1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

増加する「ETC専用入口」 間違えて入った場合はどうすればいい? 首都高は35箇所の入口が「現金利用不可」に

くるまのニュース / 2023年9月17日 9時10分

首都高速では35箇所の入口がETC専用入口ですが、ETCが利用できないクルマで入口に進入してしまった場合、どうすればいいのでしょうか。

■「ETC専用入口」に誤進入! どうすればいい?

 首都高速(首都高)の入口は、35箇所の入口がETC専用入口となっています。では、ETCが利用できないクルマで入口に進入してしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
 
 また、一般レーンに代わって設置されている「サポートレーン」はどういう時に使うのでしょうか。

 近年、ETC車載器(車載器)を搭載したクルマが増加してきたことを受けて、首都高では2022年から35箇所の料金所をETC専用(以下専用入口)に切り替えています。

 さらに、2025年度には約9割となる約160箇所の料金所を専用入口に切り替え、2030年頃を目処にすべての料金所が専用入口になる予定だといいます。

 公式サイトなどでも積極的に告知しており、ETCを搭載しないクルマやETCカードを利用しないユーザーなどへ注意を呼びかけています。

 しかし、現金支払いのクルマ(以下現金車)が専用入口に誤って進入してしまう可能性があるほか、車載器が搭載されたクルマであっても、ETCカードが差し込まれていなかったり、車載器がエラーを起こして通信ができないなど、トラブルが突然発生して通行できないおそれもあります。

 では、こうしたトラブルが発生し、ETCが利用できない状況で専用入口に進入してしまったらどうすればいいのでしょうか。首都高の担当者は以下のように説明します。

「その際は、『サポートレーン』に停車してインターホンを押下し、係員の指示に従ってください。

 なお、Uターンや後退は大変危険ですので、おやめください」

 専用入口への切り替えにともない設置されているのが「サポートレーン」で、何らかのトラブルによりゲートを通過することができないクルマが利用するレーンです。そのため、現金車が利用する一般レーンとは異なる点に注意が必要です。

 もしETCが使えない状況で専用入口に誤って進入してしまったと気づいたら、ひとまずそのまま進み、サポートレーンで必ず一旦停止して、係員の指示に従って対応する必要があります。

 首都高は原則一方通行であり、誤って進入してしまったことに気づいても、バックしたり、Uターンして戻ったりすることはとても危険なため絶対にしてはいけません。

■現金で利用する場合の注意点は?

 一方で、はじめて利用する入口が専用入口なのかどうかわからない人もいるかもしれません。どうやって見分ければいいのでしょうか。

現金車は入口の確認を現金車は入口の確認を

 先出の担当者は「ETC専用入口は、標識等に『ETC専用』を紫色で案内しています。

 首都高に進入される際は、事前にホームページでのご確認と、看板をご確認の上、ご利用ください」と説明します。

 公式サイトでは、専用入口の一覧だけでなく、その周辺で現金車が利用できる入口も公開されているため、もし現金で利用することがある場合や、事前にルートが決まっている場合はチェックしてみるといいでしょう。

 一部のカーナビなどでは、ETC利用ルートが自動的に設定されてしまい、専用入口から首都高を利用するようなルート案内がなされる場合があります。こういった場合では、ナビのルートをチェックし、必要に応じて入口を変更するといった判断が必要になります。

 なお、ETC専用となっているのは入口のみであり、ETC専用出口は設けられていないため、現金・ETCに関わらずどの出口も利用できます。

※ ※ ※

 首都高速だけでなく、多くの有料道路でも一般レーンが閉鎖され、ETCレーンが増加しているほか、スマートICなどETC専用の出入口の設置が進んでいます。

 有料道路を通行する際は、ETCカードの期限が切れていないか、ETCカードの挿入忘れがないか、車載器がエラーを起こしていないかをチェックすることが大切です。

 また、ETC搭載車の場合では、車載器のエラーは入口付近を通過するまでわからないことがありますが、一部の入口や料金所ではゲート直前にETCカード未挿入お知らせアンテナを設置し、レーンの手前で挿入忘れを教えてくれることがあります。

 万が一、レーン直前でトラブルが発生した場合も想定しておくとよいでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください