マツダ「ロードスター」が超レトロに大変身！ なぜ「ふるさと納税」に登場？ 600万円で手に入る「斬新カスタムカー」の正体とは

クルマ好きならば思わず目を留めてしまう“とあるアイテム”が「ふるさと納税」の返礼品に用意されたことから、高い注目が集まっています。一体どのような内容なのでしょうか。

■マツダ「ロードスター」が超レトロに変身！

　茨城県鉾田市が「ふるさと納税」の返礼品として用意している“とあるアイテム”が、クルマ好きならば思わず目を留めてしまうことで注目が集まっています。

　そのアイテムとは、マツダ「ロードスターRHT（3代目：NC型）」専用のボディキットである「ナイチンゲール」。

　実際に返礼品の情報を見ると、とてもベースモデルがロードスターだったとは思えないほど個性的にカスタムされたオープンカーの画像が掲載されています。

　このボディキットはどのようなもので、一体なぜカスタムカー用のボディキットがふるさと納税の返礼品になっているのでしょうか。

　今回紹介するナイチンゲールとは、自動車用パーツなどの製造を行う有限会社イバフルのカスタムブランド「ダックスガーデン」から展開されているオリジナルボディキットです。

　前述のように、マツダの3代目ロードスターRHTをベース車両として取り付けるアイテムで、かつて開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2017」ではコンセプトカー部門で優秀賞を獲得していることから、業界内でも高い評価を受けていることが分かります。

　このロードスターは、本来はボディ全体に丸みを帯びたシンプルなデザインが特徴のモデルですが、ナイチンゲールのボディキットを全身にまとうと雰囲気が一変。

　丸目2灯のヘッドライトやスラントノーズなどのレトロなアイコンで構成されたフロントフェイルなど、まるで海外のヒストリックカーやスーパーカーのようなクラシックな雰囲気を漂わせつつも、どこかモダンさも感じる時代に縛られないタイムレスで新鮮なデザインを実現しています。

　同車についてダックスガーデンは「マツダ『ファミリア ロータリークーペ』をモチーフに大人が満足できるカスタムカーを追求し開発した」といい、フロントフェイスやテールの表情にその片鱗を感じることができます。

　また、このボディキットの魅力はデザインだけにとどまらず、「安心して公道走行が可能」という点も大きなメリットとして挙げられます。

　ナイチンゲールのボディキットをフル装備したロードスターは、すべての変更箇所に車検対応な構造を採用しており、さらに可能な限り無加工で装着できるよう、ボルトオンおよびボンドオンで大半のパーツが装着完了するボディキットとなっています。

　例えばフロントバンパーやリアバンパーは純正パーツを外した箇所にボルトオンで取り付けられ、フェンダーカバー前後及びトランクスポイラーはパネルボンドで貼り付けることで簡単に固定することが可能。

　ただし、リアフェンダーの一部やリバースランプの取り付けなどの一部箇所には加工が必要だったり、リアバンパー脱着に伴うナンバープレートの再封印は必要となるなど、注意点もあるので所望する人は事前に確認しておいた方が良いでしょう。

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　なぜクルマのボディキットがふるさと納税の返礼品に用意されたのかを見てみると、実は今回の返礼品を用意する茨城県鉾田市は、ダックスガーデンを展開するイバフルが本拠を構える場所であるのです。今回の返礼品は大きな話題を呼ぶ良いコラボレーションを展開できたと言えるのではないでしょうか。

　ちなみに紹介したボディキットを返礼品で貰うには、茨城県鉾田市への600万円の寄付が必要になります。

　また、返礼品には塗装や取り付け工賃などの費用は含まれていますが、ベースとなるロードスターの車両本体は含まれておりませんので、すでにロードスターを所有している人あるいはこれから購入する人は、カスタムの手段のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。