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ホイールを固定する「ボルト数」は各車種バラバラ!? 「3本」もあれば「10本」も…なぜ統一されない? ユーザーはどう感じているのか

くるまのニュース / 2023年9月3日 19時10分

クルマのホイール中心部にある固定ボルトの数は「3本」や「4本」など、各車種で統一されていません。なぜなのでしょうか。また、これについてユーザーはどのように考えているのでしょうか。

■ホイール中心の「ボルトの数」の秘密とは

 クルマのタイヤやホイールをよく見ると、ホイールの中心部にある固定用ボルトの数が「4本」のクルマもあれば「5本」のクルマがあり、さらに少ない3本タイプや、逆に多い6本タイプも存在していることが分かります。
 
 ホイールのボルト数が違うことに、一体どのような意味があり、ユーザーはどのように感じているのでしょうか。

 ホイールを固定するボルトは、一般論として車重やパワーのある車ほど数が多くなっています。

 それは、重かったりパワーのあるクルマはそれだけタイヤとホイールにかかる負荷が大きく、それに耐えられるようボルト数も増やしてホイールを固定しているためです。

 実際に、多くの軽自動車や軽量なコンパクトカーではボルト数が4本のモデルが多く、逆に大きめのミニバンなどでは5本、SUVになると6本のモデルが増えていきます。

 また同じく、「走行性能を高めること」が命題のスポーツカーもボルト数を増やしてホイールとタイヤへの負荷を分散しているものが多く、そのため車重がよほど軽いモデル以外ではスポーツカーもボルト数が5本タイプの構造を採用しているのです。

 このように、クルマは車重やパワー、想定される使用用途によって、設計時にボルトの数が決められています。

 そしてもちろん、ボルトが4タイプのクルマには、5穴のホイールを装着することはできません。

 しかしどうしても「5穴のホイールを装着したい!」という場合、方法が存在しないわけではありません。

 ホイールは、「ハブユニット」というパーツを介してクルマ本体とつながっています。

 このハブユニットを4本タイプから5本タイプに交換することで、ボルトの本数自体を増やし、5穴のホイールが装着できるようになるのです。

 だたし、これはどのクルマでも可能というわけではなく、自車に適合するハブユニットが存在しているかにも左右されます。

 改造にあたっては費用もかかりますので、安全性もしっかり考慮したうえで、どうしてもボルト数を増やしたい人はこの方法を試してみても良いかもしれません。

※ ※ ※

■3本や10本のクルマもあり!?

 このクルマのホイールのボルト数について、SNSなどでは多くの反響があり、様々な意見が投稿されました。

ホイールを固定するネジが「5個」のクルマホイールを固定するネジが「5個」のクルマ

 まず見られたのが、「R32スカイラインはNAの低グレードは4穴、ターボは5穴ありましたね」「昔のトヨタのカルディナも商用仕様は4穴で、乗用は5穴でした」と、必ずしも車種ごとにボルト数が異なるわけでなく、同車種でも搭載されるパワーユニットや用途でボルト数を使い分けていると例を挙げるコメントです。

 また、「180SXのNAに乗っていましたがGT-Rのホイールを履くためにハブを交換して5穴化していました!」「NDロードスターは4穴ですが、ホイールの選択肢が少ないので5穴に改造するか悩んでる…」「お気に入りの4穴ホイール履かせたいから、5穴の車種をから4本に減らしている人がいた」といった、実際にハブを交換してボルト数を増やした人や、逆に減らしたという貴重なコメントも存在。

 さらに、「バスやダンプのホイールのボルト数は10もあります!」「昔、シトロエンAXを買ったらボルトが3本で驚いた」「ルノー5も3本でしたね」「昔のアルピーヌも3穴で意外だったよね」など、ボルト数の意外なモデルを出し合ってかつての思い出に浸る投稿も。

 そのほか、「タイヤローテーションはボルトやナットを全部外すことになりますが、4穴だったら16本、5穴だったら20本です。それを脱着の2回やるため手間がかなり違うので、何台もクルマがある家だとボルト本数が増えるのは思った以上に面倒です」と、タイヤ交換時の作業量の差に言及する声もあり、多くの人が納得している様子でした。

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