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首都高羽田線あすから「2週間」通行止め 渋滞で所要時間5倍増も!? 空港やアクアライン方面は特に注意

くるまのニュース / 2023年5月26日 8時10分

首都高速1号羽田線の一部区間が、橋の架け替え工事に伴い、あす27日から2週間にわたり終日通行止めになります。期間中は周辺だけでなく首都高全線で通常以上の混雑が予測されており注意が必要です。

■多摩川の「高速大師橋」を架け替え

 あす27日から2週間にわたり、首都高速1号羽田線の一部区間が2週間にわたりストップします。
 
 この通行止めの影響は首都高全線におよび、特に羽田空港へのアクセスや、東京~横浜間を移動する場合などに注意が必要です。

 終日通行止めとなる期間は、2023年5月27日朝5時から6月10日朝5時まで。

 区間は、羽田線・神奈川1号横羽線の平和島~大師間と、湾岸線(分岐線)の東海JCT~昭和島JCT間で、どちらも上下線が対象です。

 期間中は通行止め区間にある出入口に加え、区間外にある羽田線下りの芝浦入口と勝島入口も閉鎖されます。

 期間中、首都高全線や周辺の産業道路をはじめとする一般道では、通常以上の渋滞が予測されています。

 首都高速によると混雑は、例年特に利用の多い年末や年度末と同じ程度といいます。

 なかでも横羽線は激しい渋滞が予測されており、上り生麦JCT→大師の最大所要時間(平日、以下同じ)は通常30分のところ、期間中は5倍の150分かかる見込みです。

 主要迂回ルートとなる湾岸線も大きく影響を受けます。東行き(千葉方面)の大黒JCT→川崎浮島JCTは、通常20分が期間中は40分に。西行き(横浜方面)の葛西JCT→空港中央は、通常20分が期間中は60分に増える見込みです。

 通行止め区間から離れている5号池袋線上りや6号三郷線・向島線上りなどでも、普段より渋滞が増えると予測されています。

 首都高速は、移動日の変更や鉄道などの利用、リモートでの対応、比較的すいている早朝・夜間の利用など、渋滞回避についての検討を呼び掛けています。

 羽田空港を利用する場合も、通常時と比べて大幅に時間がかかる見込みのため、クルマやバスは時間に余裕を持った行動を、また、電車やモノレールの利用を検討してほしいといいます。

 バス事業者では、羽田空港を発着するバスについて大幅な遅延が予想されるため、座席予約の受付を一部休止している場合もあります。

※ ※ ※

 通行止めの期間中は、多摩川に架かる羽田線「高速大師橋」の架け替え工事が進められます。

 この橋は川の流れを阻害しないよう橋脚の間隔が長く、かつ、軽量化したことからたわみやすい構造をしています。

 さらに1968年の開通から50年以上にわたり多くの交通量を支えてきたこともあり、老朽化が進行。首都高速によると、このような状況により橋全体に1200か所以上の疲労亀裂が発生しており、補修をしているものの、新たな亀裂の発生も確認されているといいます。

 今回はその高速大師橋を、疲労亀裂が発生しにくい構造に造り替えます。

 羽田線は1日約8万台ものクルマが行き交う東京の大動脈ですが、通行止め期間を少しでも短くするため、工事は「横取り一括架設工法」が採用されます。これは、長さ約300mの今の橋と新しい橋を、川に設置した橋桁移動設備で一気にスライドさせる方法です。

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