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900万円級!? トヨタ新型「クラウンセダン」 超豪華な「フルオプション仕様」いくらになる? 最高級セダンの中身とは?

くるまのニュース / 2023年11月14日 12時10分

トヨタが2023年11月13日に発売する新型「クラウンセダン」にオプションをすべて選択すると、果たしていくらになるのでしょうか。

■新型「クラウンセダン」フルオプション仕様 まさかの900万円級!?

 トヨタは2023年11月2日、新型「クラウンセダン」を発表しました。13日の発売を予定しています。
 
 そんな新型クラウンセダンには、どのようなメーカーオプションが用意され、すべて選択するといくらになるのでしょうか。

 1955年の登場後から現在まで、トヨタの高級乗用車かつ日本を代表するクルマとしてラインナップされてきたクラウンは、新型で16代目となりました。

 2022年7月に世界初公開されたクラウンは、歴代初(一部を除く)のグローバルモデルとして登場。従来と同様のセダンに加え「クロスオーバー」「エステート」「スポーツ」という計4つのボディタイプが用意されました。

 このうち新型クラウンセダンは、16代目クラウンシリーズの第3弾モデルとして登場しますが、ほかのタイプとは全く異なった「正統派」なモデルであることが特徴です。

 コンセプトは「新たなフォーマル表現でショーファーニーズにも応える正統派セダン」を提唱し、シリーズ中唯一4ドアセダン+FR(後輪駆動)というレイアウトを採用するなど、従来のクラウンから引き継がれてきた立ち位置を維持しています。

 ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベースは3000mmと16代目では最大です。

 パワートレインは2.5リッターガソリンエンジン+2モーターのマルチステージハイブリッド(HEV)もしくは、クラウン初となるモーターのみの燃料電池自動車(FCEV)の2種類を用意。

 エクステリアデザインは「ハンマーヘッド」モチーフデザインのフロントフェイスや真一文字のテール、横いっぱいに広がる「CROWN」の文字エンブレムは16代目すべてのモデルで共通しています。

 一方、クーペをイメージさせる伸びやかなサイドシルエットや、風格ある印象を与える縦バーのロアグリル、フィンタイプのホイールなどが高級感と威厳を与えています。

 インテリアも、ディスプレイやシフトなどをひとつの「島」としてまとめたスタイルであるアイランドアーキテクチャーデザインを採用したほか、直線基調のインパネなども16代目に共通しています。

 クラウンセダンでは、このデザインをベースにしながらも杢目調パネルや64色のアンビエントライトを装備するなど、落ち着きのある仕上がりを演出。

 インテリアカラーもフォーマルなブラックとシックなミッドブラウンを用意しており、全体的に大人びた空間となっています。

 またショーファーカー需要に対応するため、長いホイールベースを確保しリアシートの居住性も高めており、後席に座るゲストやオーナーをもてなすためのリラクゼーション機能やシートベンチレーション、電動リクライニングを装備しています。

 新型クラウンセダンはパワートレインが異なる1グレードの展開で、価格(消費税込)は「Z (HEV)」が730万円、「Z (FCEV)」が830万円です。

 このFCEVモデルをベースに、選択可能なオプションを見ていきます。

 まずボディカラーは6色の設定ですが「マッシブグレー」を除いた「プレシャス」系統5色は5万5000円の有償となっています。

「プレシャスメタル」や「プレシャスブロンズ」といったカラーは、新型クラウンシリーズだけでなく「アルファード」などにも採用された新世代のトヨタ車共通のボディカラーです。

 次に機能装備を見ていくと、選択できるオプションはわずか3点のみとなっており、1グレード展開かつトヨタブランド最高級車ということもあってか、すでに多くの装備が標準となっているようです。

 オプションとして設定されているのは「パノラマルーフ(電動ロールシェード&挟み込み防止機能付)」(11万円)と手持ちのスマートフォンがキー代わりになる「デジタルキー」(3万3000円)です。

 さらに、パッケージオプションとして「BLACK PACKAGE(ブラックパッケージ)」(19万8000円)を用意しています。

 ブラックパッケージでは、ヘッドランプモールやウインドウモール、バンパーモールといったサテンメッキパーツがブラックメッキへと変更されます。

 さらに、ホイールも19インチクロームメタリックから、ホイール幅が太くなった20インチブラックスパッタリング塗装のものが装備され、精悍な印象を与えるオプションです。

 これらのオプションをすべて選択し、ディーラーオプションとして定番のフロアマットとサイドバイザーを装着すると、装備されるオプションの一覧と価格は次のようになります。

●メーカーオプション(総額39万6000円)
 ・ブラックパッケージ:19万8000円
 ・パノラマルーフ(電動ロールシェード&挟み込み防止機能付):11万円
 ・デジタルキー:3万3000円
 ・有償色(プレシャスホワイトパール/プレシャスシルバー/プレシャスブラックパール/プレシャスメタル/プレシャスブロンズのいずれか):5万5000円

●ディーラーオプション(総額10万6700円)
 ・フロアマット(エクセレントタイプ):7万3700円
 ・サイドバイザー(ベーシック):3万3000円

 以上のオプションを装備した結果、新型クラウンセダン Z(FCEV)の車両本体価格は880万2700円となりました。

※ ※ ※

 これに登録費用や各種税などを含めた乗り出し金額は900万円近くになり、歴代クラウンとしても最高額級になります。

 また、ディーラーオプションではこのほかにも多彩なアイテムを用意しているほか、「モデリスタ」エアロパーツなども設定しています。

 車両本体価格は1000万円近くになりますが、自分好みのクラウンセダンに仕上げることが可能です。

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