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日産が次期「エルグランド」を発表!? 世界初公開の新型「プレミアムミニバン」に注目! 元祖「キング・オブ・ミニバン」全面刷新の可能性は

くるまのニュース / 2023年10月30日 12時10分

日産は第1回「ジャパンモビリティショー2023」で、新型コンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」を世界初公開しました。同車は高級ミニバン「エルグランド」の次期型を思わせるコンセプトカーとして注目を集めていますが、一体どのような意味合いを持つコンセプトカーなのでしょうか。

■日産が新型「プレミアムミニバン」を初公開

 2023年10月25日から開催された第1回「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」で、日産は新型コンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー(以下、ハイパーツアラー)」を世界初公開しました。
 
 日産にはラージサイズの高級ミニバン「エルグランド」がラインアップされていますが、今回初公開されたハイパーツアラーはエルグランドの次期型モデルを彷彿とさせる堂々としたボディサイズや先進的なスタイリングが取り入れられており、その正体について注目が集まっています。

次期エルグランドを彷彿とさせる!? プレミアムミニバン「ハイパーツアラー」次期エルグランドを彷彿とさせる!? プレミアムミニバン「ハイパーツアラー」

 日産はハイパーツアラーについて、「おもてなしの精神や上質さ、自動運転をはじめとする数々の先進技術を融合した“プレミアムEVミニバン”」と説明。

 完全自動運転が可能なEVとしたことで滑らかな走行を実現し、同乗者と車内で過ごす時間をより一層楽しむことができる、快適な移動空間として提案するモデルだといいます。

 そのエクステリアは、シンプルで大きな面構成のボディパネルとシャープなキャラクターラインが組み合わされ、組子模様のホイールやボディカラーも相まって“日本の伝統美”を感じさせるもの。

 ウインドウ下のショルダーラインを走り車体を一周する白い光るLEDライトは、未来的な印象を与えるだけでなく、ヘッドライトやシグネチャーランプとしても機能します。

 前後のドアはともにスライドタイプで観音開き式に開くうえ、Bピラーレスの構造を採用したことで、外から見ても伝わる広々とした空間が車内に広がります。

 フルフラットのフロアには全面的にLEDパネルを搭載。車内に川床や空など自然の風景を映し出すことで、よりリラックスした移動を可能とし、デジタルと自然を融合させた新しいラグジュアリー感も演出しています。

 また完全自動運転モードで走行中には運転席と助手席を反転させることが可能で、前後シートの乗員同士が顔を向かい合わせてコミュニケーションを楽しむこともできます。

 そんなハイパーツアラーの最大の特徴は、全固体電池を搭載した革新的なパッケージングによって超低重心化を実現した「ニッサンEVテクノロジービジョン」を採用している点と、進化した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載している点にあります。

 これらを組み合わせたことにより、4輪を自在に制御した滑らかな加減速と安定感のある走りを実現。運転席と助手席が反転して後ろ向きとなっている状態であっても“クルマ酔い”を起こしにくく快適な乗り心地を提供できるようになりました。

■次期型「エルグランド」の示唆なのか?

 JMS2023の日産ブースでハイパーツアラーについて解説する担当者は、同車について次のように説明します。

次期エルグランドを彷彿とさせる!? プレミアムミニバン「ハイパーツアラー」次期エルグランドを彷彿とさせる!? プレミアムミニバン「ハイパーツアラー」

「ハイパーツアラーは、あくまでも日産の持つ高いEV技術や自動運転システム、そして電動駆動4輪制御技術『e-4ORCE』を快適な移動空間として最大限に活用した一例としての提案モデルです。

 そのため、今回多くの方が同車から連想いただいている『次期型エルグランド』のデザインや構造について直接的に伝えるコンセプトカーではなく、エルグランドのモデルチェンジについても言及できる段階にはありません」

 さらに、Bピラーレスの構造や、観音開き式の前後スライドドアなどについても、必ずしも今すぐ市販車へと反映されるわけでは無いとのこと。

 しかしその一方で、ハイパーツアラーの解説の節々にエルグランドを匂わせる要素が見え隠れしていることから、“たまたまサイズが似通ってしまっただけの全く関連性が無いモデル”とまでは言い切れないようです。

 そのほかにもハイパーツアラーの構造における面白い箇所としては、通常のエンジン車ではボンネットにあたる部分が、よく見るとカウルとなっている点でしょう。

 同車はEVのため当然エンジンが不要となり、フロントガラスの先端がそのまま延長して車体の正面まで繋がっているのですが、その上に乗るカタチでカウル形状のパーツを採用したことで、空力性能を上げながら、従来のミニバンのイメージを継承した心理的にもより受け入れやすいスタイリングを実現しました。

 この特徴的な構造は日産がJMS2023で公開した他のコンセプトカーにも採用されており、これについて先程の担当者は「EVだからといって、必ずしもフロントがストンと落ちるスタイリングにする必要はありません。日産は将来のクルマに向けた自由で優れたスタイリングについても、JMS2023で提案しているのです」と説明します。

※ ※ ※

 JMS2023は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催しており。一般公開は10月28日から11月5日までです。

 プレミアムEVミニバンとして日産が初公開したハイパーツアラーは、先述した斬新で高級感のあるスタイリングとインテリアから同イベントの注目車種のひとつとなっており、最新の日産のデザインを実車で確認できる貴重な機会といえるでしょう。

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