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トヨタ新型「ランクル70」は「リアデザイン」変わった? あるはずの“テールランプ”がない? ランプがボディから消えた理由とは

くるまのニュース / 2023年9月8日 11時50分

約9年ぶりに再投入される「ランドクルーザー70」は、テールのデザインに変化が見られます。

■「テールランプ」なくなった? デザインの変化とは

 2023年8月2日にトヨタから発表された新型「ランドクルーザー70」(以下ランクル70)は、約9年ぶりに3度目の復活を果たして登場しました。
 
 新型では基本構造はそのままに内外装の一部が刷新されていますが、なかでもテールまわりのデザインにも変化した点があります。

 トヨタを代表する四輪駆動車「ランドクルーザー」(以下ランクル)シリーズの中でも、6世代目となるランクル70は1984年にデビューしました。

 当初は「バン」のみのラインナップでしたが、翌年からはアウトドアブームの流れに乗るべく、ファッショナブルなデザインを採用した「ワゴン」が登場。このワゴンはのちに「ランドクルーザー プラド」(プラド)としての系譜を歩むことになります。

 一方で、バンはランクルシリーズのなかでも機能性や堅牢性を追求した質実剛健な「ヘビーデューティー」モデルとしての位置づけで、日本では2004年に販売終了したものの、世界各国では改良を重ねて継続して生産されていました。

 2014年にはランクル70がデビュー30周年を迎えたことや、ファンからの熱い要望があったことなどから1年限りの再販が実現。国内では初めてピックアップトラックタイプが設定されました。

 そして今回、プラドに代わる新モデル「ランドクルーザー250」の登場とともに70の再再販を発表し、限定生産モデルではなく通常のラインナップとして登場することとなりました。

 新型は4ドアバンのみの設定。パワートレインには、前回の限定再販時に搭載した4リッターガソリンエンジン+5速MTに代わり、2.8リッターディーゼルターボエンジン+6速ATを採用したことで、より多くのユーザーに訴求します。

 それ以外は機能的に必要な部分のみをアップデートし、主な新装備としては先進運転支援システムの採用にとどめ、フレームやボディの大部分は再販時とは大きく変えていないといいます。

 エクステリアでは、フロントフェイスが一新され、レトロなイメージの丸目ヘッドライト採用によって1984年登場時の姿を彷彿(ほうふつ)とさせるようなデザインとなりました。

 一方で、リアは背面スペアタイヤや観音開きスタイルのリアゲート、さらに左ゲートに装備された「TOYOTA 4WD」ガーニッシュ付きのライセンスプレートランプなどに変化はありませんが、1984年登場時や2014年再販時にあったテールゲート横のテールレンズユニットが丸々なくなっています。

 本来テールレンズがあった位置をよく見るとスリットの入ったカバーのようなもので覆われていますが、一体なぜこのようなデザインになっているのでしょうか。

 トヨタの担当者は新型のテールについて、以下のように話します。

「リアゲートを開けた際にテールランプが見えなくてはならないという保安基準の改正が以前あり、それに伴ってテールランプ本体が下部のバンパーに移動しています。

 実は2014年モデルの時点でバンパー位置にテールランプを移設していて、車体側のユニットは点灯しないダミーレンズが備わっていました。

 新型では再販売モデルとは異なり、テールランプがあった位置は単純なカバーになっています」

 2014年の再販時で、すでにボディ側のテールレンズはブレーキ・テールランプとして機能していませんでしたが、「機能的に必要な部分をアップデートした」という新型では、不要になり、破損の原因にもなりうるボディのテールレンズを廃止。

 バンパー部のテールランプユニットに一本化され、ムダが省かれたというわけなのです。

 また、バンパー自体も形状が変化しており、再販モデルではメッキを用いたものであったのに対し、新型ではタフなイメージを高めるブラックの素地を採用。

 リアリフレクター(反射板)も、突出して取り付けられていた丸いタイプから四角いタイプへと変更され、オフロードなどで衝突してしまっても外れたり割れないように窪みに埋め込まれた形状となっています。

※ ※ ※

 なお、新型ランクル70は2023年冬に発売される予定となっており、グレードや装備などの詳細情報は追って発表されるとみられます。

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