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クルマの「部品交換」自分でやれば安く済む! 初心者でも簡単にできるメンテナンス3選

くるまのニュース / 2023年5月15日 20時10分

クルマのメンテナンスというと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実は初心者でも簡単に行えるメンテナンス方法があります。一体どのようにすれば良いのでしょうか。

■初心者でも簡単にできるメンテナンスとは

 クルマのコンディションを維持するために、メンテナンスが欠かせません。
 
 法定点検や車検時にディーラーや整備工場などでクルマの状態をプロにチェックしてもらい、必要に応じてメンテナンスをおこないますが、実は初心者でも簡単に行えるメンテナンスもあります。
 
 クルマに詳しくない人でもできることにはどのようなものがあるのでしょうか。

●ワイパーの交換

 ワイパーは雨天の運転時に必要な部品です。雨が降った時に作動させ、フロントガラスの雨粒を拭き取るものですが、定期的な交換を怠ると「キュキュ」「ガガガ」などの異音が発生します。

 その主な原因は、ワイパーゴムの劣化とワイパーブレードの変形です。

 ワイパーは、ワイパーゴムとそのゴムを支えるワイパーブレードが、支柱となるワイパーアームと連動して動くことでフロントガラスについた雨水や汚れなどを均一にかきとっていますが、ワイパーゴムが温度差や紫外線などで劣化すると均一な拭き取り作業ができなくなります。

 また、長期にわたってワイパーゴムを使用していると、ゴムの変形やひび割れなどが起き、必要以上にガラスを擦る部分が発生し、異音を出すようになってしまうのです。

 さらに晴れた日に、黄砂や花粉などがフロントガラスに付着して視界不良の時に、ウインドウォッシャーを使用してワイパーを稼働させて視界を確保することもあると思いますが、実はこれがワイパーゴムを傷める原因にもなります。

 可能であれば、ウィンドウウォッシャーを使用する前に水で軽く洗い流し、汚れを浮かしてからウインドウォッシャーとワイパーで拭き取ると、よりフロントガラスをキレイに保ち、ワイパーゴムへの負担も軽減できます。

 ほかにも、フロントガラスに塗布する撥水処理が均一に施されていないと「撥水ムラ」が発生し、ワイパーが滑らかに動く部分と、そうでない部分ができてしまい、これがワイパーゴムを傷めることになるのです。

 ワイパーの交換は、ワイパーブレードの種類やサイズにもよりますが、自身で交換すると1本あたり「2000円前後」です。なお、プロに作業依頼すると500円前後の交換工賃が上乗せされます。

 交換目安は1年程度とされていますが、半年に一度のペースで交換しても良いでしょう。

 交換工程は、アームが倒れてウインドウが傷つかないように、タオルを交換するワイパーとウインドウの間に挟み、ワイパーをアームごと立てます。このときゴム部分を縦方向(上向き)にすると作業しやすいです。

 多くの車種ではアームと接触しているブレードの中央部分はU字クリップになっているので、脇の小さなストッパーを押さえながらブレードごと手前にズラせば簡単に外れます。

 そして新しいワイパーブレードを外したのと逆の要領で取り付ければ完了です。

 また、フロントだけでなく、リアにもワイパーがある場合は、その交換も必要になります。

■自分で交換すると工賃を抑えられるというメリットも

●エアコンフィルターの交換

 エアコンフィルターは、外から取り入れた空気から塵やホコリ、砂を取り除き車内にきれいな空気を循環してくれる役割があります。

 そのフィルターにホコリや塵が溜まってくるとエアコンの効きが悪くなり、悪臭の原因にもなったり、カビや雑菌が繁殖することも。アレルギーの原因になる可能性があるので、定期的な交換が必要です。

エアコンのフィルターは自分で簡単に交換できるエアコンのフィルターは自分で簡単に交換できる

 交換費用は、自分で作業する場合は、エアコンフィルター代として3000円から4000円程度が相場になります。カー用品店などで適合表をチェックして、その車種に合った商品を購入する必要があります。

 なお、プロに依頼する場合は、3000円から4000円の商品代にプラスして、交換工賃1000円から2000円が上乗せされます。

 作業自体は難しくなく、費用を抑えたい人は自身で作業することをオススメします。

 エアコンフィルターは主に助手席グローブボックスの奥に搭載されており、一旦グローブボックスを外してからアクセスします。

 エアコンフィルターはプラスチック製の容器に挿入されていて、カバーに爪で固定されています。カバーの爪が非常に脆くて折れやすいので注意して脱着しましょう。

 交換目安としては1年から1年半、走行距離としては1万2000km程度と言われていますが、工業地帯や山林地区などでクルマを使用している場合はフィルターが汚れやすいので、7000km前後で交換すると良いのではないでしょうか。

●リモコンキーの電池交換

 現在の多くのクルマには「リモコンキー」が採用されています。

 ボタンひとつでドアの解錠・施錠ができる「キーレスエントリー」のほか、カギ穴に物理的なキーを挿さなくても、携帯しているだけでエンジンのスタート・ストップが可能なスマートキーが主流になってきています。

 便利なリモコンキーですが、電池残量が減ってくると、リモコンを押したときの反応が悪くなります。反応が悪くなる以外でも、遠くから押しても反応しなくなったときも、電池の消耗が疑われます。

 電池が切れたときは、リモコンキーに内蔵されているキーでドアを開けることができますが、完全に電池がなくなる前に交換しておきたいものです。

 交換目安は約1年半とされていますが、1年ごとの交換がオススメです。

 たとえばマツダ車の場合、メーカーの公式情報では電池の規格は、「リチウム電池CR2032」とされています。BMWなどの輸入車でも同じものが使用されていますが、交換前に取扱説明書などで適合する電池を確認しておいたほうがよさそうです。

 家電量販店などで常に販売されている電池なので、いざという時のためにストックとして備蓄しても良いかもしれません。

 交換費用は自身でする場合は、電池代金として500円程度が必要となりますが、プロに依頼する場合は、電池代金の500円程に加えて交換工賃500円がかかります。

 交換の際には、爪を押して、マイナスドライバーでカバーを空ける必要があり力加減を間違えるとカバーが傷つき、爪が破損することもありますので、取扱説明書を確認して作業すると良いでしょう。

※ ※ ※

 初心者でもメンテナンス可能な簡単な作業を紹介しましたが、自分で作業することで、費用を抑えることができますし、そして何よりクルマへの愛着が増すと思います。

 ぜひ一度チャレンジしてみてはどうでしょうか。

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