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中部横断道「中央~上信越」ルートどうなる? ICは5か所検討 未開通40kmの「事業化」へ一歩前進

くるまのニュース / 2023年7月21日 16時10分

未開通として残る中部横断道の「長坂~八千穂」区間が、具体化に向けて進展を見せています。

■「長坂~八千穂」国が具体的なルートを提示

 中部横断道は、山梨県と長野県にまたがる「長坂~八千穂」が未整備区間として残っていますが、計画の具体化に向けた取り組みが進んでいます。

 2023年7月14日、長野県内で中部横断道の計画調整会議が開かれました。国土交通省や長野県、沿線自治体の担当者が出席してこのとき話し合ったのが、「長坂~八千穂」の長野県内のICの位置についてです。19日には、国交省が山梨・長野の両県に具体的なルートを提出しました。

 中部横断道は、静岡市を起点とし山梨県甲斐市・北杜市を経由して長野県小諸市に至る高速道路です。

 中央道を境に大きく南北2区間に分かれており、南部(新東名~中央道)の新清水JCT~双葉JCT間は2021年8月までに全線が開通。北部(中央道~上信越道)は、八千穂高原IC~佐久小諸JCT間が2018年までに開通しています。

 しかし北部区間で未開通の「長坂~八千穂」約40kmは現在、事業化もされておらず、開通時期も未定です。

 この区間を巡っては、2010年度から計画段階評価を進め、2015年4月に対応方針が決定しています。

「長坂~八千穂」の大まかなルートは、国道141号(現道)に並行することを前提としつつ、住宅地や集落、別荘地、農地、自然環境、整備コストに配慮したものになります。

 すでに公開されている資料によると、途中に設置検討されているICは、山梨県内は北杜市内に2か所、長野県内は3か所です。長野県内では、小海町と、南牧村の海ノ口付近・野辺山付近が想定されています。

 IC設置場所の考え方として、国道141号に近い箇所や、観光地、医療施設、役場、JA集荷所などへのアクセス性に配慮するといいます。

 14日の会合では長野県や南牧村から、高速道路による光害や眺望の阻害などが生じないよう配慮を求める意見などが出ており、より柔軟に詳細なルート・構造を検討していくことを確認したといいます。

 19日に提供された具体的なルートは公表されていませんが、今後、両県は示された案をもとに都市計画と環境影響評価の手続きを進めていくことになります。

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