トヨタ新型「ランクル70」は「リアデザイン」に小変化アリ! あるべき“テールランプ”どこいった? 理由に納得もデザインには賛否
くるまのニュース / 2023年9月24日 11時10分
トヨタ新型「ランドクルーザー70」は、リアのデザインが一部変更されています。これについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■「ランクル70」リアデザインの“小変化”に驚き?
トヨタが2023年8月2日に発表した新型「ランドクルーザー70」(以下ランクル70)は、約9年ぶりに2度目の復活を果たして登場しました。
内外装の一部が刷新されましたが、リアのデザイン変更についてSNSなどではさまざまな意見が投稿されています。
トヨタを代表する四輪駆動車「ランドクルーザー」(以下ランクル)シリーズの中でも、ランクル70は1984年にデビュー。
のちにランクルシリーズのなかでも機能性や堅牢性を追求した質実剛健な「ヘビーデューティー」モデルとしての位置づけがなされ、世界各国では改良を重ねて継続して生産されていました。
日本では2004年に販売終了しましたが、2014年にはランクル70がデビュー30周年を迎えたことや、ファンからの熱い要望があったことなどから1年限りの再販が実現。
そして今回、ランクルシリーズの中核をなす「ランドクルーザープラド」に代わる新モデル「ランドクルーザー250」の登場とともにランクル70の再再販が決定し、通常のラインナップとして登場することとなりました。
新型は5ドアワゴンのみの設定。パワートレインは再販時の4リッターガソリンエンジン+5速MTに代わり、2.8リッターディーゼルターボエンジン+6速ATを採用。
それ以外は機能的に必要な部分のみをアップデートし、主な新装備としては先進運転支援システムの採用にとどめ、フレームやボディの大部分は再販時とは大きく変えていないといいます。
エクステリアでは、フロントフェイスが一新され、レトロなイメージの丸目ヘッドライト採用によって1984年登場時の姿を彷彿(ほうふつ)とさせるようなデザインとなりました。
一方で、リアは背面スペアタイヤや観音開きスタイルのリアゲートなどに変化はありませんが、1984年登場時や2014年再販時にあったテールゲート横のテールレンズユニットが丸々なくなっています。
この理由について、トヨタの担当者は以下のように話します。
「リアゲートを開けた際にテールランプが見えなくてはならないという保安基準の改正が以前あり、それに伴ってテールランプ本体が下部のバンパーに移動しています。
実は2014年モデルの時点でバンパー位置にテールランプを移設していて、車体側のユニットは点灯しないダミーレンズが備わっていました。
新型では再販売モデルとは異なり、テールランプがあった位置は単純なカバーになっています」
2014年の再販モデルでも、すでにボディ側のテールレンズはブレーキ・テールランプとして機能していませんでしたが、「機能的に必要な部分をアップデートした」という新型では不要になったものを省き、ボディのテールレンズが廃止されました。
また、バンパー自体も形状が変化しており、再販モデルではメッキを用いたものであったのに対し、新型ではタフなイメージを高めるブラックの素地を採用したほか、リアリフレクター(反射板)も四角い形状で窪みに埋め込まれました。
このランクル70の“小変化”について、SNSなどではランクルファンと見られるユーザーからさまざまな意見が投稿されています。
「デザイン変更の理由は保安基準改正対応!?」「再再販では完全に無くなった」など、驚きの声が見られたほか、「ボディ側が埋められてリアバンパーだけになったのカッコよくなって好き」など、この変化を肯定する意見も見られます。
一方で、「テールランプ移設跡だけが気になるなぁ」「テールランプどうにかならんかな」「このカバーには違和感」「テールのカバー(蓋)が気になる」など、本来あったテールランプの位置が良いと思う人もいるようです。
また、「リアバンパーのテールレンズはランクル79ピックアップや『ダイナ』にも流用されているランクル40の部品」「かなり古い部品をいまだに使用し続けているのは凄い」など、テールランプの流用元を推測し、長年使い続けられているパーツであることに驚くコメントも。
さらに「当時の『パジェロ』や『パジェロミニ』などの車も本来のテールライト部はダミーとなり、バンパーに移設されてた」など、同様に法改正でテールランプが変更されたクルマを思い出すユーザーもいます。
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