメージを押し出し、「かわいい」を最優先させた作り込みが特徴となっています。

 また、細かいディテールにこだわった装備も魅力です。たとえば、ラパンには、肌や髪にも優しい「ナノイーX」搭載のフルオートエアコンを上級グレードに設定。

 ムーヴキャンパスは、保温機能付きの「ホッとカップホルダー」を搭載。また後席の座面下に引き出し式のボックスを配置するなど、収納スペースを多く設けるアイデア満載の装備もあります。

 しかし、この専用装備を見ていくと、女性しか恩恵を受けないわけではなく、男性でも便利だったり快適だったりする装備ばかりなので、通常モデルにも積極的に標準化してほしいと思う人も多いでしょう。

※ ※ ※

「かわいい」デザインは、いまや男女共通。もはや「男性目線・女性目線」といった視点ではなく、「ジェンダーレスでの使いやすさ」が求められているのかもしれません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください