約4000万円の日産「4ドアGT-R」が凄い! ほぼ新車のボルト1本から復活させた内外装に驚愕! R35より高い個体とは
くるまのニュース / 2023年10月2日 11時50分
日産「スカイライン」にはハイパフォーマンスバージョンの「GT-R」が設定されており、中でも初代ハコスカGT-Rは驚愕の価格で取り扱われています。
■クルマ好きなら1度は乗ってみたい「ハコスカGT-R」
日産の数あるラインナップの中でもっとも歴史のあるクルマがスカイラインです。
そのハイパフォーマンスバージョンとなる「スカイラインGT-R」は歴代通して高い人気を誇っていますが、初代スカイラインGT-Rの中古車が約4000万円で流通しています。
ハイパフォーマンスカー好きなら誰もが知っている日産「GT-R」は、現在の同社ではフラッグシップカーとして取り扱われています。
過去のGT-Rはスカイラインから派生したハイパフォーマンスモデルで、その歴史は50年以上前までさかのぼります。
初代から2代目までのスカイラインは、1957年から1968年までプリンス自動車工業が製造、販売をしていましたが経営不振のため、日産と合併します。
その時に誕生した3代目スカイラインが、角ばった箱型のスカイラインということでハコスカと呼ばれるモデルです。
ハコスカは1.5リッターのファミリーカーでありながら、スポーツ走行も可能なほどのスペックで当時では珍しいディスクブレーキを採用したクルマでした。
そのハコスカのエンジンを2リッター直列6気筒まで拡大し、レース用のクルマとして販売を始めたのが初代スカイラインGT-Rになります。
新車価格は150万円ほどで現在の1000万円を優に超える価値に相当しますが、それでも前期と後期を合わせた4年間で2000台近く販売するほどの人気車種となりました。
それもそのはず、当時のクルマは最高出力が100馬力を超えれば十分な高性能にも関わらず、ハコスカGT-Rは160馬力もありました。
同世代の国産スーパースポーツカーにトヨタ2000GTがありますが、最高出力が150馬力ということを考えるとハコスカGT-Rがいかに高性能であるかわかります。
ハコスカGT-Rはいまのクルマに比べると乗りにくさこそはありますが、運転する喜びと所有する喜びを同時に満たしてくれる数少ないクルマということもあり、中古車市場でも高値で取引されています。
程度のいい状態だと1000万円はくだらないほどの人気ですが、今回のハコスカGT-Rはさらに高値で推移していて、話題を集めています。
■ネジ1本まで新品というハコスカGT-Rのお値段はいかほど?
今回紹介するハコスカGT-Rは、鹿児島県にある新中古車販売店の「オートパンサー」で取り扱われている極上の1台です。
S20型エンジン搭載の「PGC型」とよばれる1969年式の初期モデルで、現行「GT-R NISMO」の新車価格の2800万円を超える3950万円のプレミア価格となっています。
なぜここまでの高額の価格設定かというと入手困難なパーツが多数あるにも関わらず、ネジ1本までこだわり新車同様のコンディションで蘇らせたことにあります。
エンジンはもちろんのこと、サスペンションのアームやブッシュ類まで1度取り外した状態でボディを再塗装しています。
エンジンも新車に近い状態で搭載しており、エグゾーストマニホールドも管楽器のような美しさです。
ネジの1本まで新車同然に再現したハコスカGT-R
もちろん、内装部分においても博物館に展示してあるような品質であるにも関わらず、オリジナルの状態を忠実に再現しています。
オリジナルの状態を復活させるためにボルト1本に至るまでこだわったため、レストアに要した期間は2年もかかっています。
オートパンサーの担当者は次のように話します。
「ハコスカGT-Rはやはりファンの方から多くの反響があります。
ハコスカやGT-Rが好きで『昔乗っていた』という人が実際に店舗まで車両を見にくるということがあります。
実際に過去にハコスカなどに乗っていた人からは『懐かしい』『やっぱりかっこいい』などの声があります。
価格的な面でも実際に購入をしたいという人は現状はいません。しかし、新車に近い状態にしてあるハコスカGT-Rは珍しく、『キレイなハコスカGT-Rを一目みたい』という人が多く当店へ訪れます」
※ ※ ※
現存するハコスカGT-Rが減少傾向であるなか、今回の新車のようなコンディションは今後登場しないといえます。
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