オシャレすぎるダイハツ「斬新オープン軽トラ」存在! 丸目ライト&優しいグリーンがカワイイ「バスケット」は今市販化が望まれる?
くるまのニュース / 2023年9月27日 10時10分
ダイハツが2009年の東京モーターショーで世界初公開した斬新軽トラック「バスケット」はどのような特徴があるのでしょうか。
■オシャレなスローライフを夢みた「バスケット」 今出せば売れるかも!?
国内最大の自動車展示会「東京モーターショー」ではさまざまな新型車やコンセプトカーが発表されてきました。次回の開催は2023年10月ですが、名称が変更されて新たに「ジャパンモビリティショー」として開催されます。
そんな東京モーターショーのなかでも、ダイハツは2009年に、自然と調和したオシャレで斬新な軽トラックを世界初公開していました。
2009年10月24日から12日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で第41回東京モーターショー2009が開催されました。
2009年は、金融危機に端を発した世界同時不況が電機や自動車などの輸出産業にも直撃したことで人員削減が相次いだほか、日本航空の経営危機、GDP(国内総生産)が35年ぶりに2桁減少するなど、日本だけでなく世界的にも良いニュースは少なく、景気も決して良好とはいえない状態が続いていました。
そんななか、展示の規模や会期日程の縮小を余儀なくされるも、東京モーターショー2009では「クルマを楽しむ、地球と楽しむ」というテーマのもと、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池電気自動車などの環境対応車の多くが世界初公開されました。
ダイハツでは、4車種6台の参考出品車と9台の市販車などを出展。そのなかの1台が、「basket(バスケット)」でした。
バスケットは「オープン4シーターと広々デッキで、家庭菜園等のほのぼの生活を満喫できる『スローライフビークル』」とされるオープンエアースタイルの軽トラックです。
ボディサイズは軽規格枠に収まる全長3395mm×全幅1475mm×全高1550mmで、ホイールベースは2490mmです。
エクステリアは淡いライトモスグリーンで優しさを感じさせるカラーをまとっているほか、ヘッドライトは丸を基調としており、一直線状のシンプルなグリルや3本のダクトを備えるロアグリルを設け、クリーンなデザインとなっています。
ボディサイドにはドアからリアのタイヤハウスまで3本のビードが通り、クラシカルなイメージをもたせています。
ルーフはAピラーとBピラーを残していますが、そのほかはデッキを含めてオープンとなっており、軽トラックとしてはかなり開放的であるほか、デッキへのアクセスも良好のように見えます。
テールゲートはトラックのアオリのように垂直に倒れることができ、荷物の出し入れも容易にできるほか、デッキはボディ同様の塗装表面となり、ビードも備えることで汚れを気にせずに使うことができるといいます。
インテリアは麻の素材感が活かされており、インパネやステアリング中央、シートなどが同じグレージュの麻素材で統一されていることで、ていねいな暮らしのイメージを与えます。
インパネ下部やドア内張りなどは一部ボディパネルと同色のモスグリーンの外板が露出しており、麻素材とのコントラストが自然な風合いです。
リアシートは前方に倒すことができ、デッキのスペースを拡張することが可能です。
また、デッキおよびリアシート上部を覆う幌も用意され、アクリル製のウインドウも備えていることから雨天時でも気にせずに乗車できそうな構造です。
パワートレインなどが明かされていませんが、駆動方式には4WDを採用していたほか、フレーム構造ではなく乗用車のような佇まいであったことから、当時の軽乗用車をベースにしたものであったと見られます。
そんなバスケットですが、同時に出展した3台のコンセプトカーがのちにそれぞれ市販化につながったことに加え、奇抜なデザインや機構を採用するコンセプトカーとしては完成度が高かったことから期待の存在でしたが、2009年の初公開から現在に至るまで市販化は叶いませんでした。
アウトドアブームのみならず、移住や田舎暮らしが流行している現在、バスケットが市販化されていれば注目の存在となっていることは想像に固くありません。
※ ※ ※
このバスケットのように市販化が叶わなかったものの、後に登場する市販車に一部の機能やデザインが活かされているケースも数多く存在するほか、最新技術の一部は現代と同じ発想でブラッシュアップされ続けています。
59年ぶりに名称が変更されて新たに生まれ変わるジャパンモビリティショーでは、新時代のクルマへ大きな変化をもたらすコンセプトカーの登場に、ますます期待が膨らむばかりです。
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