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まさかのトヨタ「ハイエース」が受注停止!?「代わりに売れるクルマがない!」販売店から困惑の声も

くるまのニュース / 2023年7月8日 9時10分

トヨタの商用バン「ハイエース」の受注が停止しています。唯一無二の存在だけに、トヨタの販売店は対応に苦慮しているようです。

■ユーザーも販売店も「困ってる」なぜ?

 トヨタの商用車「ハイエース」は、プロユースとして建築業界や物流業界などで活躍しているだけでなく、アウトドアレジャーや車中泊といった個人ユースでも人気を集めるワンボックス型バンです。
 
 約20年という長きにわたって多くのユーザーに支持されているハイエースが「受注停止」しているというのですが、これに関してトヨタの販売店スタッフは対応に苦慮しているといいます。
 
 どういうことなのでしょうか。トヨタの営業マンに話を聞いてみました。

「ただ受注停止と聞いているだけで、現在も詳細情報は入ってきていません。

 店舗ではハイエースのカタログなどは置いてあり、問い合わせも多くあります。

 しかしながら、受注停止は決まったことで、ハイエースを目当てに来店されるお客さまに関してはお断りせざるを得ない状況です」

 受注停止についてユーザーに伝えると、驚かれるとともに「寂しい」といった声が聞かれるそうです。

 人気車だけにハイエースが販売できない状況は、販売店にとっても痛手でしょう。商談では違うモデルを勧めているのでしょうか。

「もちろんそうなのですが、ハイエースが欲しいということで来店されるお客さまは、ハイエースしか考えていない場合が多いです。

 ハイエースは一言で例えると“替えがきかないクルマ”です。

 トヨタには『ノア』『ヴォクシー』といったミニバンがラインナップされており、これらも人気が高いのですが、ハイエース目当てのお客さまにお勧めしても意思は全く動きません」(トヨタの営業マン)

 ハイエース最大の魅力である室内空間の大きさや取り回しの良さ、運転のしやすさ、ディーゼル車も設定しているといったことに、魅力を感じるユーザーが多いといいます。

 営業マンとしては、ノア・ヴォクシーのほか、商用で使用するなら「タウンエース」「ダイナカーゴ(トラック)」を代わりに提案するというのですが、なかには「ハイエースが買えないなら、軽自動車か2tトラックなどにします」といわれて購入に至らないケースも多々あるといいます。

 つい最近も「乗り心地は悪いがハイエースのビルトインラダーフレームが良い」という来店客にノア・ヴォクシーを提案したところ、「モノコックボディはいらない。乗り心地はそんなに重視していない」とキッパリと断られたこともあったそうです。

「どんな条件でも、どんな目的でも、変幻自在・自由自在に変化できるクルマという唯一無二の存在で、どう考えてもハイエースの代わりになる車種は提案できません。

 日産にも商用バンの『キャラバン』がありますが、ハイエースのブランド力や認知度は群を抜いています。

 ディーラーとしてもハイエースはどのようなユーザーにも提案しやすく、提案したときの安心感があったのですが、受注停止している今はその安心感がなくってしまい、正直困っています」(トヨタの営業マン)

※ ※ ※

 ハイエースの受注停止は次期モデルが控えていることが要因のひとつとして考えられますが、その詳細は明らかになっていません。

 一部改良やマイナーチェンジなのか、もしくはフルモデルチェンジして新型モデルが登場するのか、いずれにしてもユーザーも販売店の営業マンも、ハイエースの受注再開を期待しています。

 なお、現行モデルでもオーダー枠にまだ空きがあったり、在庫車を持っている販売店もあるかもしれません。ハイエースの購入を検討している人は早めの行動をお勧めします。

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