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クルマに隠れた「ヒューズ」突然飛んだらどうすれば良い? そもそも必要!? 知られざるヒューズの「設置場所」と役割とは

くるまのニュース / 2023年9月14日 20時10分

家庭の配電盤や電化製品などに使用されている「ヒューズ」ですが、実はクルマの内部にも使用されています。もしもクルマのヒューズが飛んでしまったら一体どう対処すれば良いのでしょうか。

■クルマの「ヒューズ」どこにあるの?

 配電盤にブレーカーを使用していない家などでは、ドライヤーや電子レンジなどの高い電圧を必要とする電化製品を複数使うと、「ヒューズ」が飛んでしまうことがあります。
 
 このヒューズとは、「電気の流れ過ぎやショートするのを防ぐ」ために使用されるもので、一般的には家電や配電盤の内部に取り付けられているイメージがありますが、実はクルマにもヒューズが使用されていることは、あまり知られていないかもしれません。

 なぜクルマにもヒューズが使用されているのかというと、「搭載されている電気回路や電装品を保護するため」です。

 家電と同じく、クルマも電気を利用して動くパーツが数多く使用されています。

 これらに規定以上の電流が流れてしまうと、壊れたり、酷いときは発火することも考えられるので、それを防ぐためにクルマの電気回路にもヒューズが取り入れられているのです。

 では、クルマのヒューズはどこに入っているのでしょうか。

 それらは基本的に「ヒューズボックス」という箱の中にまとめられています。ヒューズボックスの場所はメーカーや車種によって異なるものの、一般的にはエンジンルーム内、運転席の側面、あるいはグローブボックスの奥側などに備え付けられています。

 そしてヒューズボックスの中には、電気の流れ過ぎによる故障を防ぐためのヒューズ以外にも、ヒューズボックスから電源を取り出すことを目的としたヒューズなど、様々な種類のヒューズが差し込んであります。

 万が一これらのヒューズが飛んだ際に慌てないためにも、一度ご自身のクルマのヒューズボックスがどこに設置されているのかを確認しておくと良いでしょう。

■もしも「クルマのヒューズ」が飛んだらどう対処する?

 クルマのヒューズも、家庭の配電盤に設置されているものと同様に、電気が流れ過ぎると接続部が溶けて切断される仕組みです。

 これがいわゆる「ヒューズが飛んだ」という状態ですが、こうなると電気が通らなくなるので、早急にヒューズの交換をする必要があります。

これがクルマの「ヒューズボックス」ですこれがクルマの「ヒューズボックス」です

 では、クルマのヒューズはどのようにして交換すればいいのでしょうか。中古車ディーラーに勤める整備士に話を聞いたところ、以下の説明がありました。

「クルマのヒューズを交換するには、ヒューズボックスの中から溶断したヒューズを見つけ出し、ラジオペンチなどを使用して新しいヒューズと交換します。

 この交換作業自体はそこまで難しくありませんが、絶対に忘れてはいけない注意点も存在します。

 それが、交換するヒューズと元のヒューズのアンペア数を必ず同じ値にしておくこと。

 低いアンペア数のヒューズを取り付けると、またすぐに飛んでしまうかもしれませんし、逆に高いアンペア数のものを使用すれば今度は大きな電流が流れても反応せず、クルマの回路を守ることができずに大事に至る可能性があります(中古車ディーラーの整備士)」

 このように、ヒューズボックスの場所さえ分かれば交換するのは簡単とのことでした。

 しかし、再発を防ぐには、そもそもの「ヒューズが飛んだ原因」が一体何だったのかを調べないといけません。

 これはとても素人では原因を特定するのは難しい作業ですので、もしもヒューズが飛んだ時には交換も含めて、ディーラーや整備工場などのプロに依頼した方が安全でしょう。

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