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日本の「高速道路」 実は2種類の分類が存在! それぞれ異なる「特徴」や走行時の「注意点」とは

くるまのニュース / 2023年9月18日 12時10分

日本全国に網羅されている「高速道路」ですが、実は2種類に分類され、それぞれ異なる特徴を持っていることはあまり知られておりません。一体どのように分けられ、どんな違いがあるのでしょうか。

■日本に存在する2種類の「高速道路」の違いとは!?

 仕事や旅行など、様々な用途で多くの人が利用する「高速道路」ですが、実は2種類に分類され、それぞれ異なる特徴を持っているといいます。
 
 それぞれ一体どのように分類され、どんな違いを持っているのでしょうか。

 高速道路の正式名称は「高規格幹線道路」といって、“自動車が高速で走れる構造で造られた自動車専用道路”を指し、国土交通省によると各線をつなげた総距離は約1万4000km。日本全国の各地域をつなぐ形で今も道路網が整備されています。

 そんな高規格幹線道路は「高速自動車国道」と「自動車専用道路」の2つに分けられ、例えば「東名高速道路」や「名神高速道路」は高速自動車国道ですが、東京都心を中心に網羅された「首都高速道路」は自動車専用道路です。

 そして、これらの高速自動車国道と自動車専用道路には大きな違いがあるというのです。

 まず高速自動車国道は、高速自動車国道法に則り整備された“全国的な自動車交通網の枢要部分を構成する道路”のことで、都道府県をまたいで整備されており、国が管理する高規格幹線道路です。

 この高速自動車国道には、先述のように東名高速道路や名神高速道路のほか、「中央自動車道」や「東北自動車道」も該当し、高速自動車国道の総距離は約1万1520kmにもおよびます。

 一方の自動車専用道路も高速自動車国道と同じく“自動車専用の道路”として整備されたもので、都市間のスムーズな移動や渋滞の緩和などを目的に建設されています。

 自動車専用道路には前出の首都高速道路や「阪神高速道路」などの都市高速道路のほか、いわゆるバイパスと呼ばれる「一般国道自動車専用道路」も含まれるのです。

 高速自動車国道と自動車専用道路はどちらも自動車専用で、さらにインターチェンジから出入りしたり立体交差する構造がとられているなど、似ているポイントが多くありますが、では両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

 これらの道路を実際に使用する上で最大の違いとなる点は、「制限速度」です。

 高速自動車国道は、最高速度の引き上げ区間や対面通行区間を除き、普通車の最高速度は100kmに定められています(道路交通法施行令第27条)。

 一方で自動車専用道路は、引き上げ区間以外の制限速度は60kmにとどまります。

 実際に首都高速道路も、部分的に80km制限の区間があるものの、ほとんどの区間では60km制限。さらに都心環状線では50km制限と、“高速道路”の呼び名に似つかわしくないような制限速度が設定されています。

 とくに首都高速道路など、名称に“高速道路”と付いている自動車専用道路もあるため、高速自動車国道と混同してしまい、実際に「勘違いしていた!」という人もいるでしょうが、自動車専用道路を高速自動車国道と同じようなスピードで走行すれば、すぐさま速度違反になってしまうのです。

 とくに遠方から走り慣れない首都高速道路に入った際など、うっかり速度違反をしてしまわないよう、初めて乗る自動車専用道路では必ず速度標識を確認しながら走行するよう意識してください。

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