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ホンダの珍しい「スーパーカー」が1300万円! イカす「ミッドナイト・パープル」の個体がスゴい! 内外装に見どころあるNSXとは

くるまのニュース / 2023年6月21日 19時10分

数少ない「スーパーカー」との呼び声も高いホンダ「NSX」。いまなおファンの多い1台ですが、アメリカで多く売れたことから、日本よりもアメリカの方がバラエティに富んだ個体が多く流通しているようです。

■「ミッドナイトパープル×タン」のオシャNSXが登場!

「日本の自動車史に残る名車」を挙げたとき、ホンダ「NSX」は多くの人がその名を思い浮かべる1台かもしれません。
 
 実際、NSXは歴代の日本車のなかでも数少ない「スーパーカー」と呼べる存在でした。

 世界初となるオールアルミモノコックボディによる軽量かつ高剛性のボディや、大排気量の「VTEC」エンジンが織りなすパフォーマンスはもちろん、専用ラインでの生産、そして当時の日本車としてはトップクラスとなる800万円という価格は、多くのファンを魅了しました。

 NSXは数回のマイナーチェンジを経て、発売から16年後の2005年まで販売されました。

 その後、2016年にはハイブリッドシステムを搭載したスーパースポーツカーの2代目NSXとして復活を果たしましたが、2022年をもって生産が終了しています。

 クルマとしてのパフォーマンスだけを見れば、2代目NSXのほうが優れていることは言うまでもありません。

 一方、人々に与えた衝撃の大きさという点で見れば、初代NSXに軍配が上がるというユーザーも少なくないようです。

 そんなNSXは、海外にも多くのファンが存在していることで知られています。特にアメリカでは、日本以上に多くの個体が流通しています。

 たとえば、アメリカ・イリノイ州にある高級車販売店「ダイヤモンド・モーターワークス」では、少しめずらしい「ミッドナイト・パープル」のNSXが販売されています。

 日本では「インディ・イエロー・パール」や「グランプリ・ホワイト」、「フォーミュラ・レッド」などのボディカラーが多い印象のNSXですが、1997年に追加された「ミッドナイト・パープル」は特に海外での人気が高いようです。

 また、この個体の内装はNSXとしてはめずらしいタンカラーとなっています。

 さらに、この個体は、NSXのなかでも特に希少なタルガトップを備えた「タイプT」の5MT仕様をベースとしており、販売店によれば、この組み合わせは世界に87台しか存在しないと言います。

 内外装ともにコンディションは良好なこのNSXですが、9000ドル(125万円)を超えるカスタムとチューニングが施されている点も注目です。

 心臓部に搭載される3.0リッターV6エンジンには、サイエンス・オブ・スピードによるスーパーチャージャーが備わり、最高出力は355PSにまで高められています。

 足回りにはエンケイのレーシングホイールとパープルのブレーキキャリパーが光り、そのほか、給排気系やECUなども社外品へと換装されています。

 一方、これだけのチューニングにもかかわらず、ヘッドライトやウィンカーは現代的なLEDのものが用いられるなど、全体の印象は非常に上品にまとめられています。

1997年に追加された「ミッドナイト・パープル」は特に海外での人気が高い(Photo:eBay Inc.)1997年に追加された「ミッドナイト・パープル」は特に海外での人気が高い(Photo:eBay Inc.)

 内装についても、過度なカスタムは施されていません。

 ステアリングやセンターコンソールがカーボンファイバー製のものに変更されているほか、シフトノブはチタン製、シフトブーツは「NSX-R」のものとなっているなど、ほとんど純正に近い状態です。

 オーナーのこだわりが感じられるカスタムが施されたこのNSXには、9万5800ドル(約1340万円)というプライスタグが付けられています。

 新車価格を上回ってはいるものの、同年式のNSXと比べて比較的割安に設定されている背景には、この個体の走行距離が10万6850マイル(約17万2000km)を超えていることにあるようです。

 なお、販売店によれば、このNSXには純正のパーツも付属されるため、よりノーマルに近い状態へと戻すことも可能とのことです。

※ ※ ※

 初代NSXは、1990年から2005年までにおよそ1万9000台が生産され、そのうちのおよそ半数がアメリカで販売されています。

 特に1998年以降のモデルはほとんどがアメリカへと渡っているため、日本よりもアメリカのほうが多くの個体が流通しています。

 この点が、近年価格の高騰が著しい日産「スカイライン GT-R」などとは事情が異なることから、一部の極上個体をのぞいて、初代NSXの相場は今後も比較的落ち着いて推移していくと見られています。

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