1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

“純正パーツ”なのに… 入庫拒否!? “メーカー公認”でも「保安基準不適合」となるケースとは

くるまのニュース / 2023年7月11日 16時40分

クルマのドレスアップパーツとしてさまざまなアフターパーツが展開されており、愛車を自分好みにカスタムしている人もいるでしょう。中には保安基準不適合となるカスタムもあるかもしれませんが、一方で純正パーツを取り付けていても“保安基準不適合”と判断されるケースがあるといいます。

■純正パーツなのに… 保安基準不適合のケースとは

 クルマのドレスアップ用としてさまざまなアフターパーツが展開されており、愛車を自分好みにカスタムしている人もいるでしょう。中には保安基準不適合となり公道を走行できないカスタムもあるかもしれません。
 
 一方で、保安基準内でカスタムを施したメーカー公認の純正パーツでも、整備工場において入庫が拒否されるケースがあるとSNSで話題となりました。実情はどうなのでしょうか。

 クルマのドレスアップを行うため、さまざまなアフターパーツ(社外品)が展開されているほか、各自動車メーカーも純正のカスタムパーツを多数用意しており、自分好みにカスタムすることが可能です。

 一方でクルマには保安基準が設けられており、適合しないと不正改造となってしまいます。

 例えば、クルマのサスペンションを交換して車高を下げるローダウンはカスタマイズの定番ですが、保安基準では「車体底部と地面の距離は9cm以上」と定められています。

 またエアロパーツのひとつであるリアウィングは、スポーティな印象に仕上げるアイテムのひとつですが、「ウイング側端が車体端から165mm以上内側」「ウイング側端と車体のすき間が20mm以下」「ウイングが歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝できる構造」と基準が決まっています。

 このほか、ヘッドライトやウインカーなどの灯火類、着色ガラス、タイヤのはみ出しなど細かく基準が定められているため、自身でカスタムを行う際は保安基準に基づいた範囲内で楽しむのがルールです。

 こうした保安基準に適合することを定期的に確認するために、自動車検査登録制度、いわゆる「車検」に通す必要があります。

 車検は一定期間ごとに受ける必要があり、新車登録から初回の検査が3年、その後2年ごとと決まっています。

 そんななか、SNSでは「純正パーツを装着していたのに入庫拒否された」といったケースがあったという投稿がひとたび注目を集めました。

 ユーザーはある自動車メーカー純正の大型リアウイングを装着していたものの、大手カー用品店の整備工場への入庫が拒否され、車検整備を受けられなかったといいます。

 今回投稿主に問い合わせたものの、直接話を聞くことができませんでしたが、実際に純正パーツを装着していても入庫拒否されるケースはあるのでしょうか。

 これについてオートバックスの広報担当者は「事実確認が取れていない投稿や、その他個別事案に対してのコメントではございません」とした上で、以下のように教えてくれました。

「当社では保安基準(法令)の適合性に基づき、入庫可否を判断しておりまして、独自での別の基準(いわゆる社内基準)はございません。

 保安基準の適合性を判断する上で、パーツごと(単体)に判断はしておらず、あくまで車両に取り付けた状態での判断となります。純正パーツでも取り付け方法が不適切であれば、保安基準不適合となる場合もございます」

※ ※ ※

 オートバックスの場合では、保安基準に基づいた判断とした上で、取り付け方によっては保安基準不適合と判断されるケースもあるようです。

 今回入庫が拒否されたとされるオーナーのクルマが、純正パーツの大型リアウィング以外、他にも何かしらのカスタマイズを施していた可能性もありますが、詳細は不明です。

 いずれにせよカスタムをおこなう場合は、あくまで所有者の自己責任であり、取り付け方によって整備などを断られる可能性があるというのは、認識しておく必要があるといえるでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください