マツダ新型最上級SUV「CX-80」どうなる? 現行「CX-8」終了で後継モデルに期待大! 北米最上級「CX-90」で見えた「国内フラッグシップモデル」の姿とは?
くるまのニュース / 2023年10月1日 13時10分
マツダが北米で展開しているフラッグシップSUV「CX-90」に試乗しました。そこで、国内で展開予定の兄弟車「CX-80」の姿も見えてきましたが、どのようなモデルになるのでしょうか。
■北米マツダの最上級SUV「CX-90」で見えた「CX-80」の姿とは?
2017年末に発売されたマツダ「CX-8」は、「CX-5」のロングバージョンともいえる3列シートのSUVです。
マツダによれば、ミニバンに代わるユーザーの受け皿としてCX-8を開発。そのコンセプトは多くの共感を呼び、マツダの想定を超えるほどのヒットモデルとなりました。
しかし、そんなCX-8ですが、残念ながら2023年内での生産終了が伝えられています。
後継モデルとなるのが、「ラージ商品群」と呼ばれる縦置きエンジン+後輪駆動のドライブトレインを採用する大型SUVシリーズの1台となる「CX-80」です。果たして、CX-80はどんなモデルとなるでしょうか。
間違いないのは、すでに国内で販売されている「CX-60」と多くのメカニズムを共用することです。
たとえばパワートレインは、CX-60と同様にベーシックタイプとして排気量2.5リッターの直列4気筒エンジン、そこに大型バッテリーと強力なモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド、世界的にも珍しい直列6気筒ディーゼルエンジン(排気量3.3リッター)、そしてそんなディーゼルに小型モーターを組み合わせたハイブリッドの計4タイプとなることでしょう。
CX-80の車体サイズはCX-8に対して一回り大きくなり、全幅はCX-60と同じく1890mm、全長はおそらく5m弱となるでしょう。ちなみにCX-8は全長4925mm×全幅1840mmです。
もちろん、3列シートモデルという特徴は不変。加えて、CX-60に対して2列目シートの取り付け位置が後ろ寄りとなり、座る人の膝回りの余裕が増すことも確実です。
CX-60に対する前席~2列目席間距離の拡大は、CX-5に対するCX-8と同様に15cmほどとなるでしょう。居住性において、3列目を使わなくても大きなメリットがあるのです。
また、CX-8の3列目の特徴は「ミニバンほどではないが、同クラスのSUVのなかでは広くて実用的」というものでしたが、これはCX-80でも変わらないと考えていいでしょう。つまりCX-8オーナーであれば問題なく受け入れられるはずです。
CX-80の居住性をCX-60と比べると「3列目が追加されるだけでなく2列目も広い」となります。
筆者(工藤貴宏)は先日、アメリカに行き「CX-90」というマツダの北米向けの3列シートSUVに試乗してきました。
このCX-90はCX-8よりも一回り大きな「CX-9」の後継モデルですが、そこにはCX-80のヒントも隠れていました。
たとえば、1列目と2列目の間隔、そして1列目から3列目までの距離です。それらを測ってCX-8(ホイールベースはCX-9と変わらないので居住スペースの前後方向の寸法はCX-9と同等と考えられる)と比べてみると、ほぼ一致。つまり、CX-80の1列目から3列目までの距離はCX-8と同等でしょう。
いっぽうで、直列6気筒エンジンを搭載するため長くなったボンネットの分だけ、全長が伸びると考えてよさそうです。
また、スタイリングもボンネットの長さに対してキャビンの比率が短めのCX-60と異なり、ロングホイールベース化とともにキャビンが後方に伸びることでプロポーションが伸びやかになるのも間違いありません。
CX-90に対してCX-80は「ボディは長さと幅をちょっと縮めるけれど雰囲気は同様。(前後方向の)室内スペースはほぼ変わらず」のパッケージになると考えていいでしょう。室内の幅は若干広がります。
乗り心地はどうでしょうか。
マツダのラージ商品群といえば乗り心地が話題になることも多いですが、CX-90の印象を言えばCX-60に対して改善されていて、十分に納得できるものでした。
路面の段差からの入力を受けての最初の衝撃はそれなりにありますが、その後の収束がよく、車体の上下動が止まるのが早いと感じたのです。乗員が揺さぶられる感覚は大きく緩和され、乗っていて納得できるものでした。
ただ、北米向けモデルはオールシーズンタイヤを履くためそれにあわせたサスペンションのセッティングが施されていて、それが乗り心地に好影響を与えている可能性は否定できません。とはいえ、CX-60より改善されることは間違いないでしょう。
そんなCX-80のデビューは、2023年末もしくは年明け2024年のそう遅くない時期と言われています。
ただし「それよりもやや遅れたタイミングになりそう」という情報も入ってきました。いずれにせよ2024年の夏前には公開される可能性が高そうです。
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