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カワイイだけじゃない! 三菱で“最も売れてる”「デリカミニ」の実力はホンモノ? 実際に使って考えてみた

くるまのニュース / 2023年7月16日 18時10分

先行予約で発売前から約1万6000台を受注したり、全国軽自動車協会連合会の通称名別ランキングで納車が始まったばかりの5月にさっそく上位15位へ入るなど、好調な立ち上がりをみせている三菱「デリカミニ」。その実力は本物なのでしょうか、実際に使ってみて考察します。

■“あのキャラクター”も忘れられない! 大人気の「デリカミニ」の実力は

 三菱の軽スーパーハイトワゴン、新型「デリカミニ」は、2023年5月の正式発売前から予約受付ですでに約1万6000台を受注したりと大人気です。

 ビックリするほどクルマオンチな筆者(竹岡圭)の友人たちも「あの犬みたいのカワイイよね!」「ぬいぐるみどこで売ってるの? 欲しいんだけどな~」って、あれ? それは新型デリカミニのイメージキャラクター「デリ丸。」の人気ってことかしら!?

 でも、それでいいと思うんです。クルマのCMって案外頭にちゃんと残るものって少ないんですよ。「あの俳優さんが出てるCM」って言われても、車名がパッと出てこなかったりするじゃないですか。

 それが、懐かしのアイドル歌謡を替え歌にしたCMソングの「アイツはアイツはかわいい~♪ みつび~しのデリカミニ♪」のあとの「ウェイ! カワイイっていうな」というデリ丸。のセリフまで、みんなが覚えてるってスゴイことだと思うんです。

 もちろん、そのCMに登場した新型デリカミニのデザインもお見事!

 やっぱり丸目って、なんとなく生き物っぽさを感じるといいますか、ボディサイズも全長3395mm×全幅1475mm×全高1800-1830mmと身近なサイズ感なので、もうこれはクルマを超えてペット感覚なんですよね。

 ペットを飼う時って「この子にするっ!」って感じで、何かしら「ピピッと来る」ものがあると思うのですが、新型デリカミニはデザイン的にもその“ピピッと”感があるんだと思います。

 そして実際に乗ってみると、これがどっこい本格派なわけです。

 まず新型デリカミニは、ファミリー向けに開発された三菱の軽スーパーハイトワゴン「eKスペース」をベースにしてます。

 人も荷物もたっぷり積めちゃうし、街中も運転しやすいので、普段使いで必要な基本性能はバッチリ網羅されているわけです。

 元々eKスペースは、狭いところではより小回りが利きやすくなるステリング特性だったり、アクセルペダルの角度を緩くすることで、足が小さく小柄な方でも運転しやすくしていたり、レーダーが2台前のクルマまで感知して、より自然にスムーズに制御してくれる高速道路 同一車線運転支援機能「MI-PILOT(マイパイロット)」を盛り込んでいたりと、毎日の街中からロングドライブまで、ファミリーがラクに運転できるようなクルマ作りが徹底的に施されていました。

■実際使ってみてわかる”デリカミニ”の良さとは

 そして先にお伝えした、ファミリーが存分に使える空間の広さだけじゃなくて、ユーティリティ性能も上々。

 後ろの席の空気の循環を良くして家族みんなが快適温度で過ごせるように、プラズマクラスター付きのリアサーキュレーターが装備されていたり、暑い日の日差しをさえぎり、覗き見防止にもなる、リアシェードがついていたりします。

 後席シートも前後に320mmほどスライドしますから、荷物と乗員スペースとの調整も、その時々の使い方に合わせることができます。

 つまり、軽スーパーハイトワゴンとして、基本的なレベルの高いクルマなのです。

三菱 新型「デリカミニ」はちょっとした悪路でも安定性が抜群!三菱 新型「デリカミニ」はちょっとした悪路でも安定性が抜群!

 そんなもともとの素性の良さに今回、新型デリカミニでは高いオフロード性能が加わった、というワケなんですよ。

 パッと見ていちばんわかりやすい大きな特徴は、フルタイム4WDモデルには軽スーパーハイトワゴンとしては唯一、165/60R15サイズの大径タイヤが履かされていること。

 組み合わされているのは、専用チューニングのショックアブソーバーでして、キャンプ場のアプローチ路によくあるような砂利道なんかでもしっかり走れるような足回りに仕上げられています。

 そして、その“しっかり”レベル自体がスゴイんです。

三菱自動車にとって、50年以上続く「デリカ」の名前はやはり特別。そのデリカの名前を冠するならば、”中途半端なものじゃダメだよね!”という開発陣の思いが伝わってくる、走って納得のクルマに設えられていました。

 オフロード志向のセッティングとなると、どちらかと言えば腰高感が出やすいのですが、そんなことまったく感じさせないほどのフラットライドな安定感。これは、かなりの感動レベルです。

 さらに驚いたのが、「グリップコントロール」機構の巧妙なセッティング。グリップコントロールはその名の通り、通常は滑りやすい路面を滑らせずに発進をサポートする装備なんですけど、オフロードだと、それだとかえって前に進めないこともあるんですよね。

 例えば、泥ねい地や砂地などで、多少泥や砂を蹴散らしてでも前に進まなければならないようなシーンでは、極端に言うと多少滑ってでも、グイッとクルマを進める動きが必要になるのですが、それがちゃんとできる設定になっているんです。

 そんな“泥んこ”の激しい路面なんて、走ることはないでしょ? って思うかもしれません。

 でもこれを生活の中に置き換えると、例えば雪の季節、家の前の雪だまりさえ乗り越えられれば、除雪されている幹線道路に出られるというようなシーンで、大活躍してくれるはずなんです。

 つまり季節を問わず、日常生活からアウトドアシーンまで、幅広い活躍をしてくれるのが新型デリカミニなんですよね。「カワイイっていうな!」と、デリ丸。がつぶやくのも納得の、本物の1台ですよ。

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