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トヨタ「快適バン」実車展示! 後席の「キャプテンシート」が凄い! 「アルファード」と違うラグジュアリーモデルとは

くるまのニュース / 2023年10月5日 14時50分

トヨタのラグジュアリーミニバンと言えば「アルファード/ヴェルファイア」が有名ですが、ビジネスユーザー向けにも快適なモデルが存在しました。

■「Luxury For Business」をテーマにしたトヨタの快適バンとは

 昨今、ラグジュアリーミニバンというジャンルが定着していますが、商用バンのトヨタ「ハイエース」にも快適な後席を備えたモデルが存在します。
 
 愛知県で開催された、とあるハイエースイベントに展示された快適な商用バンとはどのようなものなのでしょうか。

 商用バンのハイエースには多彩な仕様が存在します。

 荷物の積載に特化したものから人の移動に特化したものなど様々なものが挙げられますが、かつて後席にオットマンが付いた豪華仕様と言えるハイエースも存在しました。

 現在、豪華なハイエースといえば送迎ニーズに対応するために設定されている「グランエース(海外向けハイエース300の乗用版)」が販売されています。

 その一方でかつてハイエースをベースにトヨタ車体が特装車として製造をしている10人乗り「ファインテックツアラー」というモデルが存在します。

 このファインテックツアラーは、トヨタ特装車の「TECS(TOYOTA EASY CARRY SYSTEM)」でラインナップしているモデルです。

 TECSとは、効率的な輸送・荷役作業システムにより、物流コストの低減をはかることを目的として1972年に1号車を発売されました。

 その後、1996年に「TOYOTA EXCELLENT CONVERSION SERIES」(トヨタの優れた特装車シリーズ)と名称を変更。

 現在では、ハイエースをベースとした送迎用の幼児バスを始め、小型トラック「ダイナ」をベースにした冷凍・保冷車なども存在します。

 そのラインナップの中で、ハイエースのビジネス送迎車として展開されているのが「ファインテックツアラー」です。

 見た目は従来のハイエースとほぼ変わらず、定員人数はベース車両と同じ10人乗りとなるものの、標準車のシートが外されレイアウトが大きく変更されており、「ロング(ミドルルーフ・ベースはGLグレード)」と「スーパーロング(ハイルーフ・ベースはグランドキャビングレード)」というタイプが設定されています。

 最大の特徴は、2列目・3列目に装着される「リラックスキャプテンシート」です。

 これは両側アームレストやオットマン、また折りたたみ式サイドテーブルが搭載するロングスライド可能な独立シートとなっています。

 なお、このシートは横にスライドすることも可能でショルダーサポートがあるシートが装着されていながら車室内のウォークスルーが出来るようになっています。

 その他、「スーパーリラックスモード」という4人掛けとなる4列目シートを左右に跳ね上げることで6人乗り仕様。

「ビックラゲージモード」というリアシートをすべて前方にスライドさせた4人乗車仕様。

「リアフラットモード」という2列目・3列目シートをリクライニングして倒し車中泊なども可能な仕様にレイアウトを変えることが可能です。

 そのほか、「ロング」ではベースグレードには無い左右デュアルスライドドアの5ドア仕様に。「スーパーロング」は、通常では畳めない4列目シートが左右に折りたためるスペースアップシートが採用されるなど、より便利で幅広いユーザーへのニーズに応えた仕様となっています。

 パワートレインは、2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジンに6速ATを組み合わせており、2WDと4WDがそれぞれで選択可能です。

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