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高速道路の利用は「24時間以内」!? ETCゲートが開かなくなるのは本当? 長時間滞在がNGになるケースとは

くるまのニュース / 2023年8月25日 14時10分

高速道路を通行する際のウワサとして、「高速道路に入ってから24時間以上経過すると、ETCゲートが開かない」というものがありますが、これは本当なのでしょうか。もしそうなった場合、どのように対処すべきなのでしょうか。

■高速道路の長期滞在でETCゲートが開かない!?

 クルマで遠方へ出かけるとき、高速道路を利用するでしょう。
 
 そんな高速道路の“都市伝説”ともいえるのが、「高速道路に乗ってから24時間を経過すると出口のETCゲートが開かない」というものです。
 
 つまり、「高速道路に利用時間制限がある」というウワサがささやかれているようですが、これは本当なのでしょうか。

 昨今の高速道路のSA/PAは設備が充実しており、グルメはもちろん、ドッグランや遊園地が併設されていたり、さらには温泉や宿泊施設まで用意されるなど、もはやそれ自体がレジャーの目的地となることもあります。

 たとえば、東名高速上り線の「足柄SA」には「レストイン時之栖」があり、大浴場やコインランドリーまで完備。このような「ハイウェイホテル」と呼ばれる宿泊施設のほか、「ハイウェイオアシス」と呼ばれる施設では、宿泊施設のみならずキャンプ場が併設される事例も増えています。

 そういった施設を利用する場合、高速道路に乗ったまま24時間以上滞在するケースも十分に考えられるのが現状です。

 長期滞在すると本当にETCゲートが開かなくなるのか、NEXCO東日本に聞いてみました。

「通常想定される時間よりも長時間のご利用となった場合は、出口料金所で開閉バーが開かないことがあります。

 仮眠やSAの宿泊施設に宿泊する利用形態は問題ございませんが、これらを含め通常想定される時間よりも長時間のご利用となった場合は、係員のいるレーンをご利用いただき、係員にお申し出ください」

 長時間滞在した場合、料金所の係員がいるゲートで走行経路や事情を説明する必要がありそうですが、きちんとした理由があればゲートは通過できるとのことです。

 ちなみにNEXCO東日本では、ETCゲートが開かなくなる具体的な時間を公表していません。そこでさまざまなソースから推測してみると、どうやら1区間に対して24時間以上経過している場合に、ETCゲートのバーが開かない仕組みになっているようです。

■長期滞在するとなぜETCゲートで止められる?

 長時間滞在でETCゲートが開かなくなるという対策が行われている原因として、「SA/PAの不正利用」が関係しているといいます。

 今まで多くいわれていたのが、上下線共用や徒歩でアクセス可能なSA/PAなどで、上り下り両方から来た車両のETCカードを入れ替えることで、走行距離を短く見せて正規料金を支払わないケースです。

 ただし、現在ではIC通過時にカメラでクルマのナンバー情報を読み取っているため、ほぼ不正利用ができない仕組みとなっています。

SA/PAの不正利用防止が目的か(イメージ)SA/PAの不正利用防止が目的か(イメージ)

 それより最近問題となっているのが、SA/PAでの長時間放置車両です。たとえば友人たちとSA/PAで待ち合わせ、合流後に1台のクルマに乗り換えて、使わないクルマは長時間SA/PAに駐車したままにしてしまう事例が多発。

 いわゆる「相乗り」という行為ですが、特に大人数で遠方の行楽地へ向かう場合に、そういった不正利用が増えているといいます。

 こういった行為が増えており、近年は取り締まりが強化されつつあります。そして、長時間放置が発覚した場合は警察に通報され、取り締まりの対象にもなるとNEXCOなどの有料道路の公式サイトにも記載されています。

 いくら無料で駐車可能とはいえ、SA/PAは公共スペースです。車両の長時間放置は本来の休憩利用者の妨げにもなりますし、保安上から考えても好ましくありません。

 1台ずつ正しく走行するか、または自宅まで迎えに来てもらって一緒に出かけるのが良いでしょう。

 では、不正利用と疑われないためにできることはあるのでしょうか。

 たとえば仮眠が長引いてしまった場合や、いくつもの路線を乗り継いだ結果として長時間(&長距離)利用になった場合、併設された宿泊施設やキャンプ場を利用した場合などは、レシートや領収書をもらっておけば説明を求められたときに証拠として提出することができそうです。忘れずに保管しておくことをお勧めします。

※ ※ ※

 NEXCO東日本だけでなく全国の高速道路・有料道路は不正通行の取り締まりを強化しており、正当な理由がなくて長時間の不正滞在をしてしまうと痛い目に遭うこともありそうです。

 とはいえ、眠かったり、体調が優れないのに無理して走行を続けたりするより、しっかりSA/PAで休息を取ることも重要です。

 常識的な使い方では気にすることはありませんが、ゲートが開かない場合でも慌てずに、係員に説明できるようにしておくのが良いでしょう。

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