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レクサスが全長5m級「タフ顔SUV」世界初公開! スクエアデザイン採用の「高級オフローダー」 新型GXは日本や中国に導入される?

くるまのニュース / 2023年6月13日 12時10分

レクサスの新型「GX」がアメリカでワールドプレミアを迎えましたが「それ以外の市場」でも販売されるとアナウンスされていますが、日本や中国はどうなっているのでしょうか。

■ラグジュアリーブランドのレクサスがラギッドな新型「GX」を世界初公開!

 レクサスは2023年6月8日、新型「GX」を発表しました。アメリカでワールドプレミアを迎えたこのモデルですが、それ以外の市場でも販売される形になります。
 
 では、それ以外の国や地域への導入はどうなるのでしょうか。

 GXは2002年に最上級「LX」とクロスオーバーSUV「RX」の中間を担うモデルとして投入されました。

 トヨタ「ランドクルーザープラド」と同じプラッフォームや一部を共有していることから、レクサス特有のラグジュアリーさを全面に押し出しつつも、ラダーフレームやリジッドアクスルなどの本格的なオフロード走行性能も兼ね備えている点が特徴的です。

 アメリカやカナダ、中東などの世界30カ国・地域にて愛され続けており、2023年3月までに累計約54万台を販売してきました。

 2代目モデルはランドクルーザープラドが4代目へ移行したのと同じタイミングの2009年、その年の広州モーターショーで発表されました。

 先代で搭載されていた2UZ-FE型4.7リッターV型8気筒エンジンは当時新開発の1UR-FE型4.6リッターV型8気筒エンジンへと置き換えられ、さらなるハイパワーを実現させました。

 2013年にはスピンドルグリルを採用した新フェイスへとマイナーチェンジされ、今日まで至ります。

 この度3代目モデルへ移行したGXは最新の「ランドクルーザー300」や北米向けフルサイズSUV「セコイア」、ピックアップトラック「タコマ」「タンドラ」、そして4代目LXと同じ「GA-F」プラットフォームを採用しています。

 パワートレインにはV35A-FTS型3.5リッターV型6気筒ツインターボに加え、初のハイブリッドであるT24A-FTS型2.4リッター直列4気筒ターボハイブリッドの2種類を用意。

 どんな環境においても壊れない耐久性、力強い加速、そして経済性を実現しました。

 特に3.5リッターV6でのトレーラーヒッチの牽引可能能力はクラストップレベルの約3600kgとしており、北米市場を大いに意識していることがわかります。

 エクステリアデザインはこれまでとはうってかわり、ラギッドさを全面に押し出したタフなボディが特徴的です。

 また、よりオフロード志向の装備や外装パーツを組み合わせた「OVERTRAIL」仕様も初めて設定されます。

 標準仕様に対してトレッドとフェンダーを20mmワイド化させただけでなく、フロントとリアのバンパーを切り上げることで、レクサスGXが歩み続けてきた本格派オフローダーとしての存在にさらなる磨きをかけたモデルとなりました。

■新型GXは、中国にも導入される? ライバルはどうなる?

 一方、中国市場におけるGXは2003年に初投入、その後も他の市場と同時にフルモデルチェンジを歩んでいます。

 2012年には1GR-FE型4リッターV型6気筒エンジンを搭載する中国独自の「GX400」が登場し、1UR-FE型4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載する「GX 460」を置き換えました。

 その際にエクステリアデザインも改められてスピンドルグリルが採用されましたが、2017年11月には中国市場での販売を終了することになります。

 それ以来、中国では並行輸入のGXが非常に高い値段で取引されていました。

 中国の中古車サイトを覗いてみると、2023年モデルのGX 460(カナダ並行)が122万元(邦貨換算:約2392万1000円)で掲載されています。

 さらには、未登録・未走行で2010年モデルのGX460(中国正規)が111万元(約2176万4000円)、走行距離1万キロな2022年モデルのGX460(アメリカ並行)が108万元(約2129万3000円)と続きます。

 GXは新車時には90万元ほどで販売されていましたが、10万キロ走行のGX400でも60万元(約1172万6000円)の値段がつくことから、いかにこのモデルが中国で必要とされているかがわかると思います。

「長城汽車」は2021年に新ブランド「タンク」をローンチ(撮影:加藤博人)「長城汽車」は2021年に新ブランド「タンク」をローンチ(撮影:加藤博人)

 では、今般お披露目された新型GXが中国で販売される可能性は実際どうなのでしょうか。

 中国ではいま、高級さと悪路走破性を兼ね備えた「ラグジュアリーオフローダー」への需要が高まっており、中国メーカー各社は新型車をリリースしています。

 老舗SUVメーカーの「長城汽車」は2021年に新ブランド「タンク」をローンチしており、この新たな市場におけるパイオニア的存在として認識されています。

 また、電動車における世界トップシェアを誇る「BYD」などは「100万元超(約2000万円)」クラスを取り揃える「仰望」ブランドを2023年に立ち上げ、ローンチモデルとして超高級電動SUV「U8」をリリースしました。

 元から人気のあるGXがさらに磨きをかけて再登場することは、中国でも大いに歓迎されることでしょう。

「BYD」は「仰望」ブランドを2023年に立ち上げ、ローンチモデルとして超高級電動SUV「U8」をリリース「BYD」は「仰望」ブランドを2023年に立ち上げ、ローンチモデルとして超高級電動SUV「U8」をリリース

※ ※ ※

 また、新型GXは北米を皮切りに2023年末より順次各市場にて展開すると発表しています。

 レクサスの中国法人はレクサス「LBX」に関する情報は出していないものの、新型GXについては中国語版プレスリリースを掲載しており、この点からも中国導入はかなり現実的であると推測できます。

 同様に日本でも詳細なリリースが掲載されていることもあり、導入の可能性が高まります。

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