めちゃ売れてる! スライドドア「軽スーパーハイトワゴン」ばかりがなぜ「モテる」!? 人気集める「3つの理由」とは
くるまのニュース / 2023年6月30日 10時10分
ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」に代表される「軽スーパーハイトワゴン」は、2023年5月新たに三菱 新型「デリカミニ」が追加されるなど、いま最も活発な販売競争を繰り広げているカテゴリーです。支持を集める理由は一体どこにあるのでしょう。
■新車人気独占の「軽」でTOPシェア「軽スーパーハイトワゴン」とは
いま国内の乗用車で4割近くを占める軽自動車で最も多くのシェアを占めるのが、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」に代表される「軽スーパーハイトワゴン」カテゴリーです。
なかでも、同ジャンルへ新たに投入された三菱 新型「デリカミニ」は、2023年5月25日の発売開始早々に約1万6000台の受注を集め注目されていますが、こうしたカテゴリーに人気が集中する理由はどこにあるのでしょうか。
タフな走破性を持つミニバンとして長く愛されている“デリカ”の名を冠した、軽なのに「大型新人」と呼びたくなる軽スーパーハイトワゴン、新型デリカミニ。
アウトドアが似合うデザインや、こだわりの大径タイヤを採用した4WDの走破性などが注目ポイントとなっていますが、そもそもこの軽スーパーハイトワゴンにはどのような便利さ、魅力があるのか、ここでもう一度おさらいしてみたいと思います。
まず1つ目はなんといっても、ミニバンのように両側スライドドアを備えているところ。
これは狭い場所でも大きな開口部が取れることや、荷物を持ったままでも乗り降りしやすいこと、チャイルドシートのお世話などがしやすいことが大きな利点です。
新型デリカミニのスライドドア開口部は、軽スーパーハイトワゴン最大級となる、開口幅約65cm、開口高約124cm。
大人でもそれほど腰をかがめずに乗り込めて、大きなグリップをつかめば子供やお年寄りも乗り降りしやすくなっています。
また、キーをポケットやバッグなどに携帯していれば、足の動作だけで開閉できる「ハンズフリーオートスライドドア」もオプションで設定されており、装備すれば両手がふさがっていても乗り降りがスムーズ。
これは荷物の多いアウトドアレジャーの時だけでなく、傘を差して片手に子供を抱っこしているような日常のシーンでも助かる機能です。
そして2つ目が、なんと後席足もとスペースの最大の広さは大型セダンをしのぎ、天井の高さは139cmから140cmもある、広々とした室内空間。
新型デリカミニはガラスエリアも大きく、開放的な雰囲気が魅力です。
大柄な人でも足を組んでゆったりできるのはもちろん、小学3年生くらいの子供が立ったまま着替えなどができるくらいの余裕があるので、4人乗りながらミニバン感覚で過ごせます。
新型デリカミニはさらに、後席が左右別々に前後32cmのロングスライドで、リクライニング機構もあります。
シートのクッションは厚みがあり、ホッと包まれるような座り心地を実現。しかも、撥水シート生地なので水汚れにも強く、泥んこの子供が座っても、雨に濡れたまま座っても、さっと拭き取れるのが嬉しいところ。
さらに運転席&助手席のシートヒーターが全車標準装備というのは、ウインタースポーツをする人たちにもありがたいおもてなしです。
■そりゃ売れるわな! 万能すぎてもはや「ミニバン」いらず!?
そして軽スーパーハイトワゴンの魅力3つ目は、後席のシートアレンジと、全高180cmの高さを活かしたラゲッジの積載性です。
真四角なボディで室内も広い! SUVテイストで注目を集める軽スーパーハイトワゴンの最新モデル、三菱 新型「デリカミニ」
通常は後席に人が座ると、あまりラゲッジに荷物が積めないのが軽自動車の悩みですが、新型デリカミニは後席を最前端にすると67.5cmもの奥行きが取れるため、荷物がたっぷり積めます。
48リットルのスーツケースが4個積めるほどなので、日常の買い物から旅行まで、しっかり活用できそうです。
アウトドアレジャーでもっと大荷物を積みたいときには、後席を前に倒せばフラットで広大なスペースに。
開口部の高さが108cm、幅が105cmあるので、テントやテーブルも積み込めます。
上級グレード「T Premium」と「G Premium」には、樹脂仕様のラゲッジボードと、PVC仕様の後席シートバッグが装備されるので、濡れたものや泥んこ汚れの荷物もガンガン積み込めるのが良いところ。
スキー板やサーフボード、ホームセンターで買ってきたカーペットなどといった長尺物は、助手席の背もたれを最大に倒すことで対応可能です。
さらに新型デリカミニは、室内の収納や便利機能も満載。
運転席まわりには、スマホや財布などをホイッと置けるアッパーオープントレイをはじめ、ボックスティッシュを隠しておけるアッパーグローブボックス、引き出して使えるセンタートレイ、細々したものを詰め込めるロアボックスなど多数あります。
助手席シートアンダートレイは前からも後ろからも引き出せて、二重底の下には車検証入れもあって便利です。
後席にも、スマホなどの収納に便利なモバイルポケット付きのシートバックポケットや、USBポートが全車標準装備。
T PremiumとG Premiumには、折りたたみ式「助手席シートバックテーブル」と「ロールサンシェード」、後席にエアコンの風を素早く送ることができる「リアサーキュレーター(プラズマクラスター付)」も装備されるので、ファミリーでの日常からレジャーまでしっかり快適に過ごせるはずです。
※ ※ ※
こうして改めて見てくると、軽自動車ながらミニバンに近い便利さが手に入るのが軽スーパーハイトワゴンの大きな魅力。
そこに、デリカのDNAが注がれたかわいすぎずゴツすぎない外観と、こだわりの走行性能を持つ新型デリカミニは、見た目でひと目惚れする人、デリカじゃ大きすぎると躊躇していた人、アウトドア派の人など、いろいろなところに響きそうです。
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