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いすゞ新型エルフに日立Astemo製の衝突被害軽減ブレーキ用広角ステレオカメラ採用

くるまのニュース / 2023年7月18日 15時30分

日立Astemoは、同社の衝突被害軽減ブレーキ用広角ステレオカメラが、いすゞの新型エルフに採用されたと発表しました。

■いすゞ向けに最適化したシステムを設計

 日立Astemoは2023年7月14日、交差点や単路(交差点や踏切以外の場所)での衝突被害軽減ブレーキに対応した、広角ステレオカメラによる同社のセンシングシステムが、いすゞの新型エルフに採用されたと発表しました。

 国土交通省では、交通事故を防止する有効な対策として、乗用車だけでなくトラックなどの商用車への衝突被害軽減ブレーキの義務化を推進しています。トラックによる事故は年々減少しているものの、対人死亡事故の6割が車両の単路走行時、さらに4割が交差点内右左折時に起きており、広い視野角をカバーできる衝突被害軽減ブレーキの必要性が高まっています。

 このため、新型エルフは車両購入時のオプション追加により実装される機能として、国内小型トラックでは初搭載となる、交差点での右左折時に対応した衝突被害軽減ブレーキを搭載し発売されました。この衝突被害軽減ブレーキに対応するものとして、日立Astemoの広角ステレオカメラによるセンシングシステムが採用されたのです。

 採用に至る経緯としては、いすゞにおける商用車に対する豊富な知見を参考にし、交差点内右左折時の衝突軽減ブレーキ実現に向けたトラック特有の使用環境の想定と、その対応に必要な仕様設定を日立Astemoが受け、いすゞ向けセンシングシステムの開発を進めたそうです。

 今回新型エルフに採用されたステレオカメラによるセンシングシステムは、検知可能範囲を拡大した120度広角ステレオカメラが用いられています。

 その広角ステレオカメラをトラックの安全装備として広く採用されるミリ波レーダーの検知情報と連携させ、交差点でのブレーキ対応を可能とする新開発の制御ソフトを実装し、より高精度な広角検知を実現させ、交差点や単路における衝突被害軽減ブレーキの作動を可能とするセンシングシステムとしているそうです。

 今回の発表にあたって日立Astemoは「商用車メーカーにおける、高度な先進安全運転支援技術を通した車両の安全機能を拡張するニーズに対応し、ステレオカメラなどセンシング製品の採用拡大を図っていきます」とコメントしています。

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