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神奈川の新サグラダ・ファミリア? 江の島行き大規模バイパス「横浜藤沢線」計画60年の今もつながらず…計画への反響は

くるまのニュース / 2023年9月26日 16時10分

神奈川県の横浜市と藤沢市を結ぶ都市計画道路「横浜藤沢線」の事業が少しずつ進行中です。この道路に対しSNSではどのような反響があったのでしょうか。

■ゆったり道路で江の島へ!

 神奈川県の横浜と藤沢は国道1号で結ばれていますが、このバイパスとなる都市計画道路「横浜藤沢線」の事業が少しずつ進行中です。これに対しSNSではどのような反響があったでしょうか。

 横浜藤沢線は、横浜市港南区丸山台の環状2号線と、藤沢市鵠沼海岸の国道134号を結ぶ計画の道路です。

 横浜市を支える道路網「3環状10放射道路」のうち、放射道路の1つを構成し、市南西部の環状2号線から南西方向へと延びていきます。

 途中で環状3号線や環状4号線などと交差するほか、栄IC・JCTで圏央道(横浜湘南道路・高速横浜環状南線)とも接続。これにより首都高速湾岸線や横浜横須賀道路からのアクセス強化も見込まれます。

 道路は幅25~32m、車道4車線(一部6車線)で計画。要所要所で立体交差も造られ、高速道路ほどではないものの、比較的走りやすい“ハイスペックな一般道”になりそうです。

 完成すれば、慢性的に渋滞している国道1号のバイパスとしても機能し、東京・横浜から藤沢・江の島・辻堂方面へのアクセス性が向上します。

 しかし、この横浜藤沢線は1957年に計画されて60年以上がたった現在も、全線開通の見通しは立っていません。

 計画延長14.3kmのうち、現在開通しているのは起点の丸山台付近と、1999年に開通した鎌倉市関谷~藤沢市川名間(県道312号田谷藤沢線)の計4.5kmのみ。

 ほかの「上永谷地区」「上永谷舞岡地区」「田谷小雀地区」「関谷地区」の計3.9kmは事業中ですが、残り5.9kmは未整備区間です。

 港南区に位置する上永谷・上永谷舞岡の両地区は、天谷大橋から舞岡公園までの約1.9kmを結ぶ区間ですが、用地取得はほぼ終了。2022年には国土交通省の重要物流道路に指定され、2023年度には新たに国からの補助予算(1300万円)も付いています。2030年度の完成に向けて事業が進む見込みです。

 しかし一方で、横浜市栄区や藤沢市などで事業化されていない区間も依然としてあります。道路予定地が住宅街になっている箇所もあり、全線開通の見通しは不透明です。

 これに対しSNSでは、「この道路はさっさと造ってもらいたい」「湘南~横浜市街の慢性渋滞解消のためにも早く出来てほしい」といった早期整備を望む声が複数ありました。

 しかし一方で「ずーっと工事してるよねぇ」「ほんとに出来るのか?って思う」など完成を疑問視する投稿もあり、さらに60年以上も計画が続いていることから「横浜駅と並ぶサグラダ・ファミリアですね」と表現する人もいました。

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