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超快適! 無料の自専道「東広島・安芸バイパス」全通で“時短”効果は? 空港アクセスも便利に

くるまのニュース / 2023年7月13日 16時10分

2023年3月に国道2号東広島・安芸バイパスが開通して3か月あまりが経過しました。所要時間はどのように変わったのでしょうか。

■3月のバイパス全通から約3か月が経過

 2023年3月19日に広島県内で、国道2号東広島・安芸バイパスが全線開通して3か月あまりがたちました。
 
 それまで並行する国道2号(現道)は慢性的に渋滞していましたが、どのように変わったのでしょうか。

 東広島・安芸バイパスは、八本松西IC(東広島市)から海田ランプ(海田町)に至る延長17.3km・通行無料の自動車専用道路です。

 起点の八本松西ICで国道2号西条バイパスに接続。反対側の海田ランプでは国道2号新広島バイパスに接続するほか、将来は広島南道路(海田大橋・広島高速3号線)に直結する計画があります。

 3月に開通したのは、最後まで残っていた八本松西IC~瀬野西IC間8.4kmと、海田東IC~海田西IC間1.6kmの2区間です。暫定2車線で整備されました。

 この開通により国道2号の新広島・東広島・安芸・西条・田万里の各バイパスが1本につながり、広島市街から東広島市や広島空港方面のアクセス性が向上。

 さらに、広島高速が通行止めや渋滞だった時の、広島市街と山陽道(高屋JCT・IC、西条IC、志和IC)を結ぶ新たなルートにもなっています。

 国土交通省中国地方整備局広島国道事務所によると、開通3か月後における東広島・安芸バイパスの1日あたりの交通量は、約2万400台から2万5800台とのこと。

 並行する国道2号の交通量は3~7割減少し、周辺の広島高速1号線や山陽道などからも東広島・安芸バイパスへ交通が転換しているといいます。

 バイパス全通により平均旅行速度は約10km/h向上し、広島~東広島の両市役所間の所要時間は従来の3分の2に相当する約52分に短縮されるなど、円滑な交通が確保されているといいます。

 SNSでは「全線開通して移動が随分と楽になったねぇ」「超快適です」「あの瀬野八ダラダラ渋滞は何だったん?」など、流れが改善したことがうかがえる投稿が多く見られました。

 広島国道事務所によると、広島市役所~広島空港の所要時間は、従来の山陽道経由が約56分で最速なのは変わりませんが、国道2号経由は約78分からバイパス全通後約67分に短縮。さらに所要時間のばらつきが軽減し、定時性が向上したということです。

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