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なぜ不評? ちょっと流行った「流れるウインカー」 大事なのは「わかりやすさ」? 斬新ウインカーの反響は?

くるまのニュース / 2023年9月9日 6時10分

トヨタ新型「アルファード」では、従来モデルに引き続き、ウインカーが流れるように点灯する「シーケンシャルターンランプ」が採用されました。「流れるウインカー」ともいわれるものですが、これに関してさまざまな意見が見受けられます。

■「流れるウインカー」ってどうなの?

 トヨタの高級ミニバン「アルファード」がフルモデルチェンジを果たし、4代目モデルが2023年6月に発売されました。
 
 納車も徐々に開始され、新型アルファードの姿を街でチラホラと見かけるようになりましたが、外観は、従来モデル(3代目)の堂々としたスタイリングを継承しながらさらに進化。超大型フロントグリルや抑揚のあるサイドシルエットなど、ダイナミックで高級感のあるデザインになっています。

 また、フロントフェイスで目を引くのは、存在感のあるライト類です。

 フロントのライト類は、上段が3眼LEDヘッドランプ、中段・下段がLEDクリアランスランプ(デイタイムランニングランプ機能付)と3段構成になっており、迫力のあるデザインが特徴です。

 そのうえ、下段のLEDクリアランスランプが「シーケンシャルターンランプ」、いわゆる「流れるウインカー」の機能を兼ねた“ダブルファンクション”となっています。

 この新型アルファードに限らず、流れるウインカーに関してはさまざまな意見があるようです。

「流れるウインカーは点灯時の見た目があまり好きではない」「パッと点いて、パッと消えるのがオモチャっぽく見えて仕方がない」など、受け入れられないという人もいることがわかります。

「流れようが点滅しようが視認性が一番重要」「流れても流れなくてもどっちでもいいから、ちゃんと分かりやすく作ってください。たまに『ウインカーそこ点くの!?』って思うような分かりづらいクルマを見かける」「運転している本人や乗っている人は流れようが流れなかろうが見えないので、周りの人に進路変更の意図が伝わればそれで良い」と、右左折することが周囲のクルマにきちんと伝わるように、ウインカーは見えやすいことが大事だという意見も聞かれました。

 また、「流れるウインカーを付けると車両価格が高くなるだけ。しかも壊れたら修理代も高い」「スイッチで切り替えできるようにしてほしい」といった声も寄せられています。

※ ※ ※

 流れるウインカーは、かつてデコトラのドレスアップとして流行したこともありましたが、現在のようにLEDを使ったものが市販車へ採用されたのは、2009年に発表されたアウディ「A8」でした。

 当時アウディは、「個性を高めるほか、視認性が高くて安全につながる」と説明しており、その後同社の多くのモデルに採用され、国内では2014年末の法改正で「連鎖式点灯方向指示器」として正式に認可されています。

 それを受け、レクサスやトヨタ、ホンダ、日産など国産メーカーで採用されるようになったほか、いまではホンダ「N-BOX」といった軽自動車にも搭載される装備となりました。

 一方で、流れるウインカーを搭載していた一部車種では改良時に通常のウインカーに戻されたものもあり、レクサスでは「NX」「RX」「ES」のモデルチェンジ時に廃止されています。

 そんななか台頭してきたのが、デイライトとウインカーの機能を兼ねるダブルファンクション。前述のように、新型アルファードでは流れるウインカーとダブルファンクションを組み合わせています。

 また、マツダでは独自の「ディミングターンシグナル」を採用。ウインカーがパッと点灯して柔らかく消えといった特徴を持つもので、「マツダらしいウインカーの表現をしたいという考えにはじまり、生き物の鼓動をイメージさせるような演出から生まれた」と説明されており、新たなウインカーの点灯方法として、複数のマツダ車に採用されています。

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