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「えっ…」 雨で前が見えない!? 劣化した「ワイパー」は危険! メンテナンスの最適なタイミングと交換方法とは

くるまのニュース / 2023年7月8日 17時10分

雨天時の運転には必須となる存在の「ワイパー」ですが、一体どのようなタイミングでメンテナンスすると良いのでしょうか。

■「まだ使えそう…?」ワイパーの最適な交換タイミングとは!

 雨天の走行時、視界を確保するために必須となるクルマの機能「ワイパー」ですが、しっかり整備しないとガラス面の水滴をキレイに拭き取れなかったり、逆に汚れを広げてしまうことにもなりかねません。

 とはいえ、ワイパーの劣化は見た目では分かりにくいもの。一体どのようなタイミングで交換すれば良いのでしょうか。

 クルマのワイパーは、ガラスの水滴や汚れを取り除く「ワイパーゴム」、ゴムを取り付ける「ワイパーブレード」、モーターなどの駆動部本体と繋がる「ワイパーアーム」の3つのパーツで構成されています。

 このうちワイパーゴムとワイパーブレードの2つが、定期的な交換の必要があるパーツです。

 ある自動車整備士A氏にこれらの交換タイミングを聞いたところ、以下のような説明をします。

「ワイパーゴムとワイパーブレードの交換に最適なタイミングは、使用環境にも左右されますが、基本的にはワイパーゴムは半年ごとが理想。遅くとも1年ごとには交換した方が良いでしょう。

 また、ワイパーブレードも使用しているうちにガタが大きくなるなど劣化するため、1年ごとの交換をおすすめしています」

 このように、両パーツとも半年から1年の周期で交換が必要ということでした。

 しかし、水滴をうまく拭き取れずガラス面に水分が残って部分的に視界が悪くなったり、ワイパーゴムがうまくガラス面を滑らず異音が鳴る「ビビリ」という現象が起きるようであれば、見た目上に問題が無くてもそれは交換のサインです。

 そのほか、ゴムが硬化してひび割れていたり、裂けてちぎれそうになっているなど明らかに劣化している場合は、当然ながらワイパーはまともに機能しないので、早いうちにゴムを交換してください。

■「ワイパーゴム」の上手な交換方法は?

 前出の自動車整備士A氏によると交換のタイミングについては半年から1年のようですが、実際にワイパーゴムはどのような手順で交換すれば良いのでしょうか。

「ワイパーゴム」と「ワイパーブレード」は定期的に交換しましょう「ワイパーゴム」と「ワイパーブレード」は定期的に交換しましょう

 新しいワイパーゴムは、多くのカー用品店やディーラー、ガソリンスタンドで販売されています。

 ワイパーゴム自体の価格は、種類や長さにもよりますが、安いものだと安い物だと1本1000円前後、撥水機能を備えるなど高性能なものだと2000円から3000円ほどとなります。

 自分のクルマに合うサイズを探すには店員に尋ねるか、パッケージに記載されている対応車種を必ず確認しましょう。

 また、基本的にフロント用とリア用でゴムの長さが違うので、購入する際は間違えないように注意してください。

 ワイパーゴムを交換する手順は、まずワイパーアームからブレードを取り外します。

 ブレードを外さなくともワイパーゴムの交換は可能なのですが、無理な体勢で作業をすると思わぬ場所に力がかかり、ブレードやアームが曲がる可能性も。もしアームが曲がってしまうと、ガラス面に密着せずワイパーそのものが機能しなくなります。

 こうなると高額な修理費の発生に繋がるので、安全のためにもブレードを取り外してからワイパーゴムを交換すべきでしょう。

 また、アームからブレードを取り外した際には、アームに取り付けられているバネによって勢いよく倒れてフロントガラスにぶつからないように注意してください。

 ワイパーアームは硬い金属なので、当たりどころが悪いとガラスが割れてしまうことがあります。

 このような事態にならないよう、ガラスとアームの間にはタオルや雑巾などの布を挟み、前もってアームを優しく倒しておくと安心です。

 ワイパーブレードを取り外したら、ブレードの端にある「ゴム止め」を外します。

 ゴム止めを外した側にワイパーゴムをスライドさせるとワイパーゴムが取り外せるので、今度は逆の手順で新しいワイパーゴムに交換し、ブレードをアームに取り付けましょう。

 また、「エアロタイプ」と呼ばれる一風変わった形状のワイパーも存在し、これはワイパーゴムが金属レールの土台に装着される形でブレードに取り付けられています。

 このタイプのワイパーゴムを交換する際は、ブレードから金属レールごと取り外し、新しいワイパーゴムを再度レールに取り付け、再びブレードに装着しましょう。

 ここまで紹介したワイパーゴムの交換作業は、ワイパーゴムを販売しているカー用品店やディーラー、ガソリンスタンドでお願いすることもできます。

 交換の工賃として、ワイパーゴムにくわえて1000円から2000円ほど必要になりますが、自分で交換するのが面倒な人や、前述したアーム曲がりやガラス割れなどのトラブルを避けたい人には、作業を依頼することをおすすめします。

※ ※ ※

 このように、雨の日の安全な走行にはワイパーの定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

 前回いつワイパーのメンテナンスをしたのか覚えていないという人は、降雨の多い季節に備えてワイパーゴムを交換してみると良いでしょう。

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