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「夏の暑すぎるクルマ」どうすれば爆速で冷やせる? 道具いらずでガツンと急冷できる“簡単な方法”が判明!

くるまのニュース / 2023年7月29日 8時10分

夏は屋外にクルマを長時間駐車していると、車内が高温になります。どうすれば効果的に車内温度を下げることができるのでしょうか。

■夏のクルマはアツすぎて危険!

 気温が40度近くにまで達する日が続いており、「災害級の暑さ」といわれています。そんな暑さのなかで屋外の駐車場にクルマを停めていると、車内が高温になってしまうものです。
 
 以前JAFがおこなった実験によると、8月に外気温が35度という条件下で、日中の昼12時から16時までの4時間の車内温度の変化を測定した結果、エンジン停止後わずか30分で車内温度は45度を記録。その後も上昇を続け、3時間後には55度に達したといいます。

 さらにこの実験では、直射日光が当たるダッシュボードにスマートフォンや100円ライターなどを置いて状態の変化を検証。

 熱くなったスマホは「高温注意」の警告が表示され、一部の機能を除き使用不能になったほか、100円ライターはケースに亀裂が生じ、ガスがすべて抜けるという事態となっています。

 暑くなった車内は非常に危険な状態だといえますが、車内温度の上昇を抑制する方法はあるのでしょうか。

 都内の中古車販売店に勤務するK店長は、展示車両はどうしても屋外駐車になるため、この車内温度問題には常に頭を悩ませているそうです。

「夏はやはり強い日差しが問題です。なかでも直射日光に含まれる紫外線は塗装面や樹脂パーツの劣化を進めてしまいますし、熱も劣化を促進させます。

 できる限りこまめに洗車したりコーティング処理などをおこない、クルマを傷めないように努力しています」

 洗車は、水でボディ表面の温度を下げる効果と、熱くなった路面へ水を撒くことで、帰化熱を活用して地面の温度を下げる効果を狙っているといいます。

「ただし外出先では水を確保するのが難しく、バケツ程度の水では温度を下げるのは難しいでしょう。

 大量の水が使える状況では、それなりの効果があるという限定的な対処法になります」(中古車店 K店長)

 K店長いわく、駐車場内の位置も車内の気温上昇に大きく影響する要因となり、当然ではありますが、直射日光をできるだけ避けた日陰などに駐車するのが望ましいといいます。

 また窓を覆うように設置する「サンシェード」は、車内温度上昇を完全に抑えられるわけではないものの、ハンドルやシフトノブなどを直接触れるものの温度上昇を抑えることができるため、なるべく活用したほうが良いといいます。

■いくつかある方法のなかでもっとも効率的なのは何?

 しかし現実的には、そう上手いこと出先の駐車場が日陰になっておらず、水も使えない状況が多いはずです。そうなると、暑くなった車内温度を効果的に下げる対策が重要になります。

 暑い環境下で作業することも多い、T整備士に効率的な車内温度の下げ方を聞いてみました。

暑い車内を冷やす方法は?暑い車内を冷やす方法は?

「まずは閉め切った状態によって熱くなった車内の空気を入れ替えることが最優先です。

 アナログな方法ですが、助手席側の窓を全開にして運転席側のドアを数回パタパタと開閉を繰り返すと、溜まった熱い空気が窓から出ていくとされています」

 こちらもJAFで検証がおこなわれており、「助手席側の窓全開+運転席側のドアを5回開閉」(約30秒間)だけで、車内が55度から47.5度まで7.5度下がるという結果に。ウチワのようにドアを開閉するだけ効率的に換気できるようです。

「もっとも効果的があるのは、窓を全開しての走行しながらエアコンを使用する方法です。

 まず窓を全開にしてエアコンを外気導入モードおよび最低温度に設定して走行すれば、1分程度で約20度近く下がることもあるといわれています。

 その後は窓を閉めてエアコンを内気循環に切り替えて数分走れば、車内温度を快適な28度前後まで下げることができるでしょう」(T整備士)

 ここで重要なのは、最初は外気導入にすることです。これが最初から内気循環ですと、熱い空気が循環するため、冷えるまで時間がかかってしまうそうです。

 では、車内の温度を瞬間的に冷やす「冷却スプレー」は有効なのでしょうか。

 T整備士いわく、瞬間的に冷えたように感じるものの、スプレーが当たった一部のみを冷やすだけで、車内全体を冷やすほどの効果はないとのこと。

 やはり、窓全開でエアコンを最強にして走行するほうが、はるかに効果的に車内温度を下げることができるそうです。

※ ※ ※

 車内温度を下げる対策ではありませんが、叩くとすぐに冷たくなる「冷却パック」などを脇の下や太ももの付け根などに挟むと、直接体温を下げることができます。

 暑さ対策としてはかなり有効ですので、車内で適宜使用するのも良いかもしれません。

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