「ガソリン価格」10月から200円超えも!? 今スグ「燃費良くする」方法ある？ アクセル操作だけで10％改善も！

2023年8月16日にレギュラーガソリンの全国平均が181.9円となったことを発表されましたが、補助金終了後の10月以降には200円を超える可能性もあります。では、自分ですぐに出来る燃費改善方法はあるのでしょうか。

■ガソリン価格が高すぎる… 今スグ「燃費良くする」方法ある？

　ガソリン価格の高騰が止まりません。
　
　経済産業省資源エネルギー庁は2023年8月16日にレギュラーガソリンの全国平均が181.9円となったことを発表。
　
　これは前週の180.3円と比べて1.6円の値上がり、13週連続の値上がりとなりました。
　
　では、少しでも燃費をよくした運転をするにはどのようなことを心がけたら良いのでしょうか。

　簡単に「燃費を良くする」と言っても様々な方法が挙げられます。

　クルマの燃費は、運転方法で約5割、空調やライトなどの電装品で約3割、道路状況などの使用環境で約2割が影響していると言います。

　そのため、まずは1番燃費に影響を与える「走る」部分の「アクセル操作」を意識することが大切で、発進時のアクセル操作により燃費が大きく変わってきます。

　基本的にアクセルペダルはふんわりと触れるように徐々に踏むことが大切で、強くアクセルペダルを踏み込むと燃費が悪化します。

　またAT車の場合はブレーキペダルを離すと自然と前に進む現象「クリープ現象」を上手く使いながらアクセルペダルを踏みことで燃費改善に繋がります。

　次に、「止まる部分」のブレーキ操作では、早めにアクセルペダルから離して、エンジンの抵抗を利用した「エンジンブレーキ」を活用することが大切です。

　また国土交通省や経済産業省、環境省で構成されているエコドライブ普及連絡会は、「エコドライブ10のすすめ」を策定しています。

　そこでは次のようにアナウンスしています（一部抜粋）。

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　●ふんわりアクセル「eスタート」

　発進するときは、穏やかにアクセルを踏んで発進しましょう（最初の5秒で、時速20km程度が目安です）。

　日々の運転においてやさしい発進を心がけるだけで10％程度燃費が改善します。焦らず、穏やかな発進は、安全運転にもつながります。

　●車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転

　走行中は、一定の速度で走ることを心がけましょう。車間距離が短くなると、ムダな加速・減速の機会が多くなり、市街地では2％程度、郊外では6％程度も燃費が悪化します。

　●減速時は早めにアクセルを離そう

　信号が変わるなど停止することがわかったら、早めにアクセルから足を離しましょう。

　そうするとエンジンブレーキが作動し、2％程度燃費が改善します。また、減速するときや坂道を下るときにもエンジンブレーキを活用しましょう。

　●ムダなアイドリングはやめよう

　待ち合わせや荷物の積み下ろしなどによる駐停車の際は、アイドリングはやめましょう。

　10分間のアイドリング（エアコンOFFの場合）で、130cc程度の燃料を消費します。
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　このようにエコドライブを心がけることで、燃料消費量やCO2排出量を減らし、地球温暖化防止に繋がる他、交通事故の削減に寄与します。

■エアコンの使い方でどれくらい燃費が変わるのか？

　また空調（エアコン）の使い方でも燃費は大きく変わります。エアコンの使い方について、とあるエアコンメーカーの担当者は次のように話しています。

「クルマの暖房はエンジンの熱を利用しています。

　対して冷房は、家庭用クーラーと同様に、冷媒を圧縮するコンプレッサー（圧縮機）を作動させて冷たい空気を作っています。

　そのコンプレッサーを動かすにはエンジンの動力を使うため、冷房を使うと燃費に影響するのです。

　もちろん、温度や風量によって作動力が変わってくることから不必要に冷房を使うことは燃費を悪化させます」

　また前出の「エコドライブ10のすすめ」では、暖房のみ必要なときは、エアコンスイッチ（A／C）をオフにする他、冷房が必要なときは車内を冷やしすぎないようにすることを推奨しています。

　なお車内の温度設定を外気と同じ25度に設定した場合エアコンスイッチをONにしたままだと12％程度燃費が悪化すると言います。

エアコンの温度は25度が良いと言われている

　その他、日常的な行動でも燃費改善は図れます。

　まず、出かける前に確認してきたいのが「タイヤの空気圧」です。

　タイヤの空気圧が適正値より不足すると、市街地で2％程度、郊外で4％程度燃費が悪化すると言われています。

　次のようにエンジンオイル・オイルフィルタ・エアクリーナエレメントなどの定期的な交換によっても燃費が改善します。

　最後に意外な部分ではありますが、不要な荷物を降ろすことでも燃費は改善されます。

　たとえば100kgの荷物を載せて走ると3％程度も燃費が悪化する他、ルーフに付けているスキーキャリアなどの外装品も使用しないのであれば外すことで燃費は改善出来ます。

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　現在のガソリン価格高騰は、原油価格の高騰と石油元売り会社などに対する補助金を段階的に縮小しているためです。

　しかしこの補助金は2023年9月末で終了するとしており、10月以降ではレギュラーガソリンの全国平均が200円を超える可能性も出ています。