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トヨタが新型「bB」を復活!? 箱型「ワル系」小型ワゴンの発表に「懐かしい」「車中泊できそう!」と期待大!

くるまのニュース / 2023年10月23日 14時50分

トヨタは「ジャパンモビリティショー2023」に「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」を出展します。箱型ボディで様々な使い方を提案する中、懐かしい車名を冠した「bBコンセプト」の名も。これに対し多くの人がSNSなどで反応を示しています。

■商用のみならずプライベートでの活用も提案する「カヨイバコ」とは

 トヨタは第1回「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023:JMS2023)」(一般公開:10月28日から11月5日)で、ハコ型モビリティのコンセプトカー「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」を世界初公開します。
 
 その使い方のひとつとして「bBコンセプト」の名が提案されたことから、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。

 コンセプトカーのカヨイバコは、箱型ボディを持つコンパクトなバッテリーEV(BEV:電気自動車)。

 トヨタは「“好きなときに・好きな場所で・好きなことができる”モビリティの未来を実現するコンセプトモデル」だと説明します。

 トヨタではそんなカヨイバコのイメージ画像を複数公開し、ビジネスからプライベート用途まで、多様な活用法について提案しています。

 なかでもプライベート用途では、様々なシーンを紹介しています。

 ひとつは、オフロードタイヤやルーフキャリアなどを備えた「アウトドア仕様」にカスタマイズされたモデルです。

 湖畔でカヌーやキャンプを楽しむシーンや、屋根にスノーボードなどを積み込んだカヨイバコが雪原に乗り入れるシーンなどを紹介し、遊びの道具として大活躍している様子が伝わってきます。

 一方で、アウトドアとは真逆の夜の都会に置かれた黒いカヨイバコも紹介されています。

 こちらはローダウンとワイドタイヤ、大径ホイールを組み合わせた“ワル”っぽいバージョンとされ、フロント中央部には「bB+ CONCEPT」の文字が点灯していることが確認できます。

 この「bB」とは、トヨタが2000年から2016年まで2世代にわたり発売していたコンパクトハイトワゴンの車名です。

 エアロパーツを装着し迫力を増したカスタムグレードをメインに訴求するなど、若いユーザーを主なターゲットに見据えた戦略が支持され、デビュー早々から人気モデルとなりました。

 今回公開されたカヨイバコ“bB+ CONCEPT”の姿も、そんな初代bBをカスタマイズした雰囲気を想起されるものとなっています。

 トヨタの担当者は懐かしい車名の起用に対し、次のように説明します。

「かつてトヨタで販売していた『bB』を思い起こさせるようなイメージとしたことで、KAYOIBAKOは“アソビ”も出来るというひとつの提案として使いました」

 そんなカヨイバコ“bB+ CONCEPT”に対し、SNSなどではさっそく多くの反響が寄せられています。

■人気は今も絶大! 多くのユーザーから支持されていた初代「bB」

 カヨイバコ“bB+ CONCEPT”に対する意見として目立つのは、初代bBへのコメントでした。

「懐かしい!」「昔乗ってました」「シンプルなデザインが良かった」「今でも好きなクルマです」など、当時を振り替える声の多さから、広く愛されたモデルであったことがうかがえます。

トヨタ「KAYOIBAKO(カヨイバコ)“bB+ CONCEPT”」[JMS2023出展・コンセプトカー]トヨタ「KAYOIBAKO(カヨイバコ)“bB+ CONCEPT”」[JMS2023出展・コンセプトカー]

 また現役で使っているケースでは「ちょっとした引っ越しでも便利です」「狩猟で山間部に入った際の仮眠や獲物の積むのに使っている人がいる」などユニークな例も。

 コンパクトながら使い勝手も良好なbBは、今も根強い支持を集めているようです。

 また、今回のカヨイバコに対しては「シンプルな箱型がイイ」「クルマは本来ハコであるべきだと思うので“原点回帰”はアリです」「1人乗りというのがユニーク」「街で見るクルマの7割は1人乗りだから、時代に合っていると思う」「車中泊に使ってみたい」など、おおむね好評な様子。

 さらに「運転席が車軸の後ろにあるので、ワンボックスバンのように直接お尻の下で跳ねるような振動もなさそうで良い」と、実際にワンボックスカーを利用していると思われるユーザーならではの声もありました。

※ ※ ※

 カヨイバコのボディサイズは全長3990mm×全幅1790mm×全高1855mm、ホイールベース2800mmと非常にコンパクトです。

 運転席側にはドアがひとつですが、反対側はヒンジ式ドアとスライドドアが組み合わされ、中央部の柱がないピラーレス構造により乗降性が高められています。

 小さなスペースで済むバッテリーEV用パワートレインの特性を生かし、ドライバーの乗車スペースを極限まで前方に配したことで、全長4m級のコンパクトサイズながら室内長3127mmを確保しているといいます(運転席側は2141mm)。

 SNSなどでは「市販化されるのかな」「ハイトワゴンはルーミーかソリオの2択だったので気になる」など、早くも市販化に期待するコメントも見られます。

 カヨイバコはあくまでもショーに出展されるコンセプトモデルですが、JMS2023会場での反響次第では、近い将来の市販化も大いに期待できるかもしれません。

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