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トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! ランクル初の「ディーゼルマイルドハイブリッド」欧州で投入へ! 「丸目ライト」仕様も登場

くるまのニュース / 2023年8月3日 19時10分

欧州トヨタは、全面刷新した新型「ランドクルーザー」を発表しました。新型ランクルはシリーズ初のハイブリッド車を設定し、欧州ではマイルドハイブリッドシステムを搭載したディーゼルターボ車がラインナップされます。

■ディーゼルターボ×マイルドハイブリッドを初採用

 トヨタの欧州法人は2023年8月2日、新型「ランドクルーザー」を発表しました。
 
 欧州では、日本で「ランドクルーザープラド」として販売されていたモデルが、ランドクルーザーの車名で展開されていました。

 70年以上の歴史を持つランドクルーザーは、過酷な状況下でも目的地まで安全に移動し、再び家まで送り届けてくれる信頼できる四駆として世界的に評価されており、170以上の国と地域で累計1130万台(レクサスLX/GX含む)を販売するトヨタのベストセラーモデルのひとつ。

 新型ランドクルーザーは、これまでのDNAを保ちつつ、新しいテクノロジーと融合したまったく新しいクルマへと進化しました。

 古典的で堅牢なボディ・オン・フレーム構造を維持し、2021年に全面刷新された「ランドクルーザー300系」(西欧では未導入)に続いてトヨタの「GA-Fプラットフォーム」を採用。オフロード性能が大幅な向上しています。

 同時に、オンロードでも運転しやすく、快適性と実用的も備えました。

 新フレームは剛性が50%、ボディとフレームを合わせた剛性は30%向上し、応答性やハンドリング、乗り心地が改善しています。サスペンションの基本性能も向上しており、とくにオフロード走行性能の重要な要素となるホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)の確保に貢献しています。

 さらに、ランドクルーザーとして初めて電動パワーステアリング(EPS)システムを採用。荒れた路面を走行する際に発生するキックバックを低減し、よりスムーズでダイレクトなステアリング操作と取り回しの良さを実現しました。

 このEPSの採用により、「トヨタセーフティセンス」の機能のひとつであるレーントレーシング・アシストを搭載することが可能となっています。

 加えて、トヨタブランド初採用となる切り替え式スタビライザー「SDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)」を設定し、スイッチ操作でフロントスタビライザーの状態を切り替えることが可能となるなど、オフロードの悪路走破性や乗り心地とオンロードでの操縦安定性を両立しました。

 また、マルチテレインモニターとマルチテレインセレクトのアップグレードにより、オフロード走行がさらにサポートされます。

 新型ランドクルーザーのパワートレインは、トヨタが長年培ってきた信頼性とオンロードおよびオフロードでの耐久性を継承し、人々のライフスタイルと生活を支えるモデルとして設計・開発されました。

 欧州では、204馬力/500Nmを発揮する2.8リッターターボディーゼルに新開発の8速ATを組み合わせ、最大3500kgの荷物を牽引する力強さを備えていました。

 さらに2025年初頭には、同エンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた電動パワートレインが西欧に投入される予定です。

 このパワートレインは上級版と位置付けられており、2.8リッターディーゼルターボのパワフルさに加え、市街地や渋滞時の実用燃費を向上。上質で静かなエンジン始動と、スムーズな走り出しも実現しました。

 新型ランドクルーザーのデザインは、伝統と現代性を融合させ、過酷な環境にも耐えうるタイムレスと、プロ用のツールに見られるような機能美も表現しています。

 水平基調の力強いラインが特徴的で、クラシックなランドクルーザーのシルエットを有しており、ボディサイズは全長4920mm×全幅1980mm×全高1870mm、ホイールベース2850mm。

 タフな外観は、新型ランドクルーザーが「原点回帰」したことを意味しており、同時に高い実用性も兼ね備えました。

 短いオーバーハングや造形的なコーナー、絞り込まれたロアボディなどにより、オフロード性能を確保。ボディパーツは破損時に簡単に交換できるように設計されています。

 内装も本格的なオフローダーの力強さと機能性を感じさせるデザインとなっており、水平に配置されたインストルメントパネルや、ベルトラインを下げてサイドウインドウをより深くすることで、ドライバーの視界の良さを実現しました。

 また、厳しい地形でも操作しやすい形状のスイッチ類など、細部にまでこだわりが見て取れます。乗車人数は5人乗りまたは7人乗りから選択可能です。

※ ※ ※

 新型ランドクルーザーは欧州市場で2023年10月から先行販売が開始され、最初の納車は2024年前半を予定しています。

 なお、先行販売の期間中に、特別モデルとして「ファーストエディション」を設定。

 ランドクルーザー伝統のクラシカルな丸型ヘッドライトや、「サンド」と「スモーキーブルー」の2種類の専用バイトーン外装塗装など細部にもこだわった仕様として、欧州向けに約3000台が生産されることになっています。

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