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「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反とは? 速度違反を抑えて「めちゃ捕まってる」違反は何?

くるまのニュース / 2023年8月10日 14時10分

8月が始まり、本格的な行楽シーズンがスタートしました。クルマで出かける人も多いかと思いますが、このときに気をつけたいのが交通違反です。では、そんな交通違反の中で最も検挙件数の多い交通違反は一体何なのでしょうか。また、最も反則金が高い交通違反は何なのでしょうか。警察庁の資料をもとに見ていきます。

■気をつけたい交通違反…速度違反を抑えて最も多い違反とは?

 8月が始まり、本格的な行楽シーズンが到来しました。クルマで出かける人も多いと思いますが、このときに気をつけたいのが交通違反です。

 ドライバーは、交通ルールを遵守する必要がありますが、交通違反をしてしまうと警察官から交通取り締まりを受けます。

 交通違反には、事故の危険性があるほか、検挙されてしまえば思い出に傷がついてしまうでしょう。

 では、交通違反のなかで最も多い違反には何が挙げられるのでしょうか。今回は2022年の1年間で多かった3つの違反を見ていきます。

 警察庁は毎年、交通違反の検挙件数などをまとめた資料を公表しており、これによると2022年の総数は614万1535件です。

 そのなかで最も多かった交通違反は「一時不停止」で、146万6131件でした。

 2021年と比較すると12万2497件減少しているものの、1日あたりだと4000件以上も検挙されていることが分かります。

 一時停止は、赤信号が点滅している交差点のほか、信号がない場面でも標識で示されている場合や、歩行者が横断歩道を横断しようとしている時なども必ず一時停止をしなければなりません。

 また、路面標示に四角いダイヤのマークが描かれてあった場合は近くに横断歩道があることを示しており、横断歩道の手前で停止できる速度で走行する必要があります。

 2年前の2021年にも一時不停止が最も多い交通違反となっており、一時停止ができていない人が多いことが実情といえるでしょう。

 先日筆者(青田海)も、歩行者として信号のない横断歩道を渡ろうとしていたところ、近づいてくるクルマが一時停止をせず横断歩道を横切るという場面がありました。

 たまたまその場所で警察官が交通取り締まりを行っており、通り過ぎたドライバーは声をかけられている様子が見えました。

 その後、証人として警察官に声をかけられ「横断歩道で一時停止ができていない人が多いので取り締まりをしている」と話しており、一時不停止が多いことから警察官も取り締まりを強化していることがうかがえました。

 続いて、一時不停止の次に多かったのは「最高速度違反」、いわゆるスピード違反で93万2260件でした。

 3番目に多かったのは「放置違反金納付命令件数」で、69万8533件でした。

 放置駐車違反をすると、クルマに「放置車両確認標章」と呼ばれるいわゆる黄色いステッカーが貼られます。その場合、ドライバーは警察署などに出頭して反則金を納めなければなりません。

 放置違反金納付命令は、上記の反則金の納付が認められない場合に、車両の使用者に対し放置違反金の納付を命じるといったものに該当します。

 駐車が禁止されている場所に駐車することはもちろん避けるべきですが、うっかり駐車をしてクルマに黄色いステッカーが貼られた場合は、すぐに警察署に出頭し速やかに反則金を納める必要があります。

※ ※ ※

 2022年は「一時不停止」「最高速度違反」「放置違反金納付命令件数」の3つが件数の多かった違反でした。

 では、交通違反の中で“反則金”が最も高い違反は何なのでしょうか。

■反則金が最も「高い」違反とは

 交通違反をした場合、青切符が切られ反則金を収めなければならない場合があります。

 一定の期間内に反則金を納めることで「交通反則通告制度」が適用され、刑事裁判や家庭裁判所の審判を受けないで事件が処理されます。

 では、青切符が切られる交通違反の中で反則金が最も高い違反は何なのでしょうか。

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 普通車の場合で見てみると、3万5000円が最も高額で、「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」の速度違反、積載物超過違反については「10割以上の超過」が該当します。

 また上記2つ以外では、「携帯電話使用等(保持)違反」として普通車で1万8000円が高額となっています。

 携帯電話使用等(保持)違反は、運転中にスマートフォンなどの使用や画像を注視するなどを行うなどの行為を指し、2019年12月に罰則が強化されたことで普通車では反則金6000円だったところ金額が改正されました。

 ちなみに、携帯電話等の使用によって事故を起こすなど「携帯電話使用等(交通の危険)」に該当した場合は、反則金制度は対象外となり、罰則として1年以下の懲役又は30万円以下の罰金となります。

 なお、反則金の中では大型車の「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道)」と「積載物重量制限超過(5割以上10割未満)」の4万円が最も高額な額です。

※ ※ ※

 交通ルールを遵守することはもちろんですが、改めてこれまで解説した違反について自身や周囲の運転を振り返って見ても良いかもしれません。

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