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右折直後の「赤信号」 行ってヨシ? それとも信号無視になる? 迷いがちな大きい交差点 見分け方は?

くるまのニュース / 2023年8月29日 14時10分

右折直後に赤信号の場合、進んで良いのか、信号を守るべきなのか、見分けるにはどうしたらいいのでしょうか。

■「線」を見分けることが必要

 高架下や中央分離帯の幅が広い交差点で右折やUターンをする時、途中で赤信号が出てくることがあります。
 
 そのまま進んで問題ないか、止まらなければならないか、迷ってしまうことがあるかもしれませんが、どう見分ければいいのでしょうか。

 通常、右折やUターンをしようとする時は、右折車線や一番右側の車線に停止して、対向車や歩行者が途切れるのを待つことになりますが、高架下や中央分離帯が広い交差点では、交差する道路に進入して対向車線のクルマの流れが途切れるのを待つことになります。

 この時、交差する道路の信号が赤になっていることがありますが、進んでいいか、信号を守るべきか迷ってしまう人もいるかもしれません。

 実は、右折直後の道路に標示してある「線」を確認すればいいのです。

 クルマが一時停止しなければならない場所には、道路上に停止線が引かれています。

 停止線は横断歩道や踏切の手前、一時停止の標識や信号のある交差点など、法令により停止しなければならないと定められている場所に設置されており、停止線の直前で正しく停止しなければ、交通違反として取り締まりの対象となります。

 そのため、右折直後に停止線がある場合は、その地点の信号を守らなければならず、赤信号の場合は停止しなくてはなりません。

 また、停止線と似たような場所に設置されている線で、3ブロックの破線(点線)となっているものがあります。これは「指導停止線」といい、都道府県や市町村などの道路管理者が設置するもので、停止線とは異なるものです。

 この場所で停止しなかったからといって交通違反として検挙されることはありません。

 特に、先述のように高架下や幹線道路で中央分離帯の幅が広い道路など、対向車線との間隔が広い道路などに設置されていることがあります。

 位置に引かれている線が破線の指導停止線であれば、停止線とは異なり、右折を開始した地点の青信号に従って右折を続けることができます。

 この場合では、交差点の中で理由なく停止することはできないため、対向車線や歩行者などの安全確認ができたら素早く交差点から出なければならず、信号無視などの交通違反に問われることはありません。

 実際に、広島県内の該当の交差点付近の交番に勤務する警察官に質問したところ、以下のような回答がありました。

「交差点が複雑で少しわかりにくいですが、青信号で右折やUターンを開始して、途中の信号が赤だった場合はその場所の停止線を確認してください。

 停止線が実線であれば赤信号に従って停止しなければなりませんが、破線(点線)になっている場合は停止する必要はありません。周囲の安全を確認して速やかに交差点から出てください」

 さらに、指導停止線は例えば「止まれ」の標識がなく一時停止義務はない交差点のうち、住宅街や通学路などで停止して安全確認を行うことが望ましい場所などにも設置されています。

 この場合も、一時停止を行わなくてもいいのですが、出会い頭の交通事故が多発する交差点であるなど、注意が必要であることからしっかり停止することが望ましいでしょう。

※ ※ ※

 同じ白線でも実線の停止線と破線(点線)の指導停止線では示す意味が大きく異なります。

 高架下などの大きな交差点は、指導停止線であれば一度で右折できますが、停止線であれば交差点の途中の赤信号で停止しなければなりません。

 信号や標識だけでなく、道路上の線や表示も注意して確認しましょう。

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