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「梅雨入り」で豪雨や台風に要注意! クルマが「水没・浸水」したときの対処方法とは

くるまのニュース / 2023年6月2日 14時10分

気象庁は2023年5月29日、九州北部から東海地方にかけて梅雨入りしたと発表しました。梅雨期は大雨による災害とともに交通事故の危険性も増加する時期ですが、もし運転中に大雨に遭い危険を感じたときには、一体どうすれば良いのでしょうか。

■大雨での運転時に気を付けるポイントとは

 気象庁は2023年5月29日、九州北部から東海地方にかけての広い範囲が梅雨入りしたと発表しました。
 
 雨の日が多くなる梅雨期は、台風の接近もあって大雨による災害が発生しやすく、交通事故の危険性も増加する時期でもあります。
 
 では、もし運転中に大雨に遭い危険を感じたときには、一体どのような対策を取るべきなのでしょうか。

 JAF(日本自動車連盟)は、公式サイト上に「台風・大雨時のクルマに関する注意点」を掲載し、道路の冠水時やクルマが水没した際の対応についてドライバーに注意を呼びかけています。

 まず大雨や台風の際は、急速に道路が冠水したり、川の増水が起こりやすくなります。

 冠水した道路を通行する場合、見た目だけでは水深を判断することができないため、いざ進入してしまうと思いのほか深いことがあります。

 また運転している限りは、水面の高さがクルマの床面以上であったとしても、水はただちには車内に浸水して来ないため、危険だと気づいたころにはクルマが浮いてしまい身動きが取れなくなったり、エンジンの吸気口が水を吸って停止し立ち往生することも考えられます。

 そのような事態を避けるため、運転中に大雨に遭遇した際には川沿いや海岸沿いのほか、高架下や立体交差のアンダーパスなど周囲より低い場所には絶対に進入せず、迂回することを心がけてください。

 また、すでに水位が上がっている状態でクルマを使って避難行動を取ることは非常に危険ですので、絶対にそのような行為はしないようにしましょう。

 そのほか、やむを得ず河川の周囲を走行するときは川の水位や流れに注意するとともに、土砂災害を避けるため海岸沿いや崖のそばの走行は可能な限り避けるようにしてください。

■クルマが「水没」や「浸水」してしまった場合には

 万が一クルマが「水没」してしまった場合は、一体どうすれば良いのでしょうか。

 クルマは水没すると、外からかかる水圧によってドアを開けることができなくなります。

 そして次第にドアなどの隙間から車内に水が入ってきます。ウインドウガラスも開かず、ガラスを割るハンマーも無いといった事態に陥っても、パニックにならず落ち着いて行動してください。

豪雨による水害にはさまざまな危険が潜んでいます(画像はイメージ)豪雨による水害にはさまざまな危険が潜んでいます(画像はイメージ)

 まず慌てずに様子をうかがい、外と車内の水位の差が小さくなったときが脱出のタイミングです。

 車内に取り残されてしまうと真っ先に外に脱出したくなりますが、実際にはクルマはなかなか沈まないものです。

 ドアが開きそうな状態であると感じたら、まず大きく息を吸い込み、そして足など力を込めてドアを押し開けます。

 たとえ困難な事態でも決して焦らず、落ち着いて脱出の機会をうかがい、そのタイミングが来たら逃さず一気に脱出をはかりましょう。

 また、クルマが水没とまでいかなくとも「浸水」した場合には、エンジンを停止させ、いきなりクルマから出るのではなく足を浸けて水深を測ってから出るようにしましょう。

 冠水路では、足元が濁った水に覆われており道路の状況がわからないため、一歩一歩確かめながら歩くことが、足を取られず安全に避難することに繋がります。

 そのほか、一度冠水したクルマはエンジンを再始動すると破損や感電の危険があるため、絶対にエンジンをかけずにJAFやクルマの販売店に連絡し相談してください。

※ ※ ※

 梅雨入りが発表されたことで、当分は雨天が続くことが予想されます。

 雨は路面が滑りやすくなることに加え、視界不良などの危険性が増加するため、タイヤやワイパーの点検を前もっておこなうことでより安心感が高まります。

 また大雨の際には、アンダーパスでは道路が急激に冠水し、走り慣れた場所でも非常に危険な可能性もあるため、事前に避難用のルートを確認しておくことも忘れずしておきましょう。

 もちろん、出発前に大雨が予想される際には、不要不急の外出を控えることも検討してください。

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