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北海道5人死亡事故の現場に「ランブルストリップス」施工へ 国道5号で安全対策 その特長とは

くるまのニュース / 2023年7月5日 16時40分

北海道八雲町の国道5号で発生した交通事故の現場で、安全対策として「ランブルストリップス」の工事が実施されます。具体的にどのような対策なのでしょうか。

■約500mにランブルストリップスを整備

 北海道八雲町の国道5号で、高速バスとトラックが衝突し5人が死亡した事故現場の交通安全対策として、国土交通省北海道開発局函館開発建設局は2023年7月4日、道路に「ランブルストリップス」を整備すると発表しました。

 ランブルストリップスは、舗装された路面を削って作る連続した凹型の溝です。これを踏んだクルマに不快な音や振動を発生させ、車線からはみ出ていることを知らせます。

 国立研究開発法人土木研究所の寒地土木研究所によると、ランブルストリップスは設置費用が安いこと、除雪作業の支障にならないこと、維持管理の手間や費用が掛からないこと、施工が短期で済むことなどが特長といいます。

 2002年度に八雲町の国道5号のセンターラインに初めて設置されて以来、全国に広がり、総延長はセンターラインや路肩などを含め2000km以上におよびます。

 都市間距離が長い、走行速度が速い、対面2車線の道路が多いといった事情を抱える北海道でも積極的に整備が進んでいます。

 事故は6月18日正午頃、八雲町野田生の国道5号で発生しました。豚を運んでいたトラックと、札幌から函館に向かっていた高速バス「高速はこだて号」が緩やかなカーブで正面衝突し、双方の運転手とバスの乗客3人が死亡、乗客12人が重軽傷を負いました。

 ランブルストリップスは、この事故現場を含む約500mの区間で、7月6日夜から翌7日朝にかけて施工される予定です。

 また、北海道開発局はここを含む国道5号の前後約14kmを「事故危険区間」に指定しています。半分を超える区間はランブルストリップスが設置されていますが、未着手の区間も順次、整備していく方針です。

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