豪雨被災の「湯河原パークウェイ」2年4か月ぶり復活！ 再開1週間「無料開放」のあと料金値上げへ

神奈川県湯河原町の有料道路「湯河原パークウェイ」が、2年4か月ぶりに供用を再開します。

■軽・普通車は600円に

　災害で通行止めが続いていた神奈川県湯河原町の有料道路「湯河原パークウェイ」が、2023年11月10日6時に通行を再開します。

　湯河原パークウェイは、奥湯河原と湯河原峠を結ぶ全長5.7kmの道路です。伊豆箱根鉄道が経営しており、真鶴・湯河原と箱根峠・芦ノ湖・御殿場を結ぶ観光ルートとして使われています。例年11月下旬から12月上旬は、紅葉の見頃を迎えます。

　しかし2021年7月、奥湯河原温泉ゲートから約0.4kmの地点で豪雨により路面が約20mにわたり崩落し、以来、長期にわたり通行止めが続いています。今回、その復旧工事が実施され、2年4か月ぶりに再開へとこぎ着けた形です。

　なお、再開にあたり通行料金が値上がりします。伊豆箱根鉄道によると、道路の維持管理費や今回の災害復旧費を確保するためとし、消費税率変更に伴う改定を除くと1983年10月以来40年ぶりの引き上げといいます。

　料金は、二輪車が340円から400円に、軽・小型・普通車が500円から600円に、マイクロバスが1190円から1400円に、その他バスや大型貨物車が1950円から2300円にそれぞれ改定されます。軽・小型・普通車用の回数券（13回券）は、5000円から6000円に値上がりします。

　なお、通行再開の11月10日から16日までの1週間は、「長期通行止めのお詫びと、ご理解・ご協力への感謝の気持ちを込めて」（伊豆箱根鉄道）全車種が無料で通行できます。

　通行止め開始の2021年7月3日時点で有効だった回数券の有効期間については、料金徴収再開（2023年11月17日）までの867日分を延長する措置が取られます。