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突然、後ろから救急車! 一般車の「正しい対応」ちゃんと分かる?

くるまのニュース / 2023年6月21日 20時10分

クルマを運転しているときに救急車が突然後ろから近づいてきた際、どのような対応が正しいのでしょうか。いざという時のためにも確認しておきましょう。

■突然後ろから救急車! どうするのが正解?

 街中をクルマで走行していると、救急車などの緊急車両を見かけることがあります。
 
 では自身がクルマを運転していて、緊急車両が後ろから近づいてきた時、どのように対応するのが正しいのでしょうか。いざという時のためにも改めて確認しておきましょう。

  救急車は、緊急車両と呼ばれるクルマのひとつで、その名の通り傷病者を医療施設へ迅速かつ安全に搬送するための車両です。

 街中をクルマで走行していると度々見かけることがありますが、実際に後ろから救急車が近づいてきた時、一般車はどのように対応するのが正しいのでしょうか。

 救急車やパトカーなど緊急車両に分類される車両は「優先通行権」を持っており、緊急のために出場している際は道路交通法の一部が免除される仕組みとなっています。例えば赤信号の交差点に進入したり、一時停止なども一時的に免除されます。

 そして一般車は、救急車が近づいてきた際、進路を譲ることが義務化されています。道路交通法第40条では以下のように定められています。

「交差点又はその附近において、緊急自動車が接近してきたときは、路面電車は交差点を避けて、車両は交差点を避け、かつ、道路の左側に寄つて一時停止しなければならない」

 仮に一般車が進路を譲らなかった場合「緊急車妨害等違反」となり、反則金6000円(普通車)、違反点数1点が科される場合があります。

 運転初心者の場合は特にとっさの対応に慌ててしまうかもしれません。救急車の場合は特に人の命に関わっており、冷静に正しい対応をするのが大切です。

※ ※ ※

 一方で最近、救急車の現場到着までの所要時間は、年々長くなる傾向にあるといいます。

 総務省の「救急自動車による現場到着所要時間及び病院収容所要時間」によると、2021年の救急車の現場到着所要時間(119番通報から現場に到着するまでに要した時間)は全国平均で約9.4分(前年約8.9分)、病院収容所要時間(通報から医師引き継ぎまでに要した時間)は、全国平均で約42.8分(前年約40.6分)でした。

 2020年と比べても、現場到着所要時間は1.5分、病院収容所要時間は2.2分伸びていることが分かります。

 救急車の到着時間が延伸する要因のひとつに、街中での一般車の対応も影響していると考えられるでしょう。

 実際にSNSでは、市街地の道路を救急車が走行していても一般車が道を譲ったり一時停止する様子がなく、救急車は一般車の間をくぐり抜けるように走っていく様子を捉えた動画も投稿されています。

 こうした一般車の救急車への対応について「こんだけ音鳴って近づいてきてもお構いなしやな」「自分がもしこの立場になったら、どう思うんだろうね?って思いますね」「サイレンなってるよー。止まろうよ」「これは酷い」といった声も見られます。

 いざという時のためにも、救急車が近づいてきた際は「道路の左側に寄って一時停止する」ことを忘れないでおきましょう。

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