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「知らなかった!」クルマの窓に入っている「謎の線」は何のため? デザインなの? 安全に役立つ「意外な使い方」とは

くるまのニュース / 2023年8月18日 20時10分

クルマのリアガラスをよく見ると、細かい「横線」がたくさん入っていることに気づきます。この線は一体何のために入れられ、どんな役割を果たすものなのでしょうか。

■「リアガラスに入っている横線」はデザイン?

 クルマに近づいてリアガラスを眺めると、細かい「横線」がたくさん入っていることに気づきます。

 そして更によく見ると、どのクルマにも同様の横線があるようです。

 この横線は単なるデザインなのでしょうか。それとも何か特別な役割を持っているのでしょうか。

 リアガラスに入っている横線は、まっすぐ規則正しく並んでいるため、デザイン的なものだと思っている人が多いかもしれません。

 しかしこれはただの模様では無く、実はガラスの中に埋め込まれた「電熱線」で、通電することで熱を持つ効果があります。

 なぜ熱を持つ電熱線がガラスに埋め込まれているのかというと、「リアガラスの曇りを除去する」際に役に立つためです。

 そしてこの「電熱線に電気が流れることでリアガラスが温められ、曇りを取り除く機能」は、「リアデフォッガー」といいます。

 リアデフォッガーは、コンソールパネルにあるスイッチでオンオフの操作が可能で、「REAR」の文字や、窓の形状を模した「□」と一緒に縦の矢印が3本描かれたスイッチを押すことで作動します。

 リアガラスは、とくに雨の日や冬場、または乗車人数が多く車内の温度や湿度が高くなったときに曇ってしまうことがありますが、後方が見えなくなるほど曇ると安全な運転に支障が出ますので、積極的にリアデフォッガー機能を活用して曇りを取り除きましょう。

 ちなみに、古いクルマの場合はリアデフォッガー機能が装備されていないモデルも存在します。

 そのようなクルマに乗っていてリアガラスが曇ってしまった場合には、窓を開けたりタオルで拭くなどの方法で曇りを取り除かないといけません。

■フロントガラスはどうするの?

 このように、リアガラスに入った横線はリアガラスの曇りを取り除くのに活躍しますが、ではフロントガラスが曇ってしまった時はどう対処すれば良いのでしょうか。

電熱線は「リアガラス」にしか入っていない電熱線は「リアガラス」にしか入っていない

 フロントガラスが曇った際には「デフロスター」という機能を使用しましょう。

 デフロスターは、ダッシュボード前部にある吹き出し口から暖かい風をフロントガラス内側に当てることで、曇りを取り除く機能です。

 デフロスターを作動させるスイッチはリアデフォッガーと同じくコンソールパネルにあり、「FRONT」という文字と、3本の縦矢印が描かれたスイッチで操作しますので、フロントガラスが曇った場合はこのスイッチを押しましょう。

※ ※ ※

 このように、リアガラスに入っている横線はデザインではなく曇りを取り除くための「電熱線」でした。

 意外と「知らなかった」という人は多いかもしれない、この2つの機能「リアデフォッガー」と「デフロスター」。

 四季折々で天気や温度・湿度などが大きく変化する日本のような環境において、安全に運転するためには必要な機能です。

 ぜひこの機会に使い方を覚えておくと安心でしょう。

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