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「えっ、ETCゲート開かない!?」車載器にカードを入れてるのになぜ通れない? トラブル時にやっちゃいけないNG行為とは?

くるまのニュース / 2023年8月13日 9時10分

高速道路を通行するクルマの9割以上が利用している「ETC」ですが、ETCゲート通過時にバーが開かないことがあります。ETCゲートが開かなくなる原因にはどのようなことが考えられるのか、また、開かなかったときはどのように対処すれば良いのでしょうか。

■ETCゲートでバーが開かなかったらどうする?

 首都高などでは「ETC」のみの出入り口が運用されるなど、高速道路や有料道路を利用するにはETCが欠かせません。
 
 ゲートを通過するだけで通行料が支払える便利なETCですが、何らかの不具合によってETCゲートが開かないという事態に陥ることもあります。
 
 ETCゲートのバーが開かない理由には、どのようなことが考えられるのでしょうか。

 高速道路のETC専用レーンでゲートが開かないという事態の多くは、ETCが正しく読み取れていないことが原因となっています。

 車載器へのETCカードの入れ忘れはもちろん、カードの挿入方向の間違いでETCが認識されない、またカードの有効期限切れなどによって正しく読み取られないこともあるようです。

 また古い車載器では、接触不良や断線といった不具合によって作動しなくなることもあります。

 エンジンをかけて走り出す前に、ETCが正常に作動しているかをチェックする習慣を身につけておくと、いざというときに慌てないで済むでしょう。

 このようなカード関連のエラーはまだ対処しやすいのですが、不具合の判別が難しいのが車載器の異常です。

 車載器の異常でゲートが開かなかった経験を持つFさん(50代・東京都)によると、車載器のインジケーターは正しく読み込めていることを示す「緑」だったといいます。

「それまでのクルマを手放し、中古で購入したクルマに乗り換えたばかりのときだったのですが、ETC車載器が装着されていたのでETCカードを挿入しインジケーターが緑になっていることを確認して首都高に乗りました。

 そうしたらETCゲートでバーが開かなくて焦りました。

 幸い、係員が常駐しているゲートだったので、事情を説明し利用できましたが、現在のようにETCゲートのみになったらもっと慌てていたでしょう」

 Fさんはその後、ETCの取り付けや整備ができる専門業者にチェックしてもらったところ、ETCアンテナが反応していなかったことが判明。車載器ごと新しいものに交換することになったそうです。

 このようなケースで車載器の不具合は見た目で判別できず、専用の検査器具(テスター)で初めてわかることも多いもの。購入した中古車に車載器がすでに装着済みといった場合は、高速道路を利用する前に正しく使用できるかチェックしてもらうことをお勧めします。

 では、何らかの事情でETCゲートが開かなかった場合はどう対処すべきなのでしょうか。

 その場合はゲート手前で停車し、係員の指示に従うのが正解です。

 このとき、無理やりゲートを押して突破するのは当然NG。「不正通行」として路線の最大料金やゲートの修繕費などが請求される可能性もあるので、間違っても強行突破してはいけません。

 また、ETC専用レーンに進入した後にバック走行や降車は禁止されています。後続車から追突される恐れもあるため、慌てずに係員が来るのを待ちましょう。

※ ※ ※

 国土交通省の調べでは、全国のETC利用率は2023年4月時点で94.3%に達するなど、高速道路を通行するクルマのほとんどがETCを装着するようになったといえます。

 特にその傾向が顕著なのが首都高速道路で、2022年4月に東京・埼玉・神奈川の34か所の料金所をETC専用とするなど導入に積極的だったこともあり、全料金所(180か所)のうち127か所にETC専用レーンを設置。その結果、ETC利用率は98.1%となっており、ほぼETC専用道路といっても過言ではない状況です。

 このように広く普及しているETCですが、ゲートが開かないトラブルはドライバーの「うっかりミス」が原因であることが多いようです。

 昨今はカーシェアなどさまざまなクルマに乗り換える機会も増え、その都度ETCカードを抜き差しすることもあるでしょう。車載器に正しい向きでカードを挿入して、問題なく稼働することを確認してから走り出すように心がけましょう。

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