ホンダの名車「モトコンポ」復活に“喜びの声”殺到! 15万円以下で買えちゃう「新型モトコンパクト」登場!「折りたたみバイク」は電車移動にも使える? 米で発売へ
くるまのニュース / 2023年9月23日 18時10分
ホンダの米国法人は新型「モトコンパクト」を世界初公開し、同年11月から発売すると発表しました。この新型モトコンパクトは、かつて同社が販売していた小型バイク「モトコンポ」のコンセプトを受け継いだようなモデルであるため、日本でも大きな注目を集めています。
■これは「モトコンポ」の後継車!? 反響が続々
ホンダの米国法人は2023年9月14日、新しい小型バイク 新型「モトコンパクト」を世界初公開し、同年11月から発売することを発表しました。
この新型モトコンパクトは、同社がかつてラインナップしていた小型バイク「モトコンポ」を彷彿とさせる一台だったため、日本のクルマ好きやバイク好きからも注目を集めているようです。
発表された新型モトコンパクト最大の特徴は「折りたたんで小型化できる」という点。
ハンドルとシート、フットレスト(足を乗せる場所)や車輪を長方形のボディの中に格納することで、キャリーケースのような形状に変形し、上部の取っ手を使用して持ち運ぶことが可能になります。
この「折りたためる」というユニークな機能は先述したモトコンポに共通するもので、こちらではハンドルとシートの格納が可能。
モトコンポは、同時に発売された1981年デビューのコンパクトカー「シティ」の小さな荷室にも積載できるという斬新な設計とオモチャのような可愛らしいデザインが当時話題となり、今でも根強いファンに支持されています。
もちろん新型モトコンパクトとモトコンポは大きく異なる部分もあり、新型モトコンパクトは電動モーターとバッテリーによって駆動するのに対し、モトコンポはエンジンとガソリンを用いています。
しかし、バイクでありながら折りたたんで持ち運べるという斬新なポータビリティを備える点に加えて、よく似た車名を採用していることからも、実質的な後継モデルと受け止めたユーザーや報道が相次いでいるのです。
事実、モトコンパクトの開発者も「モトコンポにインスパイアされ開発を進めた」という趣旨の発言をしています。
新型モトコンパクトの車体の大きさは、走行可能状態(展開時)で全長96.7cm×全幅43.6cm×全高88.9cm、折りたたんだ状態(収納時)が全長74.1cm×全幅9.4cm×全高53.5cmです。
展開時の座面の高さは62.2cm、ホイールベースは74.1cmで、車両重量はホンダの軽量化技術により18.7kgに収まりました。
駆動方式はバイクとしては珍しい前輪駆動を採用し、最高時速は15マイル(約24km)となっています。
バッテリーが満充電時の最大航続距離は12マイル(約19km)で、バッテリーの電気が無くなっても3.5時間で充電が完了するといいます。
また米国での車両本体価格は995ドル(約14万7000円)となっており、発売時期は2023年11月を予定。
米国ホンダのバイク取扱店と四輪車ディーラーおよびアキュラディーラーにて取り扱われるということです。
※ ※ ※
この新型モトコンパクトは先述した通り日本でも話題となっており、SNSなどではすでに様々な意見が寄せられています。
「このまま日本でも出してくれないかなー」「愛車のトランクに積んで、ちょっととした移動するために欲しい」「日本でなら電車と併用して使用すると使いやすそう」「電車に載せられるのかな?寸法や重量はJR基準では問題なさそうだけど」など、日本でも販売して欲しい、あるいは使いたいという人が多いほか、「折りたたみ機構とバッテリー、モーター含めて車重18.7kgは素直に凄いなあ」「ガジェット好きだから変形するギミックが刺さる!」といった、ユニークな構造や実際に持ち運びやすそうな重量を評価する投稿もありました。
また、「近所で用事をすませる分にはこれぐらいの性能で充分」「キャンプ場からの買い物、観光地でのパーク&ライドとかにも使えそうだね」と、使い勝手が良さそうだと見る人もいれば、「航続距離19kmなら折りたたみ自転車でもよさそう…」「せめて片道10kmは走って欲しいな」といったように、航続距離を少なく感じる人も見受けられ、これについては意見が別れています。
そのほか、「iPhoneと同じ価格なんだ…!」と、高価格化の進む近年のスマートフォンの価格と比較して新型モトコンパクトの安さに驚く声や、「祝復活!初代モトコンポはクルマのトランクに収まる画期的なバイクでしたね!」など、初代モトコンポの思い出を語り合う様子も。
モトコンポ好きにとって、コンセプトを引き継ぐモデルの登場は予想していないことだったため、今回のホンダの発表を喜ばしく受け止めた人が多いようです。
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