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768万円の「1人乗り仕様」が凄い! 意外な場所で見かける「謎の車両」何に使われる? トヨタL&F製マシンの特徴とは

くるまのニュース / 2023年9月27日 14時50分

トーイングトラクターは、空港や製造業で飛行機や重量物のけん引作業で使用されています。トヨタL&Fカンパニーでは、2021年10月に電気自動車のトーイングトラクターを発売し、カーボンニュートラルへの対応にも力を入れています。

■トーイングトラクターの性能や機能とは?近年は電動車も登場!

 トーイングトラクターとは、空港での飛行機や貨物けん引作業、製造業での重量物けん引作業などの幅広い作業で活躍しているクルマです。

 飛行機などの重量物を牽引するため、そのパワーや性能には特徴がありますが、どのようなものなのでしょうか。

 例えば、トヨタL&Fカンパニーでは2021年10月25日に新型電動車としてトーイングトラクターを発売しています。

 このトーイングトラクターは全長3495mm×全幅が1445mm×全高1390mm、車両重量は4860kgです。

 なおトヨタL&Fカンパニーのトーイングトラクターには2種類が販売されており、けん引力や定格けん引重量に違いがあります。

 小型タイプの最大けん引力は14600N、定格けん引重量は20000kgで、空港内や製造業で貢献できる能力があります。

 大型タイプは、最大けん引力は25100N、定格けん引重量は27000kgと重たい荷物でも軽々と引っ張ることができるパワーが兼ね備えられています。

 2種類のタイプでは無負荷時の最高速度が25kmとなっており、けん引時や登坂時にはパワフルに走行します。

 エンジンは左右に独立した高出力のACモーターが搭載されており、作業にあったパワーの出力ができるため、作業中に電圧が低下しても性能低下を感じにくく、力強く活躍できます。

 安全面では、最高速制限設定やオーバースピードアラームなどの機能が装備されています。

 またオプションでは細かい作業だけでなく、運転手と周りの安全を確保する機能が付けられます。

 小回りの機能ではエンジン車と同じ旋回半径ができる設計で、視野角も広く、微調整ができるリヤインチング装置が追加できます。

 リアインチング装置は、広い視野角を必要とする仕事や機台と台車連結をする際の細かい作業に対応できます。

 他の機能では、充電プラグ機台外側配置を付けると機台外側から充電ができるため、初期機能よりも充電がしやすいです。

 安全面では、シートベルトをしていないと走行動作が制御されるシートベルトインターロックが付けられます。

 このトーイングトラクターにはどのような役割や需要があるのでしょうか。

 トヨタL&Fカンパニーの販売店担当者は次のように話します。

「トーイングトラクターは、空港では、主に飛行機のけん引や搬送作業の際に活躍しています。

 製造業では、主に自動車の製造工場や飲料水のメーカーで貨物を運ぶ際に活躍しています。

 また、日本では、カーボンニュートラルを目指す方向性が強まっています。

 国土交通省は成田空港や羽田空港など国内21空港を重点調査空港に選定しており、その一環として電気自動車のトーイングトラクターが選ばれました。

 空港や製造業が求めるエンジントーイングトラクターを電気自動車に乗り換えるニーズに応えるために開発されました」

※ ※ ※

 車両価格はガソリン車と比較して300万円ほど高く発売されていますが、ランニングコスト面で計算すると、約4年で回収できると見込まれています。

 2021年10月の普及割合はエンジン車が97%占めており、カーボンニュートラルの達成への道のりが遠いことがわかります。

 トヨタL&Fカンパニーではフォークリフトと同様の約6割を電気自動車に変更することを目指して生産と販売を行っており、今後に期待されています。

※ ※ ※

 トーイングカーは空港や製造業で物流を支えており、多くの現場で活躍しています。

 現在はカーボンニュートラルでエンジン車から電気自動車に変更されているようです。

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